生成AIでSEO記事を作るには?Googleの見解と手順・注意点

特別なことより、自社の話を。 Googleが公式に書くこと

記事の監修

株式会社めぐみや
代表取締役社長

大浦 理

「はじめてのWebサイト運用・集客入門」著者

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。

「AIで記事を書いてみたが、Googleに評価されるのか分からない」。「AI検索が広がって、SEOはもう意味がないと聞いた」。「本業が忙しく、記事づくりに時間をかけられない」。生成AIで記事を作ろうとしている中小企業のWeb担当者の方から、このようなお悩みを伺います。

Googleは、コンテンツの内容が読者の役に立つかで評価すると公式に説明しています。AIで書いたかどうかは、評価の条件に入っていません。一方で、AIに任せきりにした記事は、Googleのガイドが「コモディティ化」と呼ぶ、誰でも書ける内容に寄りがちです。

この記事では、めぐみや(弊社)が自社サイトの記事づくりで行っている工程をもとに、主に次の3つを解説します。

  • 生成AIで作ったコンテンツをGoogleがどう評価するか(公式文書の内容)
  • AI検索(AIによる概要・AIモード)に向けて、することと、しなくてよいこと
  • 生成AIでSEO記事を作る6つの工程と、公開前に確かめること

ツールを選ぶときの注意点と、自社で作るか任せるかの判断もまとめました。

この記事はこんな人におすすめ
  • 生成AIで記事を作りたいが、検索順位やペナルティが心配な方
  • AI検索の時代に、SEOで何をすればよいかを整理したい方
  • 記事づくりのどこをAIに任せ、どこを人が行うかを決めたい方

\通勤中・作業中にどうぞ!/この記事のAI音声版ポッドキャストが聴けます

生成AIで作ったコンテンツはSEOで評価される?Googleの見解

生成AIで作ったコンテンツのSEO評価に関する図解で、Googleの評価基準やスパムポリシー、申告義務について説明している。

Googleは、コンテンツの内容が読者の役に立つかで評価すると公式に説明しています。作り方は評価の条件に入っていません。Googleの説明では、AIを使ったことで順位の面で特別な利点はなく、作り方だけで下がるとも読めません。評価されるかどうかは内容次第。この章では、Googleが公開している文書の内容を、3つの観点に分けて整理します。

Googleは内容で評価し、作り方は問わない(2023年2月の公式ガイダンス)

Googleは2023年2月に「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」を公開しました。この文書でGoogleは、制作方法を問わず、オリジナルで高品質なコンテンツを評価すると説明しています。高品質の基準は、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)です。あわせて、AIを使ったからといって順位の面で特別な利点はない、とも書いています。評価の対象は内容です。

つまり「AIで書いた記事は評価されるか」という問いへのGoogleの答えは、「作り方は問わない。内容が役に立つかで決まる」です。人が書いた一般論の記事が評価されにくいのと同じように、AIが書いた一般論の記事も評価されにくい、と読むのが正確です。

スパムになるのは「順位操作を目的にした自動生成」

同じ文書には、スパムに当たる使い方も明記されています。検索順位の操作を主な目的として、コンテンツの生成に自動化(AIを含む)を使う場合です。一方で、AIを含む自動化で作ったコンテンツのすべてがスパムではない、とも書かれています。線引きは次の表のとおりです。

作り方 判定 Googleの説明
AIで下書きを作り、人が事実を確かめ、自社の情報を足して公開する 問題なし 作り方は問われない。内容が役に立てば評価の対象になる
順位を上げる目的で、AIに大量の記事を作らせてそのまま公開する 違反 スパムポリシーの違反。Googleは作成方法を問わずスパムを検出する仕組み(SpamBrain)を使っている
スポーツの試合結果や天気予報のように、自動化で有用な情報を出す 問題なし 自動化は以前から有用なコンテンツの生成に使われてきた、と例示されている

Googleが問題にするのは、検索順位の操作を主な目的とした自動化と、読者への付加価値が乏しいコンテンツの大量生成です。生成AIを使ったこと自体は、ペナルティの対象ではありません。評価は、記事が読者に役立ち、独自の価値を持つかどうかで決まります。

AIを使ったことを申告する必要はあるか

AIを使ったことをGoogleに申告する義務はありません。ガイダンスでは、読者が「これはどのように作られたのだろう」と思うような内容であれば、AIや自動化を使ったことを開示するのは有益だ、と説明しています。一方で、著者の署名欄にAIと書くのはふさわしくない、とも書いています。署名があるのが自然な記事には正確な著者の署名を載せる、というのがGoogleの勧めです。

めぐみやの場合、記事の責任者(会社名または担当者名)を明記すれば足りる、と考えています。AIを使う工程があることは、編集方針や会社概要のページに書いておく形で足ります。記事ごとに「AIで書きました」と断る必要はありません。

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生成AI検索の時代に、SEOで変わること・変わらないこと

生成AI検索の時代におけるSEOの変わらないことと変わることを示した図解で、役立つコンテンツやAIによる概要が含まれる。

検索結果の見え方は変わりましたが、評価の基準は変わっていません。Googleは「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」というガイドを公開しています。そこでは、生成AI検索でもSEOは引き続き有効だと説明されています。この章では、変わらないことと変わることを分けて整理します。

変わらないこと:役立つコンテンツ・独自性・E-E-A-T の基準

Googleのガイドは、生成AIの機能が検索のランキングと品質の仕組みに根差しているため、SEOの基本は引き続き有効だと書いています。評価の基準として挙げられているのは、次の3つです。

  • 読者の役に立つこと:読者が探している答えに、分かりやすく応えている
  • 独自性があること:自分の知識や経験に基づく視点がある(他の場所にある情報の言い換えは独自性に当たらない)。ガイドは「初めて住宅を購入する人向けの7つのヒント」のような、誰でも書ける内容を「コモディティ化されたコンテンツ」と呼んでいます
  • E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性が内容から読み取れる

このうち、めぐみやが競合との差を出すうえで特に重視しているのは「経験」です。お客様から実際に受けた相談や、自社サイトで試して分かったことは、同じ業種の他社にも生成AIにも書けません。独自性を足す具体的な方法は、後の章の工程5「自社にしか書けない情報を足す」で説明します。


基本のSEOと内容の見直しを重ねた例があります。めぐみやがご支援したシンフラワー様では、SEO施策と内容の見直しで、3ヶ月で集客数が約30%増えました。

ご支援実績シンフラワー株式会社様 フラワー工房/東京都

SEO施策により3ヶ月で集客数約30%増を達成。

変わること:AIによる概要・AIモードで検索結果の形が変わる

変わったのは検索結果の形です。Google検索の「AIによる概要」では、通常の検索結果の上にAIが作った要約と、その根拠になったページへのリンクが表示されます。「AIモード」は、AIと対話しながら検索する別の画面です。Googleのガイドは、この仕組みを2つの言葉で説明しています。

  • 検索拡張生成(RAG):検索インデックスから関連性の高いページを取り出し、その内容をもとに回答を作る仕組み。回答の裏付けになったページへのリンクを表示する
  • クエリ ファンアウト:1つの質問に答えるために、関連する複数の検索を同時に行う仕組み。たとえば「雑草だらけの芝生を直す方法」なら「芝生に最適な除草剤」「化学薬品を使わずに雑草を除去する方法」などに広げて調べる

読者がAIの回答だけで満足して、ページを開かずに終わる検索(ゼロクリック検索)があります。一方で、1つの質問が複数の検索に広がる分、細かい疑問に1つずつ答えている章が、AIの回答の根拠として引用されることもあります。ゼロクリック検索の対策は、次の記事のとおりです。

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「SEOは時代遅れか」という疑問への答え

「これからはSEOではなく、AIの検索結果に出るための対策が要るのでは」という質問をQ&Aサイトで見かけます。Googleの文書を読む限り、答えは次のとおりです。

  • AIによる概要もAIモードも、Google検索のランキングの仕組みの上で動いている。検索で評価されるページが、AIの回答の根拠にも使われる
  • 変わったのは「結果の見せ方」で、「役立つ内容を届ける」という目的は変わっていない
  • AI検索のための特別な対策は不要だと、Googleが公式に書いている(次の章で説明)

AI検索(AIによる概要・AIモード)の引用元に表示されるには?することと、しなくてよいこと

AI検索に関する図解で、することとして「独自性のあるコンテンツと基本のSEO」、しなくてよいこととして「やらないのが正解」、表示確認に「Search Consoleで確認」を示している。

Googleのガイドは、AI検索で表示されるためにすることを2つに絞っています。「独自性のあるコンテンツ」と、「基本のSEO」(技術的な構造を整え、Googleの無料ツール Search Console で確かめること)です。あわせて、する必要のないことも5つ挙げられています。ガイドには出てこない言葉として、「AIO対策」や「LLMO」も見かけます。AIO対策はAIによる概要(AI Overviews)への対策、LLMOは大規模言語モデル向けの最適化のことです。めぐみやはこれらを別の手法とは扱わず、Googleが書いていることの範囲で進める方針です。なぜ別の手法として扱わないのか(SEOとの違い)や、ChatGPTなどGoogle以外のAIではどう考えるかは「LLMO対策とは?SEOとの違いと中小企業が自社でできるやり方」で解説しています。

すること:独自性のあるコンテンツと基本のSEO(技術構造・Search Console)

ガイドが「すること」として挙げている項目は次の3つで、2つ目と3つ目が基本のSEOにあたります。どれもAI検索が出る前からのSEOの基本と同じです。

  • 独自性のある価値の高いコンテンツを作る:ガイドは「このガイドで説明している他のどの提案よりも、長期的にプレゼンスを高める」と書いています
  • 明確な技術構造を保つ:ページがインデックス(検索エンジンの索引)に登録され、クロール(巡回)できる状態にする。すべての端末で正しく表示し、重複したページを減らす
  • Search Console で技術的な問題を確かめる:クロールやインデックスの問題を早く見つける

AI検索の機能でページが表示される前提も、ガイドに書かれています。ページがインデックスに登録され、検索結果にスニペット(説明文)が表示される状態であることです。中小企業のWeb集客を専門とする立場から言えば、記事を作る側の仕事は、基本の技術要件を満たしたうえで独自性のある内容を書くことに尽きます。

しなくてよいこと:llms.txt・内容の細切れ・AI向けの書き換えなど5つ

ガイドには「生成AI検索の誤解を解く:する必要のないこと」という節があります。そこで挙げられているのは、インターネット上でよく見かける5つの手法と、Google検索では対応する必要がないという説明です。

よく勧められる手法 Googleの説明
llms.txt(AI向けにサイトの要約を置くファイルとして提案されているもの)などの特別なファイルやマークアップを作る Google検索はこれらを使わないため、新たに作る必要はない
AIが理解しやすいように内容を細かく分割する(チャンク化) 必要ない。Googleのシステムは1ページに複数の話題があっても関連する部分を表示できる。理想的なページの長さというものはない
AI向けに文章を書き換える 必要ない。AIは類義語や意味を理解するので、検索語のバリエーションを網羅する心配はいらない
AI検索に表示されるために、他のサイトに不自然な言及を増やすよう働きかける 必要ない。Googleは、不自然な言及の獲得は期待するほど役に立たないと説明している。Googleのランキングの仕組みは高品質なコンテンツを重視し、スパムは別の仕組みで除かれる
構造化データをAI検索のために足す 生成AI検索に構造化データは必要ない。リッチリザルト(検索結果に評価や価格などが出る表示)のためには引き続き有用なので、SEO全体の一部として使う

ガイドの末尾には、Google検索では明示的なSEOをまったく行わなくても成功しているコンテンツが多い、とも書かれています。技術要件を満たしたうえで内容が良ければ、細かなSEOの手法を追わなくてもよい、と読めます。めぐみやの方針は、新しい手法を追いかけるより、読者の疑問に自社の経験で答える記事を1本ずつ作ること。Googleの説明にも沿った進め方です。

表示されているかは Search Console で確かめる

AI検索で自社のページが表示されているかは、Search Console で確かめます。Googleのガイドは、生成AI機能での表示状況を見る画面として「生成AIパフォーマンスレポート」を案内しています。画面の名称と場所は、ガイドの最新版で確かめてください。

めぐみやの自社サイトでは、直近の数か月で Search Console に「AIに引用されやすいWebサイトにはどんな特徴がありますか?」のような、質問文そのままの検索語が並ぶようになりました。こうした検索語を見ると、読者がどんな聞き方をしているかが分かります。

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生成AIでSEO記事を作る手順(6つの工程)

生成AIでSEO記事を作る手順を、検索語と読者の疑問を調べる、上位の記事に何が書かれているかを調べる、構成案は人が作るの3つの項目とともに示した図解。

めぐみやは、記事づくりの工程を、市場や検索語の分析はAI、構成案を作ること・自社の情報を足すこと・原稿の確認と手直しは必ず人、と分けています。この分け方で記事を作る手順を6つの工程にまとめ、先に表で示します。表の工程3・5・6が、人が必ず行う工程です。工程6では、誤字や言い回しの候補出しだけAIに任せます。

工程 AIに任せること 人が行うこと 該当する見出し
1. 検索語と読者の疑問を調べる 検索語の整理と疑問の分類 誰のどの疑問に答えるかを決める 工程1
2. 上位の記事に何が書かれているかを調べる 見出しの書き出しと、共通する話題の整理 自社が書く資格のある切り口を選ぶ 工程2
3. 構成案は人が作る (任せない) 見出しの順番・自社の情報を入れる場所・出口を決める 工程3
4. 下書きの生成はAIに任せ、使う範囲を決める 一般的な説明・定義・表の雛形 AIに書かせる範囲を決め、事実は入れさせない 工程4
5. 自社にしか書けない情報を足す (任せない) 相談の内容・現場の経験・自社の数字を足す 工程5
6. 原稿の確認と手直しは必ず人が行う 誤字・言い回しの候補出しだけ 事実・主張・読みやすさを確かめて直す 工程6

1. 検索語と読者の疑問を調べる

最初に、読者がどんな言葉で検索し、何に困っているかを調べます。材料は、Search Console に出ている自社サイトの検索語、検索窓のサジェスト、Q&Aサイトに書かれている質問文です。集めた検索語を意図ごとに分類する作業は、AIに任せると速く進みます。

人が決めるのは「誰のどの疑問に答える記事にするか」です。たとえば「生成AI SEO」と検索する人には、AIで書いてよいかを知りたい人と、AI検索への対策を知りたい人が混ざっています。どちらに答えるかを先に決めないと、AIに下書きを頼んでも焦点のぼやけた記事になります。

2. 上位の記事に何が書かれているかを調べる

狙う検索語で上位に出ている記事を開き、見出しをAIに書き出させます。共通して扱われている話題と、どの記事にも無い切り口を整理する作業もAI向きです。見出しの一覧を渡して「共通する話題」と「触れられていない話題」に分けさせると、手作業より漏れが減ります。

人が判断するのは、見つかった切り口を自社が書けるかどうかです。上位の記事に無い話題でも、自社に経験が無ければ一般論しか書けません。自社に相談の実例や試した結果がある切り口を選びます。

3. 構成案は人が作る

めぐみやでは、構成案は必ず人が作ります。構成案で決めることは、読者と自社の事情を知っている人にしか決められないためです。決めておくことは、次の3つです。

  • 1つ目の見出しは、検索語への直接の答えにする(「〜とは」の前置きから始めない)
  • 自社の経験や相談の実例を入れる見出しを決め、そこで何を書くかを先に書き出す
  • 読者の課題意識が高まる場所に、サービスページや関連記事への出口を置く

生成AIでSEO記事を作る手順を示し、AIの範囲を決める、独自の情報を加える、最終チェックを人が行うことを説明した図解。

4. 下書きの生成はAIに任せ、使う範囲を決める

構成案が決まったら、見出しごとの下書きをAIに書かせます。任せてよいのは、用語の定義、一般的な手順の説明、表の雛形、言い回しの候補です。読者が最初に読む一般的な説明を速く揃えるのに向いています。

任せないのは、数値・事例・自社の主張です。AIは出典の曖昧な数値や、もっともらしい事例を混ぜて書くことがあります。下書きの段階で「数値と事例は入れない」と指示し、人が後から足す前提にしておくのが近道です。AIが書いた一般論だけで公開した記事は、Googleのガイドが言う「コモディティ化されたコンテンツ」そのものです。

5. 自社にしか書けない情報を足す

下書きに、自社でなければ書けない情報を足します。この記事で何度か触れている「独自性」は、具体的にはこの工程で入ります。材料は、次のようなものです。

  • お問い合わせやお客様からの質問に、繰り返し出てくる内容
  • 自社で試して、うまくいったこと・いかなかったこと
  • 自社サイトの Search Console や GA4(Googleのアクセス解析ツール)で確かめられる事実

社内のどこにその情報があるか、どう聞き出すかは、次の記事で手順にまとめています。

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6. 原稿の確認と手直しは必ず人が行う

めぐみやの記事づくりでは、原稿の確認と手直しを必ず人が行います。見るのは、事実が正しいか、主張が自社の立場と合っているか、読者が途中で詰まらないか、AI特有の言い回しが残っていないか、の4点です。誤字や単調な文末の指摘はAIに任せられますが、直すかどうかの判断は人が行います。

公開前に何をどう確かめるかは、次の章でまとめます。公開後は Search Console で検索語と順位を見て、次の手直しの材料にします。

公開前に確かめること(事実・権利・読者)

公開前に確認することとして、事実の確認、著作権の確認、読者テストを示した図解。

公開前に確かめるのは、事実・権利・読者の3つです。めぐみやへのご相談でも、AIに任せすぎて内容の質が下がっているケースが増えています。こうした記事に共通するのは、人が確かめる工程が抜けていることです。AIの性能の差で起きている問題ではありません。

事実の確認:出典の実在・数値の一致・自社サービスとの整合など

AIは、実在しない出典や、出典と違う数値を自然な文章で書くことがあります。公開前に、次の点を人が確かめます。

  • 出典が実在するか:AIが示したURLや文書名を実際に開き、該当の記述があるかを見る
  • 数値が出典と一致するか:割合・金額・期間を、出典の原文と1つずつ突き合わせる
  • 自社のサービスと矛盾しないか:料金・提供範囲・契約条件の記述を、自社の公式ページと照らす
  • 法律や制度の記述:法令名や公的機関の一次情報で確かめる。義務でないものを「必須」と書かない
  • 固有名詞:会社名・サービス名・人名の表記を公式の表記に合わせる

確かめられない数値は、削るのが安全です。出典の無い数値を残すと、記事全体の信頼が下がります。

著作権の確認:公開前に他社の文章との重複を調べる

AIが書いた文章には、学習元の文章と近い表現が混ざることがあります。公開前に、コピペチェックツール(他社の文章との重複を調べるツール)で確かめ、重なりが見つかった箇所は書き直します。他社の記事から引用する場合は、引用の範囲を明確にし、出典を明記します。画像も同じです。AIで生成した画像は生成ツールの商用利用の条件を、写真やイラストは利用許諾の範囲を、それぞれ確かめます。

読者テスト:記事の文脈を知らない人に読んでもらう

公開前の読者テストは、めぐみやが必ず行っている工程です。記事の文脈を知らない人に通読してもらい、詰まった箇所を直す工程です。記事を書いた本人は、参照先も意図も知っているため、読者が詰まる箇所に気づけません。記事の文脈を知らない人に原稿だけを渡し、意味が取れない箇所、引っかかる箇所、迷う箇所を挙げてもらいます。

見てもらう観点は、次のようなものです。

  • 「後述」「上記」「表の①」のような参照が、その場で追えるか
  • 用語が説明より先に出てきていないか
  • 表や図が、本文を読まなくても単体で理解できるか
  • 知りたい情報に、見出しをたどって迷わず着けるか

挙がった箇所は1つずつ直し、同じ型の問題が他の箇所にも無いかを記事全体で確かめます。社内に頼める人がいなければ、記事の内容を知らないAIに「初見の読者として通読し、詰まる箇所を挙げて」と頼む方法もあります。

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SEO記事生成AIツールを使うときの注意点

SEO記事生成AIツールを使うときの注意点を、無料版と有料版、買い切り型と月額型、法人で使うときの設定の3つの項目で示した図解。

ツールを選ぶときに見るのは、機能の多さより、制限・更新・入力した情報の扱いの3つです。SEO記事の生成に特化したツールも、汎用の生成AIも、確かめる点は同じです。この章では、どのツールにも共通して確かめる点をまとめます。特定のツールの比較は行いません。

無料版と有料版で見るところ

無料版には、1日や1か月あたりの回数、1回に扱える文字数、使えるモデル(AIの種類)に制限があることが多いです。記事を1本作るには、調査・下書き・手直しで何度もやり取りするため、途中で制限に当たると作業が止まります。試用の段階で、1本分の作業が制限内で終わるかを確かめます。

もう1つ見るのは、商用利用の可否です。無料版では商用利用が認められていないことがあるため、利用規約で確かめます。入力した情報の扱い(学習への利用)は、この章の「法人で使うときの設定」で説明します。

買い切り型と月額型(更新が止まる前提で選ぶ)

買い切り型のツールは、購入後の更新が止まることがあります。生成AIのモデルも検索の仕組みも変わり続けるため、更新が止まったツールは古い前提で文章を作り続けることになります。買い切り型を選ぶなら更新の有無と期間を確かめ、止まっても困らない用途(下書きの雛形など)に限る、というのがめぐみやの考え方です。

月額型は、解約の条件と、プランを下げたときに使えなくなる機能を確かめます。どちらの型でも、契約の前に試用で1本作ってみるのが確実です。

法人で使うときの設定(入力した情報を学習に使わせない・アカウントの管理)

会社で使う場合は、次の3つを決めてから始めます。

  • 学習への利用を止める設定:入力した情報がモデルの学習に使われない設定(オプトアウト)にする。法人向けプランでは標準で止まっていることが多い
  • 入力してよい情報の線引き:お客様の個人情報、未公開の数字、契約内容は入力しない、と社内で決める
  • アカウントの管理:誰がどのアカウントで使うかを決め、退職や異動のときに引き継げるようにする

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自社で作るか、任せるか

自社で作るか、任せるかに関する図解で、生成AIで減る作業と減らない作業、任せる場合に確認することを示している。

生成AIで減る作業と減らない作業を分けると、自社で回せるかどうかが判断できます。減る作業だけを見て「AIがあれば社内で回せる」と判断すると、減らない作業で止まります。

生成AIで減る作業と、減らない作業

生成AIを使うと、調査の整理、下書き、表の雛形づくり、言い回しの候補出しは短くなります。社内の誰が担当しても、文章の体裁が一定に揃うのも利点です。外部のライターに頼む回数が減る会社もあるでしょう。

一方で、構成案を作る、自社の情報を集めて足す、事実を確かめる、読者テストをする、公開後に数字を見る、という作業は減りません。むしろ、下書きが速く出てくる分、確認の工程に時間をかけられるかどうかで記事の質が決まります。自社で作るなら、減らない作業を誰が担うかを先に決めます。

任せる場合に確かめること(記事制作代行の範囲)

記事づくりを外部に任せる場合は、料金より先に、工程のどこからどこまでを含むかを確かめます。見るのは次の4点です。

  • キーワード選定(検索語の選定)・構成案・執筆・画像・入稿のうち、どこまでが料金に含まれるか
  • AIをどの工程で使い、人が何を確かめるか(AIで作った原稿をそのまま納品していないか)
  • 自社の情報をどう集めるか(ヒアリングや質問の形で、自社にしか書けない内容を入れる仕組みがあるか)
  • 公開後に、検索語の順位や問い合わせへのつながりを測る方法があるか

めぐみやのコンテンツ制作代行は1記事3万円からで、キーワード選定・構成案・執筆・画像・入稿までを標準で含みます。この記事で説明した工程のうち、調査と下書きにAIを使い、構成案・自社の情報の聞き取り・原稿の確認・読者テストを人が行う進め方です。

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めぐみやのWebコンテンツ制作代行

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まとめ

生成AIで作ったコンテンツを、Googleは内容で評価します。作り方は条件に入っていません。AI検索の時代になっても、役立つ内容・独自性・E-E-A-T という基準は変わらず、AI向けの特別な対策はGoogleが「必要ない」と書いています。

記事づくりでは、調査と下書きをAIに任せ、構成案・自社の情報・原稿の確認・読者テストを人が行う、という分け方が基本です。AIに任せすぎて質が下がった記事は、この分け方に戻すところから直せます。

自社で回す体制づくりや、どこまで任せるかの線引きで迷ったら、無料オンライン相談からお気軽にご相談ください。

生成AIとSEOに関するよくあるご質問

最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。


Q

生成AIで作ったコンテンツは、Googleに評価されますか?

A

内容が読者の役に立てば評価の対象になります。Googleは2023年2月の公式ガイダンスで、制作方法を問わず、オリジナルで高品質なコンテンツを評価すると説明しています。AIを使っても順位の面で特別な利点はなく、一般論だけの記事は人が書いても評価されにくい点は同じです。

Q

AIで書いたと判定されると、ペナルティになりますか?

A

AIを使ったこと自体はペナルティの対象ではありません。Googleが問題にするのは、検索順位の操作を主な目的とした自動化と、読者への付加価値が乏しいコンテンツの大量生成です。1本ずつ事実を確かめ、自社の情報を足して公開する運用なら、AIの利用を心配しなくてよい、と読めます。

Q

AIが書いた記事を、そのまま公開しても大丈夫ですか?

A

めぐみやでは、そのままの公開はおすすめしていません。AIの下書きは一般論に寄りやすく、出典の曖昧な数値や実在しない事例が混ざることがあるためです。公開前に、事実の確認・他社の文章との重複の確認・読者テストを行い、自社にしか書けない情報を足してから公開します。

Q

AIを使ったことを、記事に書く必要はありますか?

A

Googleへの申告義務はありません。公式ガイダンスでは、読者が「どう作られたのか」と思う内容なら開示が有益だとしつつ、著者の署名欄にAIと書くのはふさわしくない、と説明しています。記事の責任者を明記し、AIを使う工程があることをサイトの方針として書いておけば足ります。

Q

生成AIで記事を作るとき、人が必ず行う工程はどれですか?

A

めぐみやの記事づくりで必ず人が行うのは、構成案を作る工程、自社の情報を足す工程、原稿を確認して手直しする工程の3つです。検索語の整理、上位記事の分析、下書きの生成はAIに任せます。原稿の確認でAIに任せるのは、誤字や言い回しの候補出しだけです。

Q

AI検索(AIによる概要)に向けて、特別な対策は必要ですか?

A

Googleの公式ガイドは、AI検索のための特別な対策は必要ないと説明しています。必要ないとされている手法は5つです。ガイドが先に挙げる3つは、llms.txt などの特別なファイルを置くこと、内容を細切れにすること、AI向けに書き換えることです。あとの2つが、他のサイトに不自然な言及を増やすよう働きかけることと、AI検索のために構造化データを足すことになります。することは、基本のSEOと、独自性のある内容を作ることの2つです。表示されているかは Search Console で確かめます。

Q

AIが書いた内容の誤りは、どう見つければよいですか?

A

人が行うのは、主に次の3つです。AIが示した出典を実際に開き、該当の記述があるかを見ます。数値は出典の原文と1つずつ突き合わせ、自社の料金や提供範囲と矛盾しないかを公式ページと照らします。確かめられない数値は削るのが安全です。下書きの段階で「数値と事例は入れない」と指示しておくと、確認の手間が減ります。

Q

生成AIを使ってはいけない分野はありますか?

A

使ってはいけない分野が決められているわけではありません。ただしGoogleは、情報の質が特に重要な分野(健康・行政・金融)では、信頼性のシグナルをより重視する、と説明しています。シグナルとは、出典や専門家の関与など、信頼できる根拠のことです。この説明の出典は、2023年2月のガイダンスの「よくある質問」です。こうした分野の記事を作るなら、専門家の確認と一次情報の出典が欠かせません。AIの出力を事実の裏付けとして扱わないことが前提です。

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