ホームページのリニューアル後に集客が減った原因と復旧の順番

新しくしたのに、減った。 リニューアル後の集客を戻す順番

記事の監修

株式会社めぐみや
代表取締役社長

大浦 理

「はじめてのWebサイト運用・集客入門」著者

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。

「ホームページをリニューアルしてから、問い合わせが目に見えて減った」
「ドメインは変えていないのに、検索で見つからなくなった」
「待てば戻るのか、作り直すべきなのか判断がつかない」

こうした悩みは、Yahoo!知恵袋にも投稿されています。「ホームページをリニューアルした結果、(アドレスは変わっていないのに)検索上位にひっかからなくなってしまいました」という質問は、その一例です。「HPを作り変えてから大分減りました」と、月ごとの訪問数を添えて相談している方もいます。

中小企業のWeb集客をご支援している、めぐみやの立場からお伝えすると、リニューアル後の集客減は、確かめる順番を決めれば原因の範囲を絞り込めます。最初に見るのは、減ったのが検索からの訪問なのか、問い合わせなのか、計測の数字だけなのかです。ここが分かれば、自社で確かめることと、制作会社に依頼することを分けられます。

本記事では、

  • 減り方の切り分けと、リニューアルで集客が減る6つの原因
  • 集客を戻すための確認と復旧の順番
  • 制作会社に確認すること・依頼すること

を整理し、やってはいけない対応と、次のリニューアルに向けた準備もお伝えします。

この記事はこんな人におすすめ
  • ホームページのリニューアル後に、アクセスや問い合わせが減って困っている方
  • 減った原因が分からず、何から確かめればよいか知りたい方
  • 制作会社に何を確認し、何を依頼すればよいか整理したい方

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リニューアル後に減った集客を取り戻す3つのステップ

最初に、全体の流れを3つのステップで示します。STEP01は「最初に減り方を切り分ける」の章、STEP02は「6つの原因」の章で詳しく解説します。STEP03は、自社で進める手順を「確認と復旧の順番」の章に、制作会社とのやり取りを「制作会社に確認すること・依頼すること」の章に分けました。


STEP

01

【切り分け】減ったのは「検索からの訪問」か「問い合わせ」か「計測の数字」かを分ける

減り方によって、調べる場所が変わる

「集客が減った」には3つの種類があります。検索から訪れる人が減った場合は、URLやページの引き継ぎを疑います。訪れる人は変わらず問い合わせだけが減った場合に調べるのは、ページの導線やフォームです。届く問い合わせは変わらないのにアクセス解析の数字だけが減った場合は、計測の設定を疑います。最初にこの3つを分けると、調べる範囲を狭められます。

STEP

02

【原因の確認】旧サイトのURLとページが、新サイトでどうなったかを確かめる

見た目が新しくなっても、検索エンジンは旧サイトを覚えている

検索エンジンは、ページのURLごとに評価を積み上げています。リニューアルでURLが変わったり、ページが無くなったりすると、積み上げた評価の行き先が失われます。確かめる対象は、旧サイトで検索から人を集めていたページです。新サイトで別のURLになったのか、内容が変わったのか、無くなったのかを1つずつ見ていきましょう。

STEP

03

【復旧】旧サイトのURLとページを新サイトへつなぎ直し、制作会社に依頼する内容を決める

作り直す前に、旧サイトの資産を新サイトへつなぐ

原因が分かったら、旧サイトのURLから新サイトのページへ転送を設定し、無くなったページを戻します。サーバーの設定や、アクセス解析のタグ(訪問を数えるためにページへ入れる記述)の入れ直しは、制作会社に依頼する作業です。何を確認し、何を依頼するかを具体的に伝えると、対応が早く進みます。


リニューアル後に集客が減ったら、最初に減り方を切り分ける

リニューアル後に集客が減った場合の対処法を、検索からの訪問、問い合わせ、アクセス解析の3つの観点で示した図解。

第一章「STEP01」の切り分けを、表で確かめます。使うのは、Googleの無料ツールのSearch Console(サーチコンソール)と、アクセス解析ツールのGoogleアナリティクス(GA4)です。リニューアルの公開日をはさんで、前後3か月ずつを比べます。

どちらのツールも開いたことがない場合は、制作会社か前任の担当者に、登録の有無と閲覧の権限を確認してください。Search Consoleは、登録した日より前の数字を見られません。登録が無かった場合は、旧サイトのアクセス解析の記録で代用します。記録も残っていなければ、後の章でご紹介するWayback Machineで、旧サイトにあったページを確かめます。

減り方 確かめる数字 調べる範囲
検索からの訪問が減った Search Consoleのクリック数と表示回数が、公開日を境に減っている URLの変更、ページの削除や書き換え、検索エンジンに表示させない設定(noindex)
訪問は変わらず、問い合わせが減った GA4の訪問数は横ばいで、メールや電話で実際に届く問い合わせが減っている 問い合わせまでの導線、フォームの項目、送信の不具合
アクセス解析の数字だけが減った メールや電話で届く問い合わせは変わらないのに、GA4の訪問数や問い合わせ完了の数が減っている アクセス解析のタグ(訪問を数えるためにページへ入れる記述)、問い合わせ完了の計測設定

検索からの訪問と問い合わせの両方が減っている場合は、「検索からの訪問が減った」に当たります。どの減り方でも、原因を調べる前に計測の設定を確かめてください。計測が正しくなければ、訪問や問い合わせの数字も信用できないためです。

検索からの訪問が減った場合は、URLとページの引き継ぎを確かめる

公開日を境に検索からの訪問が減ったなら、旧サイトのURLやページが新サイトに引き継がれていない可能性があります。Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、期間の設定で「比較」を選んで、公開日の前3か月と後3か月を並べます。見る場所は「ページ」の一覧です。公開前にクリックを集めていたURLのクリック数が、公開後に0に近くなっていれば、そのページが原因の候補です。

訪問は変わらず問い合わせが減った場合は、導線とフォームを確かめる

訪れる人の数が変わらないのに問い合わせが減ったなら、ページの中身に原因があります。問い合わせボタンの位置が変わった、フォームの入力項目が増えた、送信してもメールが届かない、といった変化です。導線とフォームの見直し方は、問い合わせが来ないホームページの共通点と改善5ステップで詳しく解説しています。

アクセス解析の数字だけが減った場合は、計測の設定を確かめる

メールや電話で届く問い合わせの件数は変わらないのに、GA4の数字だけが減っている場合があります。このときは、集客そのものは減っていません。Search Consoleの数字は、タグの有無に関係なく記録されます。Search Consoleのクリック数が変わらず、GA4の訪問数だけが減っていれば、計測が原因です。考えられるのは、新サイトにタグが入っていないページがあること、または問い合わせ完了の計測が旧サイトの設定のまま残っていることです。

ホームページのリニューアルで集客が減る6つの原因

ホームページのリニューアルで集客が減る原因として、リダイレクト未設定、ページ削除・統合、タイトルや本文の変更を示した図解。

リニューアルで集客が減る原因は、大きく6つあります。1つ目から4つ目は検索からの訪問、5つ目は問い合わせ、6つ目はアクセス解析の数字に関わる原因です。STEP01で切り分けた減り方に合う原因から読んでください。Web集客支援15年・100社以上のご支援の中でも、リニューアル後に集客が減ったというご相談は少なくありません。その大半は、URLの変更やコンテンツの変更に対する準備不足が原因でした。いまのホームページが持っている資産を把握しないまま、制作を進めてしまうケースです。

URLを変えたのに、リダイレクト(転送)を設定していない

リダイレクトとは、旧サイトのURLにアクセスした人と検索エンジンを、新サイトの対応するページへ自動で転送する設定です。ドメインが同じでも、ページのURLが1文字でも変われば、検索エンジンには別のページとして扱われます。リダイレクトが無いと、旧URLは「ページが見つかりません」の表示になり、積み上げた評価と、ほかのサイトから張られたリンクの行き先が失われます。

集客していたページを削除・統合した

リニューアルの際に、古いブログやお知らせ、事例のページを整理することがあります。見た目には古くても、そのページが検索から人を集めていた場合、削除と同時に訪問が無くなります。複数のページを1つにまとめたときも同じです。まとめた先に元の内容が残っていなければ、検索から来ていた人の行き先がありません。

ページのタイトルや本文を書き換えた

URLが同じでも、ページのタイトルや見出し、本文が変われば、検索エンジンの評価は変わります。たとえば、デザインに合わせて文章を短くした結果、検索する人が知りたかった説明が無くなる場合です。サービス名や地域名がタイトルから消えていないかも確かめます。

集客が減る原因として、検索エンジンに表示させない設定が残っていること、問い合わせまでの導線やフォームが変わったこと、アクセス解析のタグを入れ直していないことを示した図解。

公開前の「検索エンジンに表示させない設定」が残っている

制作中のサイトには、作りかけのページが検索結果に出ないようにする設定(noindex)を入れておきます。この設定を公開の際に外し忘れると、新サイトのページが検索結果から消えていきます。WordPressで確かめる場所は、管理画面の「設定」→「表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックです。自社のサイトがWordPressかどうか分からない場合や、管理画面に入れない場合は、制作会社に確認を依頼します。

問い合わせまでの導線やフォームが変わった

デザインを優先した結果、問い合わせボタンがページの下まで進まないと見つからない、電話番号が画像の中に入って押せない、といった変化が起きます。フォームの入力項目が増えた場合や、送信の不具合で問い合わせが届いていない場合もあります。

アクセス解析のタグを入れ直していない

サイトを作り直すと、アクセス解析のタグも入れ直す必要があります。よくあるのは、タグが一部のページにしか入っていない状態です。問い合わせ完了ページのURLが変わったのに、計測の設定が旧サイトのまま残っている場合もあります。どちらも、実際の集客が変わっていなくても数字は減って見えます。

集客を戻すための確認と復旧の順番

集客を戻すための確認と復旧の順番を示した図解で、フォームの送信確認、旧サイトのURL整理、リダイレクト設定の手順が含まれる。

ここからは第一章「STEP03」のうち、自社で進められる手順です。原因を6つ並べても、どこから手を付けるかが決まらなければ動けません。検索からの訪問が減った場合は、手順1から4まで進めます。問い合わせだけ、またはアクセス解析の数字だけが減った場合は、手順1が確認の中心です。制作会社への伝え方は、次の章にまとめました。

順番 確かめること・行うこと 担う側
1 フォームの送信テストと、計測タグ・検索エンジンに表示させない設定(noindex)の確認 自社(タグと設定は制作会社に確認)
2 旧サイトのURLと、集客していたページの洗い出し 自社(データが無ければ制作会社にも確認)
3 リダイレクトの設定と、消えたページの復元 制作会社に依頼
4 検索エンジンへの通知と、推移の確認 自社(通知は制作会社に依頼してもよい)

1. フォームの送信と計測を確かめる

最初に確かめるのは、問い合わせが届く状態になっているかです。自分でフォームに入力して送信し、社内にメールが届くか、自動返信が送られるかを見ます。スマートフォンからも同じように試します。あわせて、次の2点を制作会社に確認します。

1つは、アクセス解析のタグが全ページに入っているか。問い合わせ完了のページは、特に漏れやすい場所です。もう1つは、検索エンジンに表示させない設定(noindex)が外れているかです。ここに問題があれば、ほかの原因より先に直します。問い合わせボタンの位置やフォームの項目が変わっていた場合は、旧サイトの形に合わせて戻します。

2. 旧サイトのURLと、集客していたページを洗い出す

Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、期間をリニューアル前の3か月にし、「ページ」の一覧をクリック数の多い順に並べます。これが、旧サイトで集客を支えていたページの一覧です。一覧のURLを1つずつ開き、新サイトで次のどれに当たるかを書き出します。開いたあとにブラウザのアドレス欄のURLが変わっていれば、別のページに転送されています。

  • 同じURLで、同じ内容のページが表示される
  • 別のURLに転送され、同じ内容のページが表示される
  • 同じURLだが、タイトルや本文が変わっている
  • 「ページが見つかりません」と表示される
  • トップページなど、内容の違うページに転送される

上の2つは問題ありません。下の3つに当たるURLが、復旧の対象です。

3. リダイレクトを設定し、消えたページを戻す

「ページが見つかりません」になるURLには、新サイトの対応するページへのリダイレクトを設定します。Googleは「URL の変更を伴うサイト移転」の中で、永続的なリダイレクトの使用を勧めています。永続的なリダイレクトは、URLが恒久的に変わったことを伝える転送で、「301リダイレクト」と呼ばれます。制作会社に依頼するときも、この呼び名で通じるはずです。Googleの同じ案内は、多くの旧URLをトップページのような関連性の低い1つのページへまとめて転送することを、避けるよう求めています。内容の違うページに転送されていたURLは、対応するページへ転送先を変更します。

対応するページが新サイトに無い場合は、旧サイトの内容をもとにページを作り直します。すべてを戻す必要はありません。手順2の一覧で、クリック数の多かったページから順に戻します。タイトルや本文が変わっていたページは、旧サイトの内容と見比べ、無くなった説明やサービス名を戻します。

弊社がご支援した株式会社エクセル東海様の事例でも、原因は旧サイトからの引き継ぎにありました。リニューアルの際にリダイレクトなどの処理が行われておらず、公開後に集客とお問い合わせが減っていたケースです。過去の資産を少しでも拾える施策から着手し、Webコンテンツの整理と改善、SEO内部対策(サイトの構造やタグの見直し)を進めました。回復までにかかった期間は4か月です。コンテンツの改善まで含めた期間のため、次の手順4でご紹介する検索エンジンへの反映の目安より長くなっています。

ご支援実績株式会社エクセル東海様 押出成形加工業/静岡県

リニューアル後の集客減をV字回復させ、大型受注を獲得。

4. 検索エンジンに伝え、数週間単位で推移を見る

リダイレクトとページの復元が済んだら、検索エンジンに変更を伝えます。方法は2つです。

1つは、サイトマップ(ページの一覧を検索エンジンに伝えるファイル)の送信で、Search Consoleの「サイトマップ」の画面から行います。ファイルの場所は制作会社に聞いてください。もう1つは、主なページのインデックス登録(検索エンジンのデータベースへの登録)のリクエストです。Search Consoleの上部にある「URL検査」の欄にURLを入れると、リクエストのボタンが表示されます。操作が難しい場合は、この通知も制作会社に依頼してかまいません。

反映には時間がかかります。前述のGoogleの案内には、小規模から中規模のサイトで大半のページの移転が反映されるまでに数週間かかる、とあります。移転中に掲載順位が一時的に変動するのは通常のこと、という説明も同じ案内にありました。週に1回、手順2の一覧のページについて、クリック数と表示回数が戻ってきているかを見ます。

原因の特定から復旧までを自社だけで進めるのが難しい場合は、現状の分析から施策の実行までを任せられる、めぐみやのご支援もご検討ください。

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制作会社に確認すること・依頼すること

制作会社に確認すること・依頼することを示した図解で、URLの対応表、リダイレクトの追加、Wayback Machineの調べ方が含まれている。

第一章「STEP03」のもう1つは、制作会社とのやり取りです。「集客が減ったので見てほしい」と伝えるだけでは、調べる範囲が広く、回答に時間がかかります。確認することと依頼することを分けて、具体的に伝えます。

制作会社に伝える内容
  • 確認:旧サイトと新サイトのURLの対応表はあるか
  • 確認:リダイレクトは、どのURLに設定したか
  • 確認:検索エンジンに表示させない設定(noindex)は外れているか
  • 確認:アクセス解析のタグは、全ページに入っているか
  • 依頼:転送されていない旧URLへのリダイレクトの追加
  • 依頼:削除したページの復元
  • 依頼:アクセス解析のタグと、問い合わせ完了の計測の再設定

確認するのは、URLの対応表とリダイレクトの設定状況

URLの対応表とは、旧サイトのURLと、新サイトの対応するURLを1行ずつ並べた一覧です。対応表があれば、前の章の手順2(旧サイトのURLの洗い出し)で作った一覧と照らし合わせて、転送の漏れを見つけられます。対応表が無い場合は、手順2で作った一覧を制作会社に渡し、それぞれのURLの転送先を決めてもらいます。

依頼するのは、リダイレクトの追加・ページの復元・タグの再設定

リダイレクトはサーバーやWordPressの設定で行うため、多くの場合は制作会社の作業になります。依頼するときは、「このURLを、このページへ転送してほしい」と一覧で渡します。ページの復元は、旧サイトのデータを制作会社が保管しているかを先に確かめます。公開後の修正が契約の範囲に入るか、別の費用になるかも、このときに聞いておきます。

旧サイトのデータが残っていないときの調べ方

旧サイトのデータが自社にも制作会社にも残っていない場合でも、調べる方法はあります。Search Consoleに登録があれば、旧サイトのURLは「検索パフォーマンス」で期間をリニューアル前まで広げると確かめられます。ページの内容は、過去のWebページを保存している「Wayback Machine」で調べます。旧URLか自社のドメインを入れると、保存されていた時点の姿を見られることがあります。Search Consoleに登録が無い場合に使えるのも、この方法です。すべてのページが保存されているわけではありません。見つかった範囲で、サービスの説明や事例など、問い合わせにつながるページから作り直します。

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リニューアル後の集客減でやってはいけない3つの対応

リニューアル後の集客減でやってはいけない3つの対応を、原因を特定しないままデザインを変える、広告費を増やして穴を埋める、何もせずに順位が戻るのを待つの3項目で示した図解。

集客が減ると、早く元に戻したい気持ちから、次の3つの対応を取りがちです。どれも、原因を残したまま時間と費用を使うことになります。

  • 原因を特定しないまま、もう一度デザインを変える
  • 広告費を増やして穴を埋める
  • 何もせずに順位が戻るのを待つ

原因を特定しないまま、もう一度デザインを変える

減った原因がURLやページの引き継ぎにある場合、デザインを変えても集客は戻りません。再度の変更でURLやページの内容がさらに変わると、原因を調べる手がかりも減ります。見た目に手を入れるのは、切り分けと原因の確認を終えてからにします。

広告費を増やして穴を埋める

避けたいのは、広告だけで穴を埋め続けることです。広告を出せば、その間の訪問は増えます。ただし、検索からの訪問が減った原因は残るため、広告を止めると元の状態に戻ります。元の状態とは、集客が減ったままの状態です。当面の問い合わせを確保するために広告を使う場合も、復旧の作業は止めないでください。

何もせずに順位が戻るのを待つ

待って戻るのは、リダイレクトとページの引き継ぎが正しく行われている場合です。Googleが「一時的な変動」としているのは、移転の処理が済んでいるサイトの話です。転送の漏れやページの削除が原因の場合、待つだけでは旧サイトの評価が新サイトに引き継がれません。公開から1か月以上たっても数字が戻っていなければ、待つ段階は過ぎています。「集客を戻すための確認と復旧の順番」の章の手順1から確かめてください。

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次のリニューアルで同じことを繰り返さないために

リニューアルに関する図解で、集客の現状を把握する方法とURLの対応表を作成する手順を示している。

ホームページは、数年ごとに作り直す機会が来ます。次のリニューアルで集客を落とさないためには、制作を始める前の準備が欠かせません。

着手前に、いまの集客を支えているページを把握する

制作会社に相談する前に、Search Consoleでクリック数の多いページと検索語を一覧にします。この一覧にあるページは、URLと内容を引き継ぐ対象です。残すページ、内容を変えてよいページ、無くしてよいページを、デザインの話より先に決めます。全体を作り直さずに一部の改修で済むかどうかの判断は、ホームページ改修とリニューアルの違いをご覧ください。

URLの対応表とリダイレクトを、発注の条件に入れる

見積もりを依頼するときに、URLの対応表の作成、リダイレクトの設定、アクセス解析のタグの移行、公開後の確認を、作業の項目として入れてもらいます。項目に入っていれば、公開後に漏れが見つかったときも、対応を依頼できます。

集客を引き継ぐ前提でリニューアルを進めたい場合は、SEO内部対策を制作と同時に行う、めぐみやのWebサイト制作もご検討ください。

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まとめ

ホームページのリニューアル後に集客が減ったら、最初に減り方を切り分けます。検索からの訪問が減ったのか、問い合わせが減ったのか、計測の数字だけが減ったのかで、調べる範囲が決まります。

原因の多くは、URLの変更とページの削除・書き換えに対する準備不足です。フォームと計測の確認、旧サイトのURLの洗い出し、リダイレクトの設定とページの復元、検索エンジンへの通知の順に進めます。制作会社には、確認することと依頼することを分けて、URLの一覧とあわせて伝えます。

「減った原因がどこにあるのか分からない」「制作会社に何を依頼すればよいか整理したい」という方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。

この記事のまとめ
  • 最初に、減ったのが「検索からの訪問」「問い合わせ」「計測の数字」のどれかを切り分ける。
  • 復旧は、フォームと計測の確認 → 旧URLの洗い出し → リダイレクトとページの復元 → 検索エンジンへの通知の順に進める。
  • 制作会社には、URLの対応表とリダイレクトの設定状況を確認し、転送の追加とページの復元を一覧で依頼する。

ホームページのリニューアル後の集客減に関するよくあるご質問

最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。



Q

リニューアル後、検索順位はどのくらいで戻りますか?

A

リダイレクトとページの引き継ぎが正しく行われていれば、数週間が目安です。Googleは、小規模から中規模のサイトで大半のページの移転が反映されるまでに数週間かかると案内しています。この間の順位の変動は通常のことです。転送の漏れやページの削除が原因の場合は、待つだけでは解決しません。旧サイトのURLを洗い出し、リダイレクトの設定とページの復元を先に行います。

Q

ドメインを変えていなくても、検索順位が下がることはありますか?

A

あります。ドメインが同じでも、ページのURLが変われば、検索エンジンには別のページとして扱われます。URLが同じ場合も、タイトルや見出し、本文の書き換えが評価に影響します。リニューアルの前後で、集客していたページのURLと内容がどう変わったかを確かめてください。

Q

リダイレクトはいつまで残しておけばよいですか?

A

Googleは、リダイレクトをできるだけ長く保持するよう案内しています。目安は1年以上です。旧URLに張られたほかのサイトからのリンクを、新しいURLに結び付ける時間が要るためです。サーバーの移転や契約の変更の際に設定が消えることがあるので、設定した内容は一覧で手元に残しておきます。

Q

制作会社に修正を依頼すると、追加の費用がかかりますか?

A

契約の内容によって異なります。リダイレクトの設定やタグの移行が、発注時の作業の項目に入っていたかを見積書と契約書で確かめます。公開後の修正に対応する期間を契約で決めている会社もあるため、期間も確認の対象です。依頼する前に、対応してほしいURLの一覧を用意し、契約の範囲に入るかを制作会社に確認してください。

Q

リニューアル前のデザインに戻したほうがよいですか?

A

戻す前に、減った原因を確かめます。検索からの訪問が減った原因がURLやページの引き継ぎにある場合、デザインを戻しても集客は戻りません。問い合わせまでの導線が原因の場合は、ボタンの位置やフォームの項目など、変わった箇所だけを直します。全体を戻すより、作業も費用も少なく済みます。

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