記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「キーワードは決めたが、何を書けばよいのか分からない」
「サービスページを作ったのに、検索から人が来ない」
「書きたいことから書き始めてよいのか、自信がない」
Yahoo!知恵袋にも「キーワードを決める時、書きたい内容が決まっている(これを伝えたい)から入るのは間違っていますか」という、会社のサイトを任された方の声があります。SEOの解説で「検索意図」という言葉を見て、自社のページに当てはめたい方は多いはずです。
記事制作代行と、会社サイトの集客のご支援をしている、めぐみやの立場からお伝えします。検索意図は、記事を書く人だけのものではありません。会社のサービスページが検索する人の目的に合っているかを見る物差しでもあります。
- 会社サイトの記事やサービスページを任された、中小企業の経営者・Web担当者の方
- キーワードは選べたが、何を書くかを決める順番が分からない方
- 今あるサービスページが、検索する人の目的に合っているかを確かめたい方
検索意図とは?検索した人が、その言葉で知りたい・やりたいこと

検索意図とは、検索した人が、その言葉を入力して知りたいこと・やりたいことです。検索語は入力された言葉で、検索意図はその言葉の裏にある目的です。本記事では、この検索意図を会社サイトの記事とサービスページに当てはめ、何を書くか・どのページで受けるかを決める手順として扱います。
検索意図の意味と、キーワードとの違い
キーワードは、検索窓に入力された言葉です(本記事では検索語とキーワードを同じ意味で使います)。検索意図は、その言葉を入力した人が求めている答えです。同じ「ホームページ 制作」という言葉でも、制作会社を探している人と、自分で作る方法を知りたい人では、求めている答えが違います。言葉は1つでも、意図は1つとは限りません。
検索エンジンは、入力された言葉に対して、意図に合うと判断したページを並べます。言葉が入っているだけのページより、その言葉で検索した人の目的に答えているページが選ばれやすい仕組みです。だから、キーワードを決めたあとに「この言葉で検索する人は、何を知りたいのか」を読む工程が要ります。
会社サイトで検索意図を見る理由
会社サイトのページは、記事もサービスページも、誰かの検索に答えるために置かれています。検索意図に合ったページは、読者の疑問や悩みを解決しやすく、役に立つページになります。役に立ったページの読者は、そのサイトの別のページにも進みやすいものです。
逆に、意図とずれたページは、検索結果に出ても読まれにくく、読まれても問い合わせに進みません。ご支援先のサイトを拝見していると、ページの数は足りているのに、どのページがどの検索に答えるかが決まっていないサイトが少なくありません。検索意図を見る理由は、ページを増やす前に、今あるページの役割をはっきりさせることにあります。
この記事の進め方
本記事では、まず検索意図を4つの型に分け、会社サイトのページに対応させます。その後、調べ方、今あるページの点検、記事の構成への落とし方、差のつけ方、公開後の確かめ方の順に進めます。章の名前を押すと、その章に移れる作りです。
| 段階 | やること | この記事の章 |
|---|---|---|
| 1. 型を知る | 4つの型と、どのページで答えるかを対応させる | 検索意図の4つの型 |
| 2. 調べる | 検索結果・上位ページ・Q&Aサイトで、意図を読む | 検索意図の調べ方 |
| 3. 点検する | 今あるページに来ている検索語と、中身のずれを見る | 今あるページを点検する |
| 4. 書く | 伝えたいことと知りたいことをすり合わせ、構成に落とす | 記事の構成に落とす |
| 5. 差をつける | 意図を満たしたうえで、現場の見方を足す | 検索意図を満たすだけでは、差がつかない |
| 6. 確かめる | 公開後、狙った意図で来ているかを検索語で見る | 公開後に確かめる |
検索意図の4つの型と、会社サイトのどのページが受けるか

検索意図の分け方には、いくつかの整理があります。Googleは、検索結果の品質を評価する人に向けたガイドライン(検索品質評価ガイドライン)を公開しています。そこで使われている区分は、次の4つです。
- Know:知りたい
- Do:何かをしたい
- Website:特定のサイトを見たい
- Visit-in-person:店や施設に行きたい
本記事では、知りたい(Know)・行きたい(Go)・やりたい(Do)・買いたい(Buy)の4分類を使います。会社サイトでは、手順を知りたい人と依頼先を比べている人で、受けるページが変わるからです。型の名前を覚えるより大事なのは、それぞれの型をどのページで受けるかを決めることです。「受ける」とは、その検索の着地先として答えるページになることを指します。
知りたい(Know):疑問や悩みの答えを探している
「検索意図とは」「外壁塗装 時期」のように、意味や目安を知りたい検索です。会社サイトでは、記事(コラム・ブログ)が受けます。この型で来た人は、まだ依頼先を探していません。記事の役割は、疑問に答え、必要なら関連するサービスへ案内することです。答えの途中で売り込みを始めると、読者は離れます。
行きたい(Go):会社名・サービス名で、そのサイトを探している
「めぐみや」「◯◯株式会社 アクセス」のように、行き先が決まっている検索です。会社名や自社のサービス名で検索する人は、すでにその会社を知っています。受けるのはトップページ・会社概要など名指しされたページで、ここで要るのは、探している情報(所在地・連絡先・サービスの一覧)にすぐ届く構成です。
やりたい(Do):手順や方法を知って、自分で動きたい
「確定申告 やり方」「見積書 書き方」のように、何かを済ませたい検索です。手順を知りたい人を受けるのは、手順を書いた記事です。会社のサービスを申し込みたい人の「サービス名 申し込み」「会社名 資料請求」のような検索も、この型に入ります。決めたあとに動く段階の検索で、受け皿は申込みのページです。依頼先や費用を比べている段階は、次の「買いたい」です。この型では、読んだあとに何をすればよいかが一目で分かることが決め手になります。

買いたい(Buy):依頼先・費用・比較を見て、決めたい
「ホームページ制作 費用」「◯◯市 税理士 おすすめ」のように、依頼を考えている人の検索です。会社サイトでは、サービスページが受け皿の中心です。比べている段階の人には、料金の説明や導入事例、選び方・比較をまとめたページが合うこともあります。サービスページに置くのは、料金の目安、対応範囲、依頼から完了までの流れ、実績、よくある質問、問い合わせ先です。この型の検索語で、自社サイトからは記事だけが表示されていることがあります(Search Console で確かめます)。その場合は、記事からサービスページや問い合わせへ進む案内があるかを確かめます。案内が無ければ、問い合わせに近い人を記事で止めてしまいます。
4つの型と、受けるページの対応
4つの型を、検索語の例と、会社サイトで受けるページ、そのページに置くものと合わせて表にしました。自社の主なページが、どの型を受けているかを当てはめてみてください。
| 型 | 検索語の例 | 受けるページ | ページに置くもの |
|---|---|---|---|
| 知りたい(Know) | 「検索意図とは」「外壁塗装 時期」 | 記事 | 疑問への答え、目安、関連するサービスへの案内 |
| 行きたい(Go) | 「会社名」「サービス名」 | トップページ・会社概要 | 所在地・連絡先・サービスの一覧にすぐ届く導線 |
| やりたい(Do) | 「◯◯ やり方」「サービス名 申し込み」 | 手順の記事・申込みページ | 手順そのもの、次に何をするかが分かる案内 |
| 買いたい(Buy) | 「◯◯ 費用」「地域名 業種 依頼」 | サービスページ(料金の説明・導入事例・選び方のページも) | 料金の目安・対応範囲・流れ・実績・よくある質問・問い合わせ先 |
1つの言葉に、複数の意図が混ざるとき
「ホームページ 制作」のように、依頼先を探す人と、自分で作りたい人が同じ言葉で検索することがあります。この場合、検索結果に並ぶのは、サービスページと解説記事の混ざった顔ぶれです。会社サイトでは、どちらの意図を主に受けるかを1ページにつき1つ決め、もう一方の意図には、別のページへの案内で答えます。決めるときは、次の章で見る検索結果の顔ぶれ(1ページ目に多いページの種類)を参考にします。そのうえで、上位ページの中身と、自社が応えたいお客様の目的を照らし合わせて、主に受ける意図を決めます。検索結果は地域や端末によっても変わるので、件数だけでは決めません。両方を1ページに詰め込むと、どちらの人にも中途半端なページになります。
例:ホームページ制作会社なら、どの言葉をどのページで受けるか
「ホームページ制作」に関わる言葉を、想定する意図と受けるページに当てはめた例です。検索語ごとの意図の割り当ては、説明のための想定です。実際の判断は、それぞれの言葉で検索結果を確かめてから行います。
| 検索語 | 想定する意図 | 受けるページの例 |
|---|---|---|
| ホームページ制作とは | 知りたい:意味を知りたい | 解説記事 |
| ホームページ 作り方 | やりたい:自分で作りたい | 手順の記事 |
| ホームページ制作 費用 | 買いたい:費用をつかみたい | 料金の説明・サービスページ |
| ホームページ制作会社 比較 | 買いたい:依頼先を比べたい | 選び方・比較のページ |
| ホームページ制作 依頼 | 買いたい:依頼したい | サービスページ |
自社がホームページ制作会社だとすると、先に整えるのは「費用」「依頼」の言葉を受けるサービスページと料金の説明です。問い合わせに最も近い言葉だからです。次に、依頼先を比べている人に向けて、選び方や比べる観点をまとめたページを用意します。「とは」「作り方」は、依頼を考えていない人も多く検索する言葉です。書くなら、記事の中に依頼する場合の目安と、サービスページへの案内を置きます。検索される回数が多いからと「とは」「作り方」の記事から書き始めると、人は来ても依頼につながらない、サービスの内容とのずれが起きやすくなります(点検の章で詳しく触れます)。
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検索意図の調べ方:検索結果・上位ページ・検索する人の言葉を見る

検索意図は、推測で決めずに、実際に検索して確かめます。めぐみやでは、記事の構成案を作る前に、検索結果と上位の競合ページ、知恵袋などのQ&Aサイトを必ず見ます。見る場所は3つで、順番もこのとおりです。検索結果の顔ぶれ、上位ページの見出し、そして検索する人の言葉(サジェスト・関連する検索・知恵袋などのQ&Aサイト)です。
検索結果の顔ぶれで、どの型の意図が強いかが分かる
狙う言葉で実際に検索し、1ページ目に並ぶページの種類を数えます。見るのは、解説記事・サービスページ・比較やまとめの記事・用語集・通販ページの、どれが何件あるかです。解説記事と用語集は「知りたい」、手順の記事は「やりたい」、サービスページ・比較やまとめの記事・通販ページは「買いたい」の目印です。「行きたい」は会社名の検索なので、この数え方には出てきません。解説記事が並ぶ言葉は「知りたい」が強く、サービスページが並ぶ言葉は「買いたい」が強い検索語と読めます。
この見方は、どの言葉を狙うかを決めるキーワード選定でも使います。ただし、見る目的が別です。キーワード選定で見るのは「この言葉で自社のページが戦えるか」。検索意図を読むときは「この言葉で来た人に、何を・どの順で見せるか」を見ます。同じ検索結果を、別の問いで読み直す作業です。
上位ページが共通して答えている問いと、答えていない問い
検索結果の上位にあるページを、できれば10件ほど開いて、見出しを書き出します。ここで見るのは2つです。
- 共通して答えている問い:ほとんどのページが置いている見出し。検索した人が確実に知りたいことなので、自社のページでも答えます
- 答えていない問い:どのページにも無い、または1〜2件しか触れていない見出し。自社の現場で答えられるなら、ここが差になります
たとえば「検索意図」で検索すると、上位のページは定義・分類・調べ方・書き方のポイントをそろって置いています。一方で、会社の側から今あるサービスページを点検する話は、ほとんど出てきません。本記事がその章を立てているのは、この読み方の結果です。
サジェスト・関連する検索・知恵袋で、検索する人の言葉をそのまま拾う
検索窓に言葉を入れたときに出る候補(サジェスト)と、検索結果の下に並ぶ「関連する検索」には、その言葉と一緒に調べられていることが出ます。「検索意図」なら「とは」「種類」「把握 やり方」が候補に出ます。記事の見出しに拾う言葉の候補です。
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでは、検索する人が自分の言葉で書いた質問が読めます。冒頭で紹介した「書きたい内容が決まっているから入るのは間違っていますか」のように、検索語には表れない不安が出てきます。質問の言い回しは、記事の冒頭や見出しに、ほぼそのまま使える材料です。
調べる作業はAIに任せ、何を書くかは人が決める
検索結果の見出しの書き出しやサジェストの収集は、生成AIに任せられる作業です。めぐみやでも、市場・競合・検索語の調査はAIに任せています。一方で、構成案の作成と、原稿の確認・手直しは、必ず人が行います。
人が決めるのは、集めた問いのうち、どれに自社が答えられるか、どの順に並べるか、どこで自社のサービスに触れるかです。AIが出す構成は、上位ページの平均になりがちです。そのまま書くと、上位ページの要約と変わらない記事になります。ご相談で増えているのも、AIに任せすぎて内容の質が下がっているケースです。
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今あるページを点検する:来ている検索語と、中身のずれ

検索意図は、新しく書く記事のためだけに読むものではありません。今あるページ、特にサービスページが、どの検索語で表示され、その言葉で来た人の目的に答えているかを点検する物差しになります。この章の作業に要るのは、Googleが無料で提供している Search Console(サーチコンソール)だけです。未登録なら、登録から始めます。
1ページに1つの主な検索意図を置く
会社サイトの基本は、1つのページが1つの主な検索意図に答えることです。提供内容や対象が違うサービスなら、ページを分け、それぞれのページが答える検索語を決めます。1ページに並べると、どのサービスの検索語にも答えきれなくなるためです。近いサービスは、1ページにまとめてかまいません。似た意図に答えるページが複数あるときは、内容と役割の重なりを確かめます。見るのは、Search Console で同じ検索語に自社の2つ以上のページが表示されていないかです。重なりが大きければ、ページをまとめるか、役割を分け直すことを考えます。
サービスページで整える項目(料金の目安・対応範囲・流れ・実績・よくある質問・問い合わせ先)は、4つの型の表の「買いたい」の行のとおりです。
主なページの一覧を作る:制作会社に任せたサイトで抜けやすいキーワード設計
制作会社に任せて作ったサイトをめぐみやが拝見するとき、SEOの面で抜けていることが多いのは、キーワード設計です。キーワード設計とは、見込み客が検索する言葉を洗い出し、どのページがどの言葉に答えるかを決めることです。キーワード選定が狙う言葉を1つずつ選ぶ作業なのに対し、キーワード設計はサイト全体でページと言葉の対応を決めます。これが無いと、ページは整っているのに、どのページも特定の検索意図に答えていない状態になります。
点検は、主なページを一覧にすることから始めるのが近道です。各ページに、受けたい検索語(狙い)と、実際に来ている検索語(次の節の Search Console で見ます)を書き、それぞれの言葉の型を添えます。受けたい検索語が書けないページと、同じ言葉を書いた2つのページが、ここで見えてくるはずです。
Search Console で「どんな言葉で来ているか」を見る
Search Console では、自社サイトの検索結果での表示を確かめられます。「検索パフォーマンス」で、ページごとに、どの検索語で表示され、何回クリックされたかが見られます。一覧に書いた主なページを、1ページずつ次の手順で見ていく流れです。
- 「検索パフォーマンス」で「ページ」のタブを開き、点検するサービスページを選ぶ
- 「クエリ」のタブに切り替え、そのページが表示されている検索語を、表示回数の多い順に見る
- 上位の検索語を、依頼を考えている人の言葉(買いたい)と、まだ調べている人の言葉(知りたい)に分ける
- 上位の検索語とその型を、一覧の「実際に来ている検索語」の欄に書く
- 表示回数は多いのにクリックが少ない検索語は、検索結果に出ている言葉(タイトル・説明文)と、検索した人の目的が合っているかを疑う
サービスページなのに、「◯◯とは」「◯◯ 違い」のような「知りたい」型の言葉ばかりで表示されていることがあります。その場合、そのページは依頼を考えている人の検索語を受けていません。タイトルと冒頭に費用・依頼に関わる言葉が無いか、本文が説明だけで終わっていないかを見直します。逆に、記事に「◯◯ 費用」のような言葉で人が来ているなら、その記事からサービスページへの案内が要ります。めぐみやの無料HP診断では、今どんな検索語でサイトに来ているかも、この見方でお伝えしています。
検索意図に合わせてページを企画し、改善し続けた例に、ご支援先の株式会社スマートスマーツ様があります。求人サイトに頼らず、自社サイトで応募者を集めることを目指し、求職者が検索する言葉と、その目的(検索意図)に合わせてページの企画と改善を続けました。その結果が、下の実績です。
ずれで多いのは、検索される回数だけを見て書いた記事
ご支援の現場で多いのは、検索される回数だけを見て書いた記事の中身が、自社のサービスの内容とずれているケースです。検索数の大きい言葉を選び、上位ページに合わせて書くと、記事は読まれても、その読者が求めるサービスを自社が提供していないことがあります。
このずれは、記事を書く前に1行書けば防げます。書くのは、最初の章の「この言葉で検索する人は何を知りたいのか」と対にした、「この言葉で来た人に、自社は何を案内できるか」の1行です。案内できるサービスが無い言葉は、検索数があっても、会社サイトで受ける言葉ではありません。
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めぐみやのWeb集客コンサルティング
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記事の構成に落とす:伝えたいことから入らず、知りたいことに答える順で

検索意図を読んだら、記事の構成に落とします。ここで多くの方がつまずくのが、冒頭の知恵袋の声と同じ「伝えたいことから入ってよいのか」です。
「伝えたいこと」と「知りたいこと」をすり合わせる
ご相談の場でも、伝えたいことから入る方は多くいらっしゃいます。自社の強みや、こだわりを書きたい気持ちは、記事を書く動機そのものです。めぐみやが大事にしているのは、その気持ちを残したまま、検索する人の知りたいこととすり合わせることです。
すり合わせるには、順番を入れ替えます。記事の前半は、検索した人の疑問に答える部分に使います。自社が伝えたいことは、その疑問に答える具体例や、答えの根拠として後半に置く形です。たとえば、施工のこだわりを伝えたい塗装店なら、まず「外壁塗装 時期」の疑問に答えます。そのうえで、「時期を見極めるとき、現場ではここを見ている」と、こだわりを答えの根拠として続けます。伝えたいことだけで始めた記事は、見込み客のニーズに応えていません。めぐみやが見てきた成果の出ていないホームページに、多かった状態です。
ご支援先の南部化成株式会社様では、伝えたい技術を、発注する側が検索するときの言葉に置き直しました。技術名・サービス名・商品名の組み合わせで狙う検索語を決め、その言葉で答えるページを整えて、技術・製品のPRを進めています。
SEO内部対策(ページの修正)と技術・製品のPRで、施策開始からサービスページ閲覧数60%増。
見出しは、検索した人の疑問の順に並べる
見出しの並びは、検索した人が疑問を持つ順にします。「◯◯とは」で検索した人なら、意味→種類や目安→自分の場合はどうか→次に何をするか、の順です。最初の見出しで、検索語への直接の答えを置きます。前置きや背景から始めると、答えを探している読者は離れます。
並べ方の目安は、調べ方の章で書き出した「上位ページが共通して答えている問い」を前半に、「答えていない問い」のうち自社が答えられるものを後半に置くことです。見出しは、読者が目次だけを見ても記事の流れが分かる言葉にします。
字数は、答えきるのに要る量で決まる
「競合が1万字なら、1万字以上書いた方がよいのか」という質問が、知恵袋にも出ています。字数は、検索した人の疑問に答えきるために必要な量で決まります。「◯◯ 意味」のように答えが短い意図なら、短い記事で十分です。手順や判断が要る意図なら、長くなります。
競合の字数に合わせて内容を足すと、読者の疑問に関係のない段落が増えます。字数を増やす前に、答えていない問いへの答えを足します。
タイトルと冒頭に、検索した人の言葉を置く
タイトルと説明文、冒頭の段落には、検索した人が入力する言葉と、その答えを置きます。検索結果に出るのはタイトルと説明文なので、ここで「自分の知りたいことが書いてある」と伝わらなければ、記事は開かれません。
タイトルは、検索語を前半に置き、何が分かるかを簡潔に書きます。長いと末尾が省略されるので、伝えたい言葉を先に出します。クリック率の見方や、タイトルの文字数と直し方は、「SEOタイトルの付け方|文字数の目安と、変えてよい記事の見分け方」で詳しく解説しています。
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めぐみやのWebコンテンツ制作代行
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検索意図を満たすだけでは、差がつかない

ここまでの手順で、検索意図に合った記事は書けます。ただし、意図を満たすことは土台であって、差がつく要素ではありません。
上位の問いに答えるだけでは、上位と同じ記事になる
上位ページが共通して答えている問いを、すべて置いた記事を書くと、上位ページと同じ構成の記事ができます。検索エンジンから見れば、すでに同じ答えを出しているページがある状態です。読者から見ても、どのページを開いても同じことが書いてあります。
上位の真似で答えられるのは、平均的な疑問までです。上位の問いは、検索した人の知りたいことの平均値だからです。自社のページに来る人が、平均どおりの疑問だけを持っているとは限りません。
差になるのは、現場で見てきたことと、その解釈
差になるのは、同じ事実を、自社の現場でどう見ているかです。SEOコンサルタントの住太陽さんは、2026年9月9日の「住太陽のSEOニュースレター」で次のように書いています。「自分自身の専門家としての固有の視点や立ち位置を明確にし、考え方や判断を示す一次情報の発信は、読者から頼られ、選ばれる土台をつくります」。
会社サイトで言えば、定義や手順を書いたあとに、自社の現場でどう見ているかを続けることです。めぐみやの現場でも、記事の差になっているのは現場の判断です。ご相談で実際に多いことや、着手時に最初に確かめていること(どんな検索語で来ているか、など)がそれにあたります。本記事で「ずれで多いのは、検索される回数だけを見て書いた記事」と書けるのは、ご支援の中でそれを繰り返し見てきたからです。同じ定義や分類を書いても、その後に「自社の現場ではこう見ている」が続く記事と、続かない記事では、読者に残るものが違います。
事例・数字・お客様の言葉は、確かめたことだけを書く
現場の見方を足すときに、守ることが1つあります。事例・数字・お客様の言葉は、確かめたことだけを書くことです。「◯倍になった」「多くのお客様が」のような表現は、根拠が無ければ書きません。公式サイトに掲載している実績、お客様の許可を得た声、自社で数えた数字の範囲で書きます。
根拠の無い事例を足すと、検索意図は満たしても、書いた会社への読者の信頼を損ねます。書けることが無い章は、立場を示す形(「◯◯のご支援をしている立場から」)にとどめるのが安全です。
公開後に確かめる:狙った意図で来ているか

検索意図は、書く前に読むだけでなく、公開した後に確かめます。見る場所は、点検の章と同じ Search Console と、訪問後の行動を見る GA4 です。
Search Console の検索語と、狙いを突き合わせる
公開した記事やサービスページが検索結果に表示され始めたら、そのページで表示された検索語を見ます。まず、想定した検索語と、その周辺の言葉で表示されているかを確かめます。狙いと違う型の言葉で表示されているケースも少なくありません。表示された検索語の見方、クリックが少ない言葉の疑い方、直す場所は、点検の章の Search Console の手順と同じです。
ただし、Search Console で分かるのは、どの検索語で表示され、クリックされたかまでです。表示されていることだけでは、訪れた人の目的に答えられたかは分かりません。そこで、訪問後の行動もあわせて見ます。訪問後の行動とは、GA4 の「探索」で見る、サービスページへの移動や問い合わせのことです。違う型の検索語が多い、クリック率が低い、サービスページへの移動が見られない、のどれかに当てはまれば、意図とページの中身のずれを疑います。順位だけを見て判断せず、どの言葉で・どの型の人が来ているかを見ます。
ずれていたら、直すのは1本ずつ
ずれが見つかったら、直すのは1本ずつです。複数の記事を同時に直すと、どの変更が効いたのかが分かりません。めぐみやでも、直した日を記録し、判断できるだけの表示とクリックがたまってから、1本ずつ前後を比べています。
直す記事の選び方と、直し方の手順は、「SEOリライトとは?直す記事の選び方・手順・効果の確かめ方」で詳しく解説しています。本記事で確かめるのは、「狙った意図で来ているか」までです。
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まとめ
要点は、下の囲みのとおりです。キーワードを決めたあとに「この言葉で検索する人は何を知りたいのか」「来た人に自社は何を案内できるか」の2行を書く。今あるページは、来ている検索語を見る。この2つから始めれば、ページを増やす前に、今あるページの役割がはっきりします。
「自社のページがどの検索語で来ているのか分からない」「何を書くかを決める順番から相談したい」という方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。今のサイトに来ている検索語を見るところから始めます。
- 検索意図は、検索した人がその言葉で知りたい・やりたいこと。4つの型(知りたい・行きたい・やりたい・買いたい)を、会社サイトのページ種別に対応させ、1ページに1つの主な意図を置く。
- 調べるのは、検索結果の顔ぶれ・上位ページが答えている問いと答えていない問い・Q&Aサイトの言葉。今あるページは Search Console の検索語で点検する。
- 構成は、伝えたいことを捨てずに知りたいことの順にすり合わせる。意図を満たすのは土台で、差になるのは現場で見てきたことと、その解釈。
検索意図に関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
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Q
検索意図は3つに分ける説明も見ます。4つに分ける整理と、どちらが正しいのですか?
A
どちらも使われている整理で、正誤の違いではありません。3つに分ける整理は、情報収集型(知りたい)・案内型(行きたい)・取引型(やりたい・買いたい)です。4つに分ける整理は、取引型を「やりたい」と「買いたい」に分けたものです。Googleの検索品質評価ガイドラインでは、Know・Do・Website・Visit-in-person という別の区分も使われています。会社サイトでは、手順を知りたい人と依頼先を探している人で受けるページが違うため、本記事では4つに分けて扱っています。
Q
1つのキーワードに複数の検索意図が混ざっているときは、どう書けばよいですか?
A
検索結果の1ページ目に多いページの種類を参考に、上位ページの中身と、自社が応えたいお客様の目的を照らし合わせて、主に受ける意図を決めます。もう一方の意図には、別のページへの案内で答えます。たとえば「ホームページ 制作」で解説記事の方が多く並び、自社もその疑問に答えたいなら、記事で「自分で作る方法」に答える形です。そのうえで、依頼を考えている人には、記事の中からサービスページへ案内します。サービスページの方が多い場合は逆で、サービスページで受け、作り方を知りたい人には記事を案内します。
Q
競合の記事より字数を多く書いた方が、検索意図を満たせますか?
A
字数の多さと、検索意図を満たすことは別です。目安にするのは、検索した人の疑問に答えきったかどうかで、答えが短い意図なら短い記事で足ります。競合より長く書くために段落を足すと、疑問に関係のない内容が増え、読み終える前に離れる人が増えます。字数を足す前に、上位ページが答えていない問いで、自社の現場から答えられるものが無いかを探す方が、読者の役に立つ近道です。
Q
AIが検索結果に回答を表示する時代でも、検索意図の読み方は同じですか?
A
同じです。検索結果の上部にAIの要約が出る場合でも、検索した人が何を知りたいかを読み、その疑問に十分答える有用なページを作るという基本は変わりません。AI向けの特別な書き方を足すより、本記事の手順で意図を読み、自社の現場で確かめたことを書く。読者に伝わるページを作ることが、AI検索の時代でも基本です。
Q
検索意図を読むことと、キーワード選定は何が違うのですか?
A
キーワード選定は、狙う言葉を決める作業です。検索される回数と、検索結果の顔ぶれから自社のページが戦えるかを見て、狙う言葉を決めます。検索意図を読むのは、その決めた言葉で検索する人が求めている答えを読み、ページの中身・見出しの順・形式をそれに合わせる作業です。先に言葉を決め、次に意図を読む順番で、どちらも同じ検索結果を別の問いで見ます。


