記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「SEOはもう古くてLLMOが普通になってくるんですか?」。Yahoo!知恵袋には、こうした質問が投稿されています。めぐみやが使っているSearch Console(Googleの無料の検索分析ツール)にも、「ai検索対策をしないと今後どんなリスクがあるのか?」「seoで上位なのにaiに引用されない理由は?」のように、質問文そのままの検索語が表示されるようになりました。営業の電話や記事で「LLMO対策」を勧められ、やらないとまずいのか、SEOと何が違うのかを判断できずにいる方もいらっしゃるでしょう。
LLMO・AI検索対策についてのご相談は、めぐみやでも最近増えています。中小企業のWeb集客を専門とする立場から、結論を先にお伝えします。LLMO対策の中身の多くは、SEOの基本と同じです。主な違いは、AIごとに情報を集めるロボットが別であることと、成果を順位のような1つの数字で確かめられないことの2つです。LLMO対策とSEOのどちらに取り組むにも、見込み客に役立つ情報と、自社の正しい情報を出していることが前提になります。
本記事では、Google・OpenAI・Perplexity・Anthropic・Microsoftが公開している文書で確かめられることをもとに、
- LLMO対策の意味と、AIO・GEO・AEOとの違い
- SEOと共通する部分と、主な2つの違い
- いま取り組むべきかの判断と、中小企業が自社でできる5つの手順
を順にご紹介します。生成AIを使った記事の作り方と、GoogleのAI検索で表示されるための考え方は「生成AIでSEO記事を作るには?Googleの見解と手順・注意点」に譲ります。本記事は、LLMOという言葉の整理と、会社として何をするかを扱います。
- 「LLMO対策」を勧められたが、やらないとまずいのか判断できない経営者の方
- SEOとLLMO対策の違いを、自分の言葉で説明できるようになりたい方
- 技術の担当者がいなくても、自社でできることから始めたいWeb担当者の方
LLMO対策とは?ChatGPTなどの生成AIの回答で、自社の情報が取り上げられるようにする取り組み

LLMO対策とは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIが答えを作るときに、自社の情報が取り上げられ、参照元として示されるようにする取り組みです。LLMO対策という言葉は、Googleの検索結果に出る「AIによる概要」や「AIモード」も対象に含めて使われることが多くあります。中身の多くはSEOの基本と重なり、Googleも、Google検索のAI機能でSEOは引き続き有効だと説明しています。
LLMOの意味:ChatGPTやGeminiのようなAI(大規模言語モデル)に向けた最適化
LLMOは「Large Language Model Optimization」の略で、日本語では大規模言語モデル最適化と訳されます。大規模言語モデル(LLM)は、大量の文章から学び、人の質問に文章で答えるAIの仕組みです。ChatGPT、Gemini、Claudeなどがこれにあたります。検索エンジン向けの最適化をSEOと呼ぶのになぞらえた呼び方で、決まった規格や認定があるわけではありません。
本記事では、検索エンジンでもAIの回答でも、自社の情報が見つかり、正しく伝わる状態をつくる取り組みとして扱います。どのAIを相手にしても、出発点は自社のサイトに書かれている内容です。
LLMO対策の対象になるAIの回答
LLMO対策で意識するのは、次のような場所に出るAIの回答です。どのサービスも、利用者の質問に合わせて文章で答え、場合によっては参照したページを示します。
| サービス | 回答が出る場所 |
|---|---|
| Google検索 | 検索結果の上に出る「AIによる概要」、AIと対話しながら調べる「AIモード」 |
| ChatGPT(OpenAI) | ChatGPTの回答画面(Webを調べて答える検索機能を含む) |
| Gemini(Google) | Geminiアプリの回答画面 |
| Microsoft Copilot | Copilotの回答画面、Bing検索のAIによる要約 |
| Perplexity | Perplexityの回答画面 |
| Claude(Anthropic) | Claudeの回答画面(Web検索を使う場合) |
LLMO・AIO・GEO・AEOの違い
LLMOのほかに、似た意味の言葉がいくつか使われています。どの言葉にも決まった規格は無く、指す範囲が少しずつ違います。
| 言葉 | 何の略か | 主に指すもの |
|---|---|---|
| LLMO | Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化) | ChatGPTなど生成AI全般の回答に向けた取り組み |
| AIO | AI Optimization(AI最適化) | AIの回答全般に向けた取り組み。Googleの「AI Overviews(AIによる概要)」への対策を指して使われることもある |
| GEO | Generative Engine Optimization(生成エンジン最適化) | 生成AIが回答を作るときに参照されるための取り組み。LLMOとほぼ同じ意味で使われる |
| AEO | Answer Engine Optimization(回答エンジン最適化) | 質問に直接答える仕組み(AIの回答や、検索結果で答えを先に示す表示)に向けた取り組み |
表のとおり、4つの言葉は指す範囲が重なっていて、実務ではほぼ同じ取り組みを指します。提案書や記事でどの言葉が出てきても、同じものとして読んで差し支えありません。Googleは「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」というガイドで、AEOとGEOにも触れています。ガイドの立場は、生成AIの検索機能に向けた最適化も検索に向けた最適化であり、SEOと変わらないというものです。用語の短い説明は「Webマーケティング用語集」にもまとめています。
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LLMO対策とSEOの違いは?共通する部分と、主な2つの違い

LLMO対策とSEOは、やることの多くが共通しています。主な違いは、AIごとに情報を集めるロボットが別であることと、成果を順位のような1つの数字で確かめられないことの2つです。先に早見表で全体を見てから、共通する部分と違いを順に説明します。
SEOとLLMO対策の違いの早見表
観点ごとに並べると、次のようになります。目指す状態や使う道具も少しずつ違いますが、実際に「やることの中身」はほぼ同じです。本記事が違いとして取り上げるのは、「情報の入口」と「成果の確かめ方」の2つです。表の「クローラー」は、Webのページを読み集めるロボットのこと。道具はどれも無料で、Search ConsoleとGA4はGoogle、Bing Webmaster ToolsはMicrosoftが提供しています。
| 観点 | SEO | LLMO対策 |
|---|---|---|
| 目指す状態 | 検索結果で自社のページが上位に表示され、クリックされる | AIの回答で自社の情報が正しく扱われ、参照元として示される |
| 情報の入口 | 主にGoogleのクローラー(Googlebot) | Googlebotに加えて、AIサービスごとのクローラー |
| 成果の確かめ方 | 掲載順位・表示回数・クリック数 | AIに聞いて答えを確かめる・出典として示された回数・AIからの訪問数 |
| 使う道具 | Search Console・GA4 | Search Console・Bing Webmaster Tools・GA4 |
| やることの中身 | 役に立つ独自の内容・検索の技術的な基本・運営者と実績の明示 | SEOと同じ。加えて、クローラーを止めていないかの確認と、AIに自社のことを聞いて答えを確かめること |
共通する部分:役に立つ独自の内容と、Googleに正しく見つけてもらえる状態
Googleのガイドによると、Google検索の生成AI機能は、通常の検索と同じランキングと品質の仕組みの上に作られています。回答には、検索のインデックス(Googleが集めたページの目録)に登録されたページが使われます。そのため、読者の役に立つ独自の内容を書くことと、ページが正しく見つけてもらえる状態を保つことは、SEOでもLLMO対策でも同じ仕事です。
ガイドが最も重視しているのは、独自性があり価値の高い内容です。どこにでも書いてある一般論を言い換えただけのページは、検索でもAIの回答でも、自社を選んでもらう理由になりにくいでしょう。誰が書き、どんな経験に基づく内容かが読み手に伝わることも、検索とAIで分けて考える必要はありません。
違い1:AIごとに情報を集めるロボット(クローラー)が別で、サイトの設定しだいで読まれない
Webのページを読み集めるロボットを、クローラーと呼びます。Google検索とそのAI機能の土台は、Googleのクローラーが集めたページです。一方、OpenAI(ChatGPT)、Perplexity、Anthropic(Claude)は、検索機能で使うクローラーの名前を公開しています。学習に使うクローラーに別の名前を付けているのは、OpenAIとAnthropicです。
各社は公式の文書で、サイトの設定ファイル(robots.txt)で検索用のクローラーを止めると、その会社の検索機能での表示に影響すると説明しています。これまでSEOだけを意識してきたサイトでも、一度は確かめておきたい設定です。クローラーの名前と確かめ方は、手順2 robots.txtでAIの読み取りを止めていないか確かめるにまとめました。
違い2:順位のような1つの数字で、成果を確かめられない
SEOでは、狙った検索語で何位に表示されたかという、分かりやすい数字があります。AIの回答には順位がありません。同じ質問でも、聞く人や聞くたびに答えが変わることがあります。
そのため、LLMO対策の成果は複数の材料を組み合わせて確かめます。AIに実際に聞いて答えを記録すること、AIの回答で出典として示された回数、AIからサイトに来た訪問の数です。AIの回答だけで用が済み、ページを開かずに終わる検索(ゼロクリック検索)もあるため、訪問の数だけでは測りきれません。
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LLMO対策はやらないとまずい?先にSEOの基本が整っているかを確かめる

LLMO対策のために特別な作業を急いで足す前に、確かめたいことが2つあります。自社のサイトが検索で見つかる状態にあるか、自社のお客様がAIでも探しているか、です。業者からLLMO対策を別料金で提案されたときに確かめることも、この章でお伝えします。
AIの時代も、土台はSEO:「SEOは古い」と言われたときの考え方
冒頭で紹介した「SEOはもう古くてLLMOが普通になってくるんですか?」という質問のように、SEOからLLMOへ乗り換える必要があるのかと迷う方は少なくありません。Googleはガイドの中で、生成AI検索でもSEOは有効かという問いに「手短に言えば、有効です」と答えています。
AIがWebを調べて答える機能も、まずページを見つけて読めなければ、そのページを回答に使えません。SEOの基本の上にLLMO対策が乗る、と考えると、乗り換えるかどうかで迷わずに済みます。
自社のお客様がAIで探しているかは、GA4の参照元で確かめる
AIからどれだけお客様が来ているかは、GA4(Googleの無料のアクセス解析ツール)で確かめられます。GA4は、訪問がどこから来たか(参照元)を区分(チャネル)ごとに数えています。ChatGPT、Gemini、Copilotなどから来た訪問は、「AI アシスタント」という区分にまとまります(Googleアナリティクスのヘルプ)。見るのは、この区分の訪問数と、検索エンジンから来た訪問数(「自然検索」の区分)を同じ期間で並べた数字です。GA4の「探索」という機能で並べられます。操作に慣れていなければ、GA4を設定した制作会社などに、この2つの数を出してもらう頼み方もあります。
判断の目安は、検索から来る訪問と比べたときの大きさです。AIからの訪問が検索からの訪問のごく一部にとどまるなら、急いで費用をかけるより、検索から来るお客様に役立つページを整えるほうが先です。ただし、GoogleのAIによる概要やAIモードから来た訪問は、「AI アシスタント」の区分には含まれません。そのため、この区分の数だけを見ると、AIからの訪問は実際より少なく見えることがあります。そもそも、AIの回答に社名が出ても、読み手がページを開かなければ訪問には残りません。AIの回答でどう紹介されているかは、この訪問の数と、手順1でAIに聞いた答えをあわせて判断します。AIからの訪問が問い合わせにつながっているかの確かめ方は、手順5 無料の道具で、AI経由の表示と訪問を確かめるで説明します。
検索に出ていない・会社名で公式サイトが出ないなら、SEOの基本が先
Googleのガイドは、生成AI機能でページが表示される前提を2つ挙げています。ページがインデックスに登録されていることと、検索結果にスニペット(ページの説明文)が表示される状態であることです。要件を満たしても表示は保証されない、とも書かれています。次の3つのどれかに当てはまるなら、LLMO対策より前に、検索で見つかる状態をつくる作業が先です。
- 主なページが登録されていない:Search Consoleの「ページ」の画面で、サービスページや会社概要がインデックスに登録されていない。
- 会社名で公式サイトが出てこない:社名で検索しても、自社のサイトが見つからない。
- サービス名と地域名で出てこない:「サービス名+地域名」で検索しても、自社のサービスページが表示されない。
Search Consoleをまだ使っていない場合は、登録するところから始めます。登録や確認は、サイトを管理している制作会社に頼むこともできます。
検索に出てこない原因と直す順番は「ホームページが検索されるようにするには?出てこない原因と対処手順」で解説しています。
「LLMO対策」を別料金で提案されたら確かめる3つ
LLMO対策を、SEOとは別の料金で提案されることがあります。提案を受けたら、次の3つを担当者に聞いてみてください。
- 通常のSEOと、作業の何が違うのか:作業の一覧を並べてもらい、SEOと同じ作業がどれかを確かめる。
- 何の数字で効果を確かめるのか:AIの回答には順位が無いため、報告で見せる数字と、その数字の取り方を聞く。
- 作業の中心が、特別なファイルや記事の量産になっていないか:Googleが不要と説明している作業や、AIで大量に作る記事が中心なら、しなくてよいことの章と照らし合わせる。
3つに具体的に答えられる提案なら、比べる材料になります。費用の相場と、SEOの月額に何が含まれるかは「SEO対策の費用相場は?施策別の内訳と月額に含まれる作業」で詳しく扱っています。外注するか迷うときは、次の章の5つの手順を自社で試してから、手が回らない部分だけを頼むと、提案を比べやすくなります。
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中小企業が自社でできるLLMO対策のやり方:5つの手順

自社でできるLLMO対策は、AIに聞く・robots.txtを見る・公式の事実を書く・質問に答える・測る、の5つです。めぐみやがご相談でお伝えしているのは、どの手順も、見込み客に役立つ情報を出すことが前提条件だということです。AIのためだけに作るページは、この5つに含めていません。
5つの手順の全体
手順の名前を押すと、その説明に移ります。「自社でできるか」の列は、技術の担当者がいない会社を想定した目安です。
| 手順 | やること | 自社でできるか | 使う道具 |
|---|---|---|---|
| 手順1 AIに聞く | 自社のことをAIに聞き、今の答えを記録する | できる(聞いて書き留めるだけ) | ChatGPT・Gemini・Copilot・GoogleのAIモードなど |
| 手順2 robots.txtを見る | AIのクローラーを止めていないか確かめる | 見るだけならできる(直すときは制作会社やサーバーの管理者に頼む) | ブラウザ |
| 手順3 公式の事実を書く | 会社概要・サービス・料金・対応地域を正しく書く | 文章の確認はできる(ページの修正はサイトの更新方法による) | 自社サイト・Googleビジネスプロフィール |
| 手順4 質問に答える | お客様の質問に、自社の経験で答えるページを足す | できる(材料はお客様からの質問) | 自社サイト・Search Console |
| 手順5 測る | AI経由の表示と訪問を確かめる | できる(無料の道具。最初の設定が要る) | Search Console・Bing Webmaster Tools・GA4 |
手順1 AIに自社のことを聞き、今の答えを記録する
最初に、AIが今、自社をどう説明しているかを確かめます。使うのは、お客様が使っていそうなAI(ChatGPT、Gemini、Copilot、GoogleのAIモードなど)です。次の4つの型で質問します。
| 質問の型 | 質問の例 |
|---|---|
| 社名で聞く | 「株式会社◯◯は、どんな会社ですか?」 |
| サービスで聞く | 「◯◯(サービス名)の特徴と料金を教えてください」 |
| 地域と業種で聞く | 「◯◯市で△△を頼める会社はどこですか?」 |
| 選び方で聞く | 「△△を頼むなら、どんな会社を選べばよいですか?」 |
答えは、聞くたびに変わることがあります。日付・使ったAI・質問・答えを表に書き留め、同じ質問で比べます。聞き直すのは、会社の情報やサービスを変えたときと、社内で決めた間隔です。
答えに間違いがあったら、まず、間違いの元になりそうな自社の情報を探します。古い料金や閉じた拠点、以前のサービス名が、公式サイトや外部の会社紹介に残っていないかを確かめ、手順3で直します。回答に対して評価や報告を送れる機能を持つAIサービスもありますが、送ってもすぐに答えが変わるとは限りません。
手順2 サイトの設定ファイル(robots.txt)で、AIの読み取りを止めていないか見て確かめる
robots.txtは、どのクローラーにサイトを読ませるかを書いた設定ファイルです。ブラウザのアドレス欄に「https://自社のドメイン/robots.txt」と入れると、誰でも中身を見られます。見るだけなら、技術の担当者がいなくても確かめられる作業です。
robots.txtの中では、「User-agent:」の行にクローラーの名前が、その下の「Disallow:」の行に読ませない範囲が書かれています。確かめる対象は、次の表の「検索・回答での表示に使うクローラー」の列にある名前。その名前の下に、サイト全体を読ませない「Disallow: /」が書かれていないかを見ます。「User-agent: *」の下に「Disallow: /」がある場合は、すべてのクローラーを止めている設定。表のクローラー名が書かれておらず、「User-agent: *」でも止めていなければ、そのクローラーは止めていない(読める)状態です。robots.txtそのものが無い場合も、同じ扱いになります。
表の右の列は、AIの開発元がモデルを学習させるために使うものです。検索や回答での表示とは別に扱われています。
| 会社 | 検索・回答での表示に使うクローラー | 学習に使うクローラー・設定 |
|---|---|---|
| Googlebot(通常の検索と同じ。AIによる概要・AIモードも検索のインデックスを使う) | Google-Extended(クローラーではなく、robots.txtに書く設定の名前。Googleが集めたページをGeminiのモデルの学習などに使うかを指定する。Google検索への登録や順位には影響しないと説明されている) | |
| OpenAI(ChatGPT) | OAI-SearchBot(ChatGPTの検索機能にサイトを表示するため) | GPTBot(モデルの学習に使われる可能性があるページを集める) |
| Perplexity | PerplexityBot(Perplexityの検索結果にサイトを表示するため) | (PerplexityBotは学習には使わないと説明されている) |
| Anthropic(Claude) | Claude-SearchBot(止めると、検索結果での表示が減る可能性があると説明されている) | ClaudeBot(モデルの学習に使われる可能性があるページを集める) |
表の内容は、各社の公式の文書(Google・OpenAI・Perplexity・Anthropic)をもとにしています。学習用のクローラーを止めるかどうかは、検索での表示とは別に、会社の方針で決める事柄です。Microsoftについては、Bing検索のクローラー(bingbot)を止めていないかを確かめます。CopilotやBingのAIによる要約での扱いは、手順5のBing Webmaster Toolsで確かめられます。
めぐみやの自社サイトでは、robots.txtで検索用のクローラーを名指しで許可しています。OAI-SearchBot・PerplexityBot・bingbotなどです。止める行が無ければ許可した扱いになるので、名指しで書き足すことは必須ではありません。2026年10月には、各クローラーの名前を名乗ってページを読み込み、拒否されないことも確かめました。この方法で分かるのは、名前で止めていないことまでです。robots.txtに書いていなくても、サーバーのセキュリティ設定で特定のクローラーを止めていることがあるためです。
自社で確かめるなら、サイトを管理している制作会社やサーバーの管理者に、次のように頼めば足ります。「ChatGPTなどの検索用クローラー(OAI-SearchBotなど)を、robots.txtやサーバーの設定で止めていないか確認してください」。

手順3 会社概要・サービス・料金・対応地域を、公式サイトに正しく書く
社名・所在地・連絡先、サービスの名前と内容、料金、対応地域、実績を、公式サイトの決まったページに書きます。読み手が迷わないよう、同じ事柄はサイトの中で同じ書き方にそろえるのが基本です。料金を改定した、拠点を閉じた、サービス名を変えた、といった変更のたびに、古い記述が残っていないかを確かめます。
地域で商売をしている会社は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップや検索結果に出る会社・店舗の情報)も合わせて直します。Googleのガイドによると、生成AIによる回答には、ローカルビジネスに関する情報が含まれる場合があります。その情報を整える手段としてガイドが挙げるのが、Googleビジネスプロフィールです。業界団体の名簿やポータルサイト、SNSのプロフィールにも会社の紹介を載せているなら、公式サイトと食い違いが無いかを並べて確かめます。
手順4 お客様に実際に聞かれる質問へ、自社の経験で答えるページを足す
材料は、お客様から電話・メール・商談で実際に受けた質問です。Search Consoleの「検索パフォーマンス」に、質問文そのままの検索語が出ていれば、それも材料になります。1つの質問に、1つのページか1つの節で答えます。答えに入れるのは、自社で扱った実例や判断の基準です。
Googleのガイドは、独自性があり価値の高い内容を作ることについて、ガイドで説明しているほかのどの提案よりも長期的に存在感を高めると書いています。めぐみやの記事づくりでは、市場や競合、検索語の調査などの分析はAIに任せ、構成案と原稿の確認・手直しは必ず人が行っています。生成AIを使った記事の作り方と公開前に確かめることは「生成AIでSEO記事を作るには?」で詳しく紹介しました。
手順5 無料の道具で、AI経由の表示と訪問を確かめる
最後に、AIの回答での表示と、AIからの訪問を確かめます。使うのは、Search Console、Bing Webmaster Tools、GA4の3つで、どれも無料です。Bing Webmaster Toolsを加える理由は、Search ConsoleではMicrosoftのサービスでの扱いを見られないためです。Microsoft Copilotなどでの扱いは、Bing Webmaster Toolsで確かめます。
| 道具 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| Search Console(生成 AI パフォーマンス レポート) | Google検索とDiscover(Googleアプリなどに出るおすすめ記事の欄)の生成AI機能で、自社のページがどう表示されているか | ChatGPTなど、Google以外のAIでの扱い |
| Bing Webmaster Tools(AI Performance) | Microsoft CopilotやBingのAIによる要約で、自社のページが出典として示された回数 | 訪問や問い合わせにつながったか(GA4で確かめる) |
| GA4(チャネル「AI アシスタント」) | ChatGPT・Gemini・Copilotなどからの訪問の数と、その後の行動 | GoogleのAIによる概要・AIモードからの訪問(このチャネルの対象外)、ページを開かずに終わった利用 |
Search Consoleのレポートは、先に紹介したGoogleの生成AI機能向けのガイドが、Bing Webmaster ToolsのAI PerformanceはBingの公式ブログが案内しています。AI Performanceは、2026年2月に試験提供(パブリックプレビュー)として公開されました。
GA4では、訪問の数に加えて、AIから来た訪問のうち問い合わせた割合も見ます。前提として、問い合わせの完了をGA4のキーイベント(成果として数える行動)として計測している必要があります。未設定なら、計測を設定した制作会社などに頼んで先に設定します。割合は、ChatGPTやGeminiなど、どのAIから来た人が多いかでも変わります。一度の上下で原因を決めず、AIサービスごとの内訳とあわせて判断します。
5つを試してみて、どこから直すかで迷ったら、確かめた結果をもとに直す順番を一緒に決めるご相談も承っています。
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めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
LLMO対策でしなくてよいことと、避けたいこと

Googleは、Google検索の生成AI機能のために、特別なファイルや文章の書き換えは要らないと説明しています。避けたいのは、AIで記事を大量に作って公開することです。LLMO対策の提案や記事で見かける作業を、Googleの説明と照らし合わせて整理します。
Google検索では不要と説明されている5つ:llms.txt・内容の細切れ・AI向けの書き換えなど
Googleのガイドには「する必要のないこと」という節があり、次の5つが挙げられています。
- llms.txtなどの特別なファイルやマークアップ:AI向けにサイトの要約を書いて置くファイル(llms.txt)や、AI専用の目印をページに書き込むこと。Google検索はこれらを使わないため、新たに作る必要はない。
- 内容を細かく分割すること:AIに理解させるために、ページを細切れにする必要はない。
- AI向けに文章を書き換えること:AIは言い換えや意図を理解するため、AI向けの書き方に変える必要はない。
- Web上の言及を探して回ること:不正確な言及を探し回っても、期待するほど役に立たない。
- AI検索のために構造化データを足すこと:構造化データは、会社名・価格・評価などを、検索エンジン向けの決まった形式でページに書き添えるもの。生成AIの検索機能のためには要らない。検索結果に評価や価格を表示する目的では、引き続き使う価値がある。
4つ目の「言及」は、他の人や会社が自社について書いた記事や投稿のことです。自社が載せている会社紹介を正しく整えるのは、手順3のとおり必要な作業です。
この5つが不要というのは、Google検索についての説明です。ChatGPTなどGoogle以外のAIサービスでも同じく不要だとは限りません。ガイドは、llms.txtを他のサービス向けに置いておくことは妨げないとも書いています。OpenAI・Perplexity・Anthropicが、自社の検索機能への表示について公式の文書で案内しているのは、手順2のとおりクローラーを止めないことです。5つそれぞれの背景は「生成AIでSEO記事を作るには?」の「しなくてよいこと」の節で、表にして解説しています。
避けたいこと:AIで記事を大量に作って公開する
AIで記事を作ったが成果が出ない、というご相談で多いのは、AIに任せすぎて、内容の質が下がっているケースです。AIは、どこにでも書いてある一般論を短時間で文章にできます。ただ、それだけを並べたページは、読み手が自社を選ぶ理由になりにくくなります。
Googleは、検索順位を操作する目的で、価値の少ないページを大量に作ることを、スパムに関するポリシーの違反としています。問題になるのは、読み手に役立つかを確かめないまま数を増やすことです。
めぐみやのLLMO対策のご支援:SEOと同じ月額の中で進めます
めぐみやは、LLMO対策を通常のSEOとは別の作業として切り分けず、Web集客コンサルティングの月額の中で行っています。以下は、サービスページの内容と、めぐみやの考え方です。
LLMO対策は、Web集客コンサルティングの月額に含めています
Web集客コンサルティングは、月額10〜20万円で、初期費用は0円、最低契約期間は設けておらず、ご契約は1ヶ月単位です。月額の幅は、サイトの規模と作業量で決まります。サービスページでは「SEO / LLMO / GEO対策」と表記しており、SEO対策やキーワード調査、競合調査と同じ月額の対象です。記事の制作は月額に含まれず、別のサービスとしてお受けしています。
めぐみやのLLMO対策は、通常のSEOに別の作業を足すものではありません。Googleのポリシーに沿ったSEO対策と、信頼できるコンテンツの運用の中で、AI検索からの流入も意識してページの構成と導線を設計します。本記事で説明したとおり、やることの多くがSEOと共通しているためです。
最優先は、専門性と信頼性を高めること
めぐみやのLLMO対策で最優先にしているのは、専門性と信頼性を高めることです。専門性と信頼性は、比べて選ぶお客様にとって欠かせない判断材料です。手順3の公式の事実と、手順4の自社の経験で答えるページが、そのまま専門性と信頼性を示す材料になります。
こうしたページづくりは、SEOの土台と一緒に進めます。シンフラワー様へのご支援では、SEOの内部対策、コンテンツの運用、サイト内の導線の改修を行いました。
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めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
まとめ
LLMO対策とは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIの回答で、自社の情報が取り上げられ、参照元として示されるようにする取り組みです。LLMO対策の中身の多くはSEOの基本と同じで、Googleも、Google検索のAI機能でSEOは引き続き有効だと説明しています。SEOとの主な違いは、AIごとに情報を集めるクローラーが別であることと、成果を順位のような1つの数字で確かめられないことの2つです。
取り組む前に、自社のサイトが検索で見つかる状態か、自社のお客様がAIでも探しているかを確かめます。そのうえで5つの手順を進めます。AIに聞いて確かめる、robots.txtを見る、公式の事実を書く、質問に答えるページを足す、表示と訪問を測る、の順です。llms.txtのような特別なファイルは、Google検索のためには要りません。
めぐみやの無料のホームページ診断では、今どんな検索語でサイトに人が来ているかもお伝えしています。LLMO対策の前に自社の現在地を知りたい方は、お問い合わせフォームからご相談ください。
- LLMO対策は、生成AIの回答で自社の情報が取り上げられ、参照元として示されるようにする取り組み。中身の多くはSEOの基本と同じ。
- SEOとの主な違いは、AIごとにクローラーが別であることと、成果を1つの数字で確かめられないことの2つ。
- 自社でできるのは、AIに聞く・robots.txtを見る・公式の事実を書く・質問に答えるページを足す・表示と訪問を測る、の5つ。
LLMO対策に関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。
Q
LLMO対策をしないと、検索からのお客様は減りますか?
A
LLMO対策をしないことだけで、検索からのお客様が減るとは言えません。一方で、AIの回答だけで用が済み、ページを開かずに終わる検索もあるため、訪問の数が変わる可能性はあります。先に確かめたいのは、自社のサイトが検索で見つかる状態にあるかと、自社のお客様がAIでも探しているかの2つです。見込み客に役立つ情報を出すことは、SEOとLLMO対策に共通する土台になります。
Q
llms.txt は設置したほうがよいですか?
A
Google検索のためには不要です。Googleは生成AI機能向けのガイドで、llms.txtなどの特別なファイルはGoogle検索が使わないため、新たに作る必要はないと説明しています。この説明はGoogle検索についてのもので、ChatGPTなどGoogle以外のAIサービスでもllms.txtが不要だとは限りません。ガイドには、他のサービス向けに置いておくことは妨げないとも書かれています。先に確かめたいのは、robots.txtでAIのクローラーを止めていないかと、お客様に役立つページがあるかです。
Q
構造化データは、LLMO対策に必要ですか?
A
Googleは、Google検索の生成AI機能のためには、構造化データは必要ないと説明しています。一方で、構造化データは、検索結果に評価や価格などを表示するリッチリザルトの対象になります。SEOの一部として使う価値は、引き続き残っているというのがGoogleの立場です。使うなら、検索結果の表示を整える目的で扱うと判断しやすくなります。なお、構造化データが不要という説明は、Google検索の生成AI機能についてのものです。Google以外のAIサービスでも不要だとは限りません。
Q
ChatGPTの回答で自社の情報が間違っていたら、どうすればよいですか?
A
まず、間違いの元になりそうな自社の情報を探します。公式サイトやGoogleビジネスプロフィール、外部の会社紹介に、変更前の情報が残っていないかを確かめて直します。AIサービスによっては回答への評価を送れますが、いつ答えに反映されるかは分かりません。直した後は、同じ質問で聞き直して記録しておくと、変化を比べられます。
Q
LLMO対策は外注したほうがよいですか?費用はどのくらいかかりますか?
A
AIに聞いて確かめる、robots.txtを見る、表示と訪問を測る、といった作業の多くは自社でできます。robots.txtやページの修正は、サイトを管理している制作会社に頼むと安全です。LLMO対策を別料金で提案されたときは、通常のSEOと作業の何が違うか、何の数字で効果を確かめるかを聞いてから判断します。費用の相場は、本文で紹介したSEO対策の費用相場の記事で詳しく扱っています。めぐみやでは、LLMO対策をWeb集客コンサルティングの月額(10〜20万円)の中で行っています。
Q
自社のサイトをAIの学習に使われたくない場合は、どうすればよいですか?
A
robots.txtで、学習用のクローラーを止めます。OpenAIのGPTBot、AnthropicのClaudeBotなどです。OpenAIやAnthropicなどのAI各社は、robots.txtの指定に従うと説明しています。AIの検索機能に使うクローラー(OAI-SearchBotなど)とは名前が別なので、学習用だけを止めることができます。Googleの場合は、Google-Extendedという設定名をrobots.txtに書きます。これが、GoogleのAI(Geminiなど)の学習への利用を止める方法です。Googleは、Google-ExtendedがGoogle検索への登録や順位に影響しないと説明しています。止めるかどうかは会社の方針として決め、書き換えはサイトの管理者に頼むと安全です。


