記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「記事は検索結果に出ているのに、ほとんどクリックされない」
「タイトルの文字数は何字にすればよいのか、毎回迷う」
「タイトルを変えたいが、順位が落ちそうで手が出せない」
Yahoo!知恵袋にも「ブログの記事のタイトルと内容をチョコチョコ変更するのは、順位に悪いのでしょうか?タイトルは中々優柔不断なので、何回か変えてしまいます。」という声があり、付け方だけでなく「変えてよいのか」で迷う方は多いはずです。
中小企業のWeb集客を専門とする、めぐみやの立場からお伝えします。タイトルは、「何字以内」という目安に当てはめる前に、自社のページが表示されている検索語(検索した人が実際に使った言葉)に合わせて付けます。そして、どの記事のタイトルを直すかは、Search Console(サーチコンソール。Googleが無料で提供している、自社サイトが検索結果に出た回数や順位、クリック数を見る道具)の数字で決めます。最初の章でSEOタイトルの意味を確かめたあと、7つの章で進めます。前半は付け方の手順と文字数の考え方、直す記事の選び方。後半は変えてはいけないとき、変えた後の測り方、めぐみやの自社サイトで測っている例、タイトルだけで直らないときの見直し先です。
- 自社の記事やサービスページのタイトルを、自分で付けている方
- 検索結果に表示されているのに、クリックが少ない記事がある方
- タイトルを変えて順位が落ちるのが怖く、直すべき記事を選べない方
SEOタイトルとは?検索結果に出る1行で、何が決まるか

SEOタイトルとは、ページのHTMLにあるtitleタグに書く文のことで、検索結果の見出しの元になります。本記事では、記事とサービスページのtitleタグを、検索結果でクリックされるように付ける(付け直す)手順として扱います。
SEOタイトルの意味:titleタグと、検索結果の見出し
titleタグは、ページの内容を1行で表すためのHTMLの要素です。ブラウザのタブに出る文字であり、検索結果の見出し(青い文字のリンク)の元にもなります。WordPressでは、記事の題名がそのままtitleタグになることが多いです。SEO用の拡張機能(プラグイン)を使うと、題名とは別の文をtitleタグに入れられます。
検索結果の見出しには、Googleがtitleタグをそのまま使うとは限りません。本文の見出しや、他のページからそのページへ張られたリンクの文字を使って書き換えることがあります。それでも、titleタグは検索結果の見出しの第一候補です。ページの内容を正しく表す文が入っていれば、書き換えられる場面は減ります。
タイトルで決まるのは「押されるかどうか」
検索結果に並んだとき、検索した人が最初に読むのはタイトルです。その下に出る説明文と合わせ、知りたいことが書いてありそうかを判断してクリックします。同じ順位に表示されていても、タイトルが検索した言葉と合っていなければ読み飛ばされます。
順位への影響はどうでしょうか。タイトルはGoogleがページの内容を理解する手がかりの1つですが、タイトルだけで順位が決まるわけではありません。戦略から実装まで一貫してご支援している立場から言えば、土台は本文が検索した人の疑問に答えているかどうかです。タイトルは、その内容を正しく伝える役割を持ちます。本記事では、タイトルの効果を「表示された後に押されるかどうか」に置いて進めます。
| 見る人 | どこに出るか | 決まること |
|---|---|---|
| 検索した人 | 検索結果の見出し | クリックするかどうか |
| 検索エンジン | HTMLのtitleタグ | ページの主題を理解する手がかりの1つ |
| SNSで見た人 | シェアされたときのカードの見出し(SNS向けに別の文を指定する設定が無ければ、titleタグが使われる) | 開くかどうか |
この記事の進め方
読む順番は次の表のとおりです。章の名前を押すと、その章に移れる作りです。
| 順 | やること | この記事の章 |
|---|---|---|
| 1 | 検索語に合わせて付ける(5つの手順) | 付け方の手順 |
| 2 | 文字数は、長いと「省略される」と考える | 文字数の考え方 |
| 3 | 直す記事を、表示回数・順位・クリック率で選ぶ | どの記事を直すか |
| 4 | 変えてはいけない記事と、してはいけない変更を外す | 変えてはいけないとき |
| 5 | 変えた後を同じ日数で比べ、戻す条件を決める | 測り方と戻す判断 |
| 6 | 自社サイトで測っている2本を見る | めぐみやの2本 |
| 7 | タイトルだけで直らないときは、本文と検索意図を見る | 直らないとき |
サイト全体のSEOで見直すページと順番は、次の記事で整理しています。
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SEOタイトルの付け方:検索語に合わせる5つの手順

タイトルは、検索した人が使っている言葉を前半に置き、そのページで何が分かるかを続ける形で付けます。検索結果に表示されている言葉を調べ、それを土台に組み立てます。手順は5つです。
手順1:検索結果に表示されている言葉を、Search Consoleで調べる
公開済みのページなら、Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、そのページがどの言葉で表示されているかを見られます。ページを指定して「クエリ」(検索された言葉)の一覧を出すと、表示回数(検索結果に出た回数)の多い言葉が並びます。ここに出てくる言葉が、検索した人が実際に使っている言葉です。検索結果に出る関連の質問欄(「他の人はこちらも質問」)の問いも、検索した人の言葉の手がかりになります。
新しく書くページでは、狙う検索語をGoogleで検索し、上位に並ぶページのタイトルを読みます。上位のタイトルに共通して入っている言葉が、検索した人の求めているものです。自社の思い込みの言葉(社内の呼び名・業界用語)と、検索した人の言葉がずれていないか。この段階で確かめておく点です。狙う言葉の決め方は、「SEOのキーワード選定とは?会社サイトで狙う語を決める手順」で詳しく解説しています。
手順2:そのページで答える問いを1つに絞る
1つのページで答える問いは1つにします。「料金」を知りたい人と「やり方」を知りたい人では、求めている内容が違います。両方を1つのタイトルに詰めると、どちらの人にも「自分向けではない」と見えます。
問いを1つに絞ると、本文の構成も決まったも同然です。タイトルは本文の約束です。タイトルで「費用相場」とうたったのに本文の大半が会社紹介なら、開いた人はすぐに離れやすくなります。約束と中身を合わせるために、まず問いを1つに決めます。
手順3:検索語を前半に置き、何が分かるかを続ける
検索した人が使う言葉は、タイトルの前半に置きます。検索結果では長いタイトルの末尾が省略されることがあるため、後半に置いた言葉は見えないことがあります。前半は「このページは何についてか」、後半は「読むと何が分かるか」という分担です。
例を挙げます。「当社の取り組みについて」というタイトルでは、何のページか分かりません。「外壁塗装の費用相場|川崎市の30坪の目安と見積もりの見方」なら、検索語(外壁塗装 費用)が前半にあり、後半で地域と内容が分かります。本文に書いてあることだけをタイトルに入れるのは、タイトルが本文の約束だからです(手順2)。

手順4:他のページと重ならないタイトルにする
同じサイトの中で、同じようなタイトルのページが2つあると、検索エンジンがどちらを出すかを決めにくくなることがあります。検索した人も、どちらを開けばよいか分かりません。ページごとに、何が違うかがタイトルで分かるようにします。
サービスページで起きやすいのが、会社名だけのタイトルです。「株式会社◯◯」とだけ付いたページは、検索結果で何のページか伝わりません。「川崎市の外壁塗装|株式会社◯◯」のように、サービス名と地域名を前に置き、会社名は後ろに付けます。サービスページのタイトルと見出しの直し方は「ホームページのSEO対策とは?会社サイトで見直すページと順番」で詳しく解説しています。
手順5:よくある形を直してみる
自社サイトのタイトルを一覧にすると、同じ形の失敗が並んでいることがあります。多いものと、直した例を表にしました。直し方は、どれも「検索した人の言葉を前に・内容が分かる言葉を続ける」の繰り返しです。
| よくある形 | 困ること | 直し方 | 直した例(説明用) |
|---|---|---|---|
| 「お知らせ」「当社の取り組み」「◯◯について」 | 何のページか分からず、検索結果で読み飛ばされる | 記事の主題を表す検索語を前に置く | 「SEOについて」→「SEO対策とは?初心者が始める手順」 |
| 会社名だけ・サービス名だけ | 会社名を知らない人には伝わらない | サービス名+地域名+内容を前に、会社名は後ろに | 「株式会社◯◯」→「川崎市のホームページ制作|費用の目安と制作事例|株式会社◯◯」 |
| 検索語を3回以上繰り返す | 読みにくく、書き換えられる原因になる | 検索語は1〜2回。残りは内容が分かる言葉にする | 「リフォーム費用|リフォーム相場|リフォームの見積もり」→「リフォーム費用の相場と見積もりの見方」 |
| 「必見」「完全版」などの飾りだけが前に来る | 主題が後ろに下がり、省略されると何の記事か分からない | 飾りは外すか後ろへ。前半は主題 | 「【必見】集客を増やす方法・完全版」→「集客を増やす方法と改善の進め方」 |
| 本文に無いことを約束する | 開いた人がすぐ戻る | 本文に書いてあることだけをタイトルにする | 「絶対に失敗しないホームページ制作」→「ホームページ制作で失敗しないための確認項目」 |
直した例は、説明のために作ったものです。実際のタイトルは、検索した人が知りたいことと、本文に書いてある内容に合わせて決めます。
タイトルを直すには、本文が何に答えているかを先に整理する必要があります。記事を書く時間が取れない場合は、記事制作代行をご利用ください。キーワードの選定からタイトル・構成・執筆・WordPressへの登録までをまとめてお引き受けしています。
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タイトルの文字数:長いと「省略される」と考える

タイトルの文字数に、Googleが決めた上限はありません。検索結果では表示できる幅が決まっていて、長いと末尾が「…」で省略されます。「何字以内」という数字を守ることより、省略されても主題が伝わる並びにすることが先です。
検索結果に表示される幅は、端末と文字の幅で変わる
検索結果の見出しに入る文字の数は、固定ではありません。パソコンとスマホで表示幅が違い、同じ幅でも漢字と英数字では文字の幅が違います。そのため「30字まで出る」と言い切ることはできません。同じタイトルでも、スマホでは末尾が省略され、パソコンでは全部出る、ということが起きます。
多くの解説記事が目安として挙げるのは、全角30字前後という字数です。これは「このくらいなら多くの環境で省略されにくい」という経験則で、目安として使うのはかまいません。ただし、その字数に収めたから正しい、収まらないから間違い、という基準ではありません。
長くなるときは、前半に主題を置く
伝えたいことが多くて長くなるときは、字数を削る前に並び順を見直します。省略されるのは末尾なので、前半に主題があれば、末尾が切れても何のページかは伝わります。
- 前半:検索した人の言葉(主題)。ここが切れないようにする
- 中ほど:読むと何が分かるか(手順・目安・比較など)
- 末尾:会社名・サイト名。切れても困らないものを置く
サイト名を自動で末尾に付ける設定にしているサイトでは、その分だけ表示できる幅が減ります。この設定は、WordPressではSEO用の拡張機能の設定画面にあります。会社名をどのページにも付ける必要があるかは、一度見直す価値のある点です。
公開後に、実際の検索結果で確かめる
文字数の判断は、公開後に実際の検索結果を見て行います。狙った検索語で検索し、自社のページがどう表示されているかを、パソコンとスマホの両方で見ます。末尾が省略されていても、主題が伝わっていれば問題ありません。主題が切れているなら、並び順を直します。
検索結果に出ている見出しが、自分で付けたタイトルと違う場合は、Googleが書き換えています。自分で付けたタイトルとは、WordPressなら記事の題名、またはSEO用の拡張機能に入れた文のことです。本文の見出しと食い違っていないか、本文の内容を正しく表しているかを見直します。
どの記事のタイトルを直すか:Search Consoleの数字で決める

タイトルを直す記事は、「検索結果に表示されているのに、クリックが少ない」記事から選びます。表示されていない記事のタイトルを整えても、見る人がいないのでクリックは増えません。「2ページ目以下なら本文、1ページ目ならタイトル」のように順位だけでは決めません。表示回数・順位・クリック率(表示回数のうちクリックされた割合)の3つと、本文が答えているかを合わせて見ます。決め手は、本文が検索した人の疑問に答えているかどうか。順位は、その手がかりの1つです。
最初に見るのは、表示回数と順位
めぐみやでは、お客様のサイトのタイトルを直す前に、Search Consoleで表示回数と順位を見ます。表示回数は、検索結果に出た回数です。表示回数が少ない記事は、タイトルより先に確かめることがあります。狙った言葉がそもそも検索されているか、その言葉で順位が付いているか。Search Consoleの「検索パフォーマンス」の「クエリ」で見られます。なお、ここで見る順位(平均掲載順位)は、表示されたときの順位を表示1回ごとに平均したもの。表示の多い検索語ほど強く効きます。
同じ「検索パフォーマンス」では、ページごとの表示回数・クリック数・平均順位も並べられます。表示と順位はあるのにクリックが少ない記事が、次の節で絞り込む候補です。見る期間の目安は、週ごとの変動に惑わされないよう、判断できるだけの表示回数がたまる長さ(たとえば直近3か月)です。
表示されているのにクリックが少ない記事を探す
クリック率は、順位が高いほど高くなるのが普通です。1位と10位を同じ基準で見ることはできません。そこで、「検索パフォーマンス」のページ一覧を平均順位の順に並べ替え、自社サイトの中で順位が近い記事どうしを比べます。同じくらいの順位なのに、クリック率が目立って低い記事があれば、タイトルかディスクリプションが検索語と合っていない可能性があります。ただし、ページ単位の平均順位とクリック率は、そのページが表示された複数の検索語をまとめた値です。同じ平均順位でも、検索語の中身(会社名やサービス名そのもので探す人の割合など)や検索結果の構成によって、クリック率は大きく変わります。ページ単位の比較は候補を絞る入口にとどめ、最後は狙った検索語ごとに、順位とクリック率を確かめてから判断します。
ただし、クリック率が低い理由はタイトルだけではありません。検索結果の上部に、答えを直接表示する枠(強調スニペット)や広告が多く出ていて、自社のページまで目が届かない場合もあります。本文が検索した人の疑問に答えていないために順位が伸びず、表示はされてもクリックされにくい位置にある場合もあります。状態ごとに、疑う場所と直すものを分けました。
| 状態 | 疑うこと | 直すもの |
|---|---|---|
| 表示が少ない | 検索されていない・順位が付いていない | 検索語の選び方・本文の内容(タイトルは後) |
| 表示は多い・本文は答えている・クリック率が同じ順位帯の記事より低い | タイトルとディスクリプションが検索語と合っていない | タイトルとディスクリプション |
| 表示は多い・クリック率は同じ順位帯と同じくらい・順位が伸びない | 本文が検索した人の疑問に答えきれていない | 本文(タイトルだけ直しても動きにくい) |
| クリックはあるが、本文が読まれていない様子がある(Search Consoleでは分からないので、Googleのアクセス解析ツールGA4の「探索」で、自然検索からそのページに入った訪問に絞り、エンゲージメント率や平均エンゲージメント時間を見て推測する。検索結果に戻ったかどうかは、GA4でも直接は分からない) | タイトルの約束と本文の中身がずれている可能性 | タイトルを本文に合わせる、または本文を足す |
内部SEOが足りていなければ、タイトルより先にそちらを直す
タイトルを直す候補が見つかっても、ご支援の現場では、内部SEOが不足している場合はそちらを優先します。内部SEOとは、見出しの構造、ページの内容と検索語の対応、ページどうしのリンク、スマホでの表示といった、サイトの中で整える対策のことです。本記事では、タイトルの手前にあるこれらの土台を指して使います。
内部SEOが足りていないサイトでは、タイトルを整えても順位や表示が伸びにくく、直した効果も測りにくくなります。見出しに検索語が入っていない、1つの内容が複数のページに散らばっている、サービスページから記事へのリンクが無い。こうした状態があれば、タイトルの前にそちらを直します。順番は、土台を整えてから、検索結果の見え方を整える、です。めぐみやがWeb集客コンサルティングでご支援したシンフラワー株式会社様でも、タイトルとディスクリプションの見直しだけでは終えていません。土台にあたるページの置き場所の整理(ディレクトリ構成の見直し)とコンテンツの改修まで手を入れています。
自社サイトのどの記事を直すべきか、内部SEOの不足がどこにあるか。自分では切り分けにくい方は、Search Consoleの数字を並べて読むところからご一緒できます。内部SEO対策の修正作業も、Web集客コンサルティングの月額の範囲で行っています。
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タイトルを変えてはいけないとき

タイトルを変えると、Googleが変更を認識した後に、検索結果での表示や順位が変わる場合があります。変えただけで必ず順位が動くわけではありませんが、すでに成果の出ている記事では下がる方向に動くこともあります。最初の章で「タイトルだけで順位が決まるわけではない」と書きました。それでも変更が順位や表示に響くことがあるのは、次の2つが起きうるからです。新しいタイトルが反映された後に、ページの主題の伝わり方が変わること。そして、検索されている言葉をタイトルから外すと、その言葉で表示される機会が減ることです。直す候補を絞ったら、次の3つを守ります。
上位でクリックも取れている記事は、原則として触らない
狙った検索語で上位(目安は5位以内)に表示され、クリックも取れている記事は、原則としてタイトルを変えません。タイトルを変えて上位から外れると、クリック率が少し上がる見込みより、失うものが大きくなりやすいためです。クリック率が同じ順位帯の記事よりやや低い程度なら、まずディスクリプションを検索語に合わせて直し、本文に足りない情報があれば足します。ただし、タイトルが検索した人の知りたいことと明らかに合っていない場合は別です。たとえば、表示の多い検索語がタイトルに入っていない、タイトルの約束と本文の中身が違う、といった場合です。そのときは、その検索語での順位とクリック率を確かめ、変えたときの影響を見積もったうえで、変更を検討します。「もっと良くなるかもしれない」という期待で変えて順位が下がった場合、タイトルを元に戻しても、すぐに前の順位に戻るとは限りません。
上位にある記事に手を入れるときは、原則としてタイトル・見出しの構造・URLは変えず、本文に足りない情報を足す。これが、中小企業のサイトを長く見てきた立場からの方針です。本文を足した後も順位は毎週見ておきます。毎週見るのは急な下落に気づくためで、効いたかどうかは測り方の章のとおり、同じ日数の前後で判断します。戻す条件(測り方の章)に当てはまったら差し戻せるよう、足す前の本文を残しておきます。
サービス名・地域名を外す変更はしない
見た目を整えるために、タイトルから「川崎市」「外壁塗装」のような言葉を外してしまうことがあります。検索した人がその言葉で探していたなら、外した時点で、その言葉では検索結果に出にくくなります。ホームページのリニューアルで、新しいデザインに合わせてタイトルを書き換え、集客が減る例はこの形です。
手順1で調べた「表示の多い言葉」は、言い換えずに残します。リニューアル後に集客が減ったときの確かめ方は「ホームページのリニューアル後に集客が減った原因と復旧の順番」で詳しく解説しています。
何度も変えない:1回変えたら、測れるまで待つ
知恵袋の「何回か変えてしまいます」という声のように、しっくりこないタイトルを何度も変えたくなるのは自然なことです。ただし、変更が検索結果に反映されるのは、Googleがページを読み込み直して処理した後です。反映を待たずに何度も変えると、どの変更が効いたのかが分からなくなります。
1回変えたら、変更前の数字を取った期間(測り方の章)と同じ日数がたつまで待ちます。期間の長さは、変更の前に決めておくもの。基準は、判断できるだけの表示回数がその期間にたまるかどうかです。表示の多い記事なら数週間、表示の少ない記事なら数か月と、記事ごとに違います。
タイトルを変えた後の測り方と、戻す判断

タイトルを変えた効果は、変更前と同じ日数の期間で前後を比べ、順位とクリック率を分けて見ます。期間の長さは、変更の前に「判断できるだけの表示回数がたまる長さ」で決めておき、その日数がたってから比べます。変えたことで満足して測らないと、良くなったのか、たまたまなのか、悪くなったのかが分かりません。
変える前に、数字と日付を残す
変更の前に、元のタイトル、変更日、直近の表示回数・クリック数・平均順位を書き留めます。あわせて、同じ時期に本文やURLなど別の変更を重ねないようにします。重ねると、どちらの効果かが分からなくなります。Search Consoleの数字は後から見られますが、「いつ何を変えたか」は自分で残さないと分からなくなります。複数の記事を同じ時期に変えるなら、記事ごとに1行ずつ記録します。
戻す場合に備えて、元のタイトルは一字一句そのまま残します。「だいたいこんな文だった」では、戻したときに別の変更になってしまいます。
同じ日数で前後を比べ、順位とクリック率を分けて見る
比べるときは、変更前の期間と変更後の期間を同じ日数にします。変更後の期間は変更日の翌日から数え、変更日の当日はどちらにも入れません。新しいタイトルが検索結果に出るまで数日かかることもあるので、変更の数日後に、実際の検索結果で出ていることを確かめておきます。Search Consoleのデータは数日遅れて反映されるため、変更後の期間が終わってから数日待って見ます。
見るのは、順位・クリック率・表示回数の3つです。この3つは別々に動きます。順位が上がったのにクリック率が変わらないこともあれば、順位は変わらずクリック率だけが上がることもあります。タイトルの効果を見る数字は、クリック率の変化です。クリック数は表示回数が増えれば率が同じでも増えるので、率で見ます。ただし、クリック率は順位でも変わるため、順位も動いたときは、変更後の順位と同じ順位帯の記事のクリック率と比べて読みます。順位の変化は、本文や検索結果の構成など別の要因でも動くため、タイトルの効果(クリック率)とは分けて読むのが基本です。順位が動いたときに最初に見るのは、別の要因が無いか。検索結果の構成が変わった、競合の記事が増えた、同じ時期に自分で別の変更をした、などです。思い当たらなければ、「変えてはいけないとき」の章で挙げた2つの理由(主題の伝わり方が変わった、検索されている言葉を外した)を疑います。別の要因で下がった順位は、タイトルを戻しても戻るとは限りません。
| 結果 | 読み方 | 次にすること |
|---|---|---|
| クリック率が上がった | タイトルが検索語に合った可能性がある | そのまま続け、ディスクリプションも合わせる |
| クリック率が下がった | 新しいタイトルが、検索した人の言葉から離れた可能性がある | 戻す条件に当てはまれば、元のタイトルに一字一句そのまま戻す。次に変えるときは、表示の多い言葉を残す |
| 順位は上がった・クリック率は変わらない | 見られる機会は増えたが、押す理由が伝わっていない | 検索結果で実際の見え方を確かめ、省略や書き換えが無いか見る |
| 表示回数が減った | 外した言葉で表示されなくなった可能性がある | 変更前後の「クエリ」を比べ、消えた言葉を戻す |
| 順位が下がった | まず別の要因(検索結果の構成・競合・同時期の別の変更)を疑う。無ければ変更の影響(主題の伝わり方が変わった、言葉を外した) | 別の要因なら、タイトルは戻さず、その要因(検索結果の構成・競合・別の変更)への対応を考える。変更の影響なら、戻す条件に当てはまるかで判断し、当てはまれば元に戻す |
戻す条件を先に決めておく
変える前に、戻す条件を決めておきます。「同じ日数で比べて、表示回数が変更前の◯割を下回ったら戻す」「同じ日数がたっても順位が戻らなければ元に戻す」のような形です。条件を後から決めると、「もう少し待てば戻るはず」と判断が遅れがちです。
戻すときも、元のタイトルに一字一句そのまま戻し、戻した日付を記録します。戻した後も同じように測り、元の状態に近づいたかを確かめます。
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めぐみやの自社サイトで、タイトルの変更を測っている2本
めぐみやの自社サイトでも、タイトルを変えた記事2本を、測り方の章の手順で測っています。変更前の数字と、判断の時期をどう決めたか、そして途中で別の変更が重なったときにどう読むかをご紹介します。結果は判断の時期が来てから追記します。
変更の時点ではタイトルだけ。ただし、その後にURLと本文も変わった
2026年8月30日に、自社の記事2本のタイトルだけを変えました。1本目は「集客を増やす方法」の記事です。本文が2万字あり、足りない内容は無いと判断したので本文は触らず、タイトルを35字から30字にして、検索語を前半に置く形にしました。2本目は心理学の用語(ザイオンス効果)を解説した記事です。33字から24字にし、検索結果に出る関連の質問欄(「他の人はこちらも質問」)にあった問いをタイトルで受ける形にしました。用語の解説として本文は足りていると判断し、本文は触りませんでした。変更の時点では、どちらも本文・見出し・ディスクリプションは変えていません。2本とも平均順位は2ページ目でしたが、本文は足りていると判断していたので、直す記事の表では「本文は答えている・クリック率が低い」の行に当たります。そこで、タイトルから試しました。
ただし、この2本はその後に別の変更が重なりました。9月にサイトのカテゴリを整理した際にURLが変わり、さらに2026年10月21日には、2本とも本文を加筆してディスクリプションも変えています。測り方の章で「同じ時期に別の変更を重ねない」と書いた助言と食い違う判断で、サイト全体の整理と記事の中身の補強を優先した結果です。そのため、2本はタイトルだけを変えた例としては不完全で、前後の数字は新旧のURLを合算し、11月初めの判断はタイトルの変更と加筆の合算として読みます。何をいつ変えたかを一緒に記録しておくのが、後で読み違えないための備えです。
変更前に残した数字
変更前の期間として、2026年7月1日から8月29日までの約2か月の数字を残しました。Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、記事ごとに表示回数・クリック数・平均順位を取ったものです。
| 記事 | 変更前の約2か月(7月1日〜8月29日) | 変えた内容 |
|---|---|---|
| 集客を増やす方法の記事 | 表示864回・クリック2回・平均15.4位 | タイトルを35字→30字。検索語を前半に |
| ザイオンス効果の記事 | 表示583回・クリック1回・平均19.8位 | タイトルを33字→24字。関連の質問欄の問いを受ける |
あわせて、狙っている検索語ごとの順位も残しています。記事全体の平均順位は、表示の多い周辺の言葉に引っ張られて動くので、狙った言葉の順位は分けて読む必要があるからです。
判断の時期は11月初め。結果はこの記事に追記する
判断の時期は、変更の時点で11月初めと決めました。変更前に取った期間(約2か月)と同じ日数がたつ時期です。毎週の数字は見張りとして見ていますが、途中の数字で「効いた」「効かなかった」と決めると、週ごとの揺れを結果と取り違えます。判断の時期が来たら、2本の結果(順位・クリック率・表示回数の前後)を、10月の加筆と合わせた結果としてこの記事に追記します。
タイトルだけで直らないとき:本文・ディスクリプション・検索意図

タイトルを直してもクリックが増えない、または増えても本文が読まれていない様子があるときは、本文・ディスクリプション・検索意図のどれかにずれがあります。タイトルの言葉を変え続けるより、ずれている場所を特定します。
本文が、検索した人の疑問に答えていない
検索結果からクリックされても、本文が疑問に答えていなければ、開いた人はすぐに離れやすくなります。この状態でタイトルだけを飾っても、戻る人が増えるだけです。タイトルが約束した内容を、本文の最初の見出しで答えているかを見直します。めぐみやがご支援した株式会社社会人材コミュニケーションズ様でも、内部SEOの対策とあわせて、コンテンツの見直しと改善を行いました。
SEO内部対策とコンテンツ対策で、新規ユーザー数が約5倍に増加。
表示からクリック、クリックから問い合わせまでを段階で分けて見る方法は「集客率とは?計算方法・目安と、Webで段階ごとに上げる方法」で詳しく解説しています。タイトルは「表示→クリック」の段階を直すもので、その先の段階は本文と導線の役割です。本文の直し方は、「SEOリライトとは?直す記事の選び方・手順・効果の確かめ方」で詳しく解説しています。
ディスクリプションも、同じ検索語に合わせる
ディスクリプションは、検索結果でタイトルの下の説明文として使われることがある設定項目です。実際に表示される説明文はGoogleが決め、本文から自動で作られることもあります。表示されたときは、タイトルとセットで読まれます。タイトルで主題を示し、説明文で「読むと何が分かるか」を補うのが役割分担です。タイトルだけを直して説明文が古いままだと、2行の内容が食い違い、クリックされにくくなります。
説明文には、タイトルに入らなかった検索語や、記事で答える内容を入れます。本文から説明文が作られる場合に備えて、本文の冒頭にも、記事で何が分かるかを書いておくと安心です。
検索意図がずれているなら、別のページで受ける
検索語は同じでも、求めているものが違うことがあります。「外壁塗装 費用」で検索する人の多くが相場を知りたいのに、自社のページが施工事例の紹介なら、タイトルをどう変えても合いません。この場合は、相場に答える別のページを用意する方が合っています。
検索語ごとに何が求められているかは、検索結果に並ぶ上位ページの型(解説記事か、サービスページか、比較か)で読み取れます。自社のページの型が上位と違うなら、直すのはタイトルより、受けるページの方です。めぐみやが記事のキーワードを選ぶときも、上位ページの型を先に見て、解説記事で受けられる語かを判断しています。検索語ごとの意図の読み方は、「検索意図とは?4つの型と調べ方、会社サイトのページに合わせる手順」で詳しく解説しています。
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まとめ
SEOタイトルは、検索結果の見出しの元になる1行で、検索した人がクリックするかどうかを左右します。付けるときは、Search Consoleや検索結果で検索した人の言葉を調べ、前半に主題、後半に何が分かるかを置きます。文字数にGoogleの上限はありません。長いと末尾が省略されるものとして、省略されても主題が伝わる並びにします。
直す記事は、表示されているのにクリックが少ない記事から選び、内部SEOが足りていなければそちらを先に直します。上位にあってクリックもある記事は原則として触らず、サービス名や地域名を外す変更と、短い間に何度も変えることは避けます。変えたら同じ日数で前後を比べ、順位とクリック率を分けて読み、戻す条件を先に決めておきます。タイトルだけで直らないときは、本文・ディスクリプション・検索意図を見直します。
「表示はされているのにクリックされない記事がある」「どの記事から直せばよいか分からない」という方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。Search Consoleの数字を一緒に見るところから始めます。
- SEOタイトルはtitleタグに書く1行で、検索結果の見出しの元になる。決まるのは「押されるかどうか」。検索した人の言葉を前半に置き、何が分かるかを続ける。
- 文字数にGoogleの上限は無く、長いと末尾が省略される。省略されても主題が伝わる並びにし、公開後に実際の検索結果で確かめる。
- 直す記事は、表示されているのにクリックが少ない記事から。上位でクリックのある記事は原則として触らず(検索意図と明らかに合わないときは例外)、変えたら同じ日数で前後を比べ、戻す条件を先に決める。
SEOタイトルに関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。
Q
SEOタイトルの文字数は、何字以内にすればよいですか?
A
Googleが決めた上限はありません。検索結果では表示できる幅が端末や文字の幅で変わり、長いと末尾が省略されます。多くの解説が挙げる字数は「省略されにくい目安」で、守れば正しいという基準ではありません。前半に主題を置き、公開後に実際の検索結果で、主題が切れていないかを確かめます。
Q
タイトルを変えると、検索順位は下がりますか?
A
変えただけで必ず順位が動くわけではありません。Googleが新しいタイトルを認識した後に、検索結果での表示や順位が変わる場合があります。上位にあってクリックも取れている記事は、原則として変えません。ただし、タイトルが検索した人の知りたいことと明らかに合っていない場合は、影響を確かめたうえで変更を検討します。変えるのは、表示されているのにクリックが少ない記事に絞り、元のタイトルと変更日を残して、同じ日数で前後を比べます。
Q
ページの最初の見出し(h1)とtitleタグは、同じ文にすべきですか?
A
同じでもかまいませんし、分けてもかまいません。分ける場合は、titleタグに検索した人の言葉を前半に置き、最初の見出しはページを開いた人に向けた文にします。ただし、2つの内容が食い違うとGoogleがタイトルを書き換える原因になるため、主題は同じにそろえます。WordPressでは記事の題名が両方に使われることが多く、分けるにはSEO用の拡張機能を使います。
Q
Googleがタイトルを勝手に書き換えるのは、なぜですか?
A
titleタグがページの内容を表していない、長すぎる、同じ言葉の繰り返し、サイト名だけ。こうした場合に、Googleが本文の見出しやリンク元の文字から見出しを作ることがあります。titleタグと本文の最初の見出しの主題をそろえ、内容を正しく表す文にすると、書き換えられる場面は減ります。
Q
サイト名(ブログ名)を変えると、検索に影響しますか?
A
サイト名の変更で各ページのtitleタグの末尾も変わる場合は、検索結果での表示に影響する可能性があります。特に、サイト名そのもので検索(指名検索)されていた場合は、その分の表示が動くことがある点に注意が必要です。変更の前にサイト名でどれだけ検索されているかを、変更の後は指名検索と主要なページの検索パフォーマンスを、Search Consoleで確かめます。
Q
タイトルに数字や記号を入れると、クリックは増えますか?
A
本文に根拠のある数字(手順の数・目安の金額など)は、何が分かるかを具体的に伝えるので役立ちます。一方、本文に無い数字は開いた人がすぐ戻る原因になり、「必見」「完全版」のような飾りを前に置くと主題が後ろに下がります。数字を入れるなら本文に書いてあるものだけにし、主題の後ろに添えるのが目安です。


