記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「制作会社から『E-E-A-T対策が必要です』と言われたが、何をすればよいのか分からない」
「被リンクも受賞歴も無い小さな会社では、E-E-A-Tは高められないのでは」
「監修者を付けたり、社長の顔写真を出したりしないと評価されないのか」
Yahoo!知恵袋にも、「SEOの業界で、2018年頃からE-A-Tが大事だって言われ始めたらしいのですが、今は何が大事だと言われているのですか?」という質問があります(E-A-TはE-E-A-Tの以前の呼び名で、違いは前半の節で説明します)。E-E-A-Tは言葉だけが広まり、自社のホームページで何をすれば高まるのかは伝わりにくい考え方です。
中小企業のWeb集客コンサルティングを行っている、めぐみやの立場からお伝えします。E-E-A-T(イー・イー・エー・ティー)は、Googleがコンテンツの質を見分けるときの考え方で、経験・専門性・権威性・信頼性の4つを指します。順位を直接決める点数ではありません。中小企業のホームページでは、会社概要・事例・記事といったページごとに、「誰が・どのように・なぜ」作ったかを伝えます。信頼の土台から順に足していくと、取り組みやすくなります。
本記事では、
- E-E-A-Tの意味と、SEO(検索で上位に表示されるための取り組み)との関係
- Googleが勧める「誰が・どのように・なぜ」での見直し方
- 会社のホームページで取り組む順番と、ページごとに見直すこと・効果の確かめ方
- E-E-A-T対策で、やらなくてよいこと・やってはいけないこと
を順にご紹介します。サイト全体の信頼の作り方は「サイトの信頼性を高める方法とは?集客と成約率を最大化する戦略」に、生成AIで記事を作るときの手順は「生成AIでSEO記事を作るには?Googleの見解と手順・注意点」に譲ります。
- 制作会社やSEO会社から「E-E-A-T対策」を勧められ、何をどこまでやるか判断したい経営者・担当者の方
- 被リンクや受賞歴が無くても、自社のホームページでできることを知りたい方
- 会社概要・事例・記事のどこから手を付けるかを決めたい方
E-E-A-Tとは?Googleが示す「経験・専門性・権威性・信頼性」

E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツの質を見分けるときに使う考え方で、経験・専門性・権威性・信頼性の4つを表す英語の頭文字です。Googleは、4つのうち信頼性を最も重要としています。中小企業のホームページでは、この4つを「どの会社の誰が、どんな仕事をしてきたか」が伝わる形にすることが、取り組みの中心になります。
E-E-A-Tの意味と読み方
E-E-A-Tは、経験・専門性・権威性・信頼性を表す4つの英語の頭文字を並べた言葉です。読み方は「イー・イー・エー・ティー」。Googleの文書「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(以下、コンテンツ作成の文書)で説明されている考え方です。この文書の説明では、Googleの検索の仕組みは、関連するコンテンツの中から最も役に立つものを上位に出します。そのために、E-E-A-Tの面で優れたコンテンツを見分けています。E-E-A-Tは、質の高いコンテンツの条件を説明するための言葉です。何か一つの作業をすれば満たせる、という性質のものとは違います。
4つの要素の意味
4つの要素を、英語の表記と一緒に表にしました。「Googleの説明の要旨」は、Googleが公開している説明から要約したものです。「会社のホームページでの例」は、中小企業のサイトに当てはめた一般的な例を挙げました。
| 要素 | Googleの説明の要旨 | 会社のホームページでの例 |
|---|---|---|
| 経験(Experience) | そのテーマを実際に体験した人が作ったか | 施工・相談・導入の現場で起きたことを、自社の言葉で書いている |
| 専門性(Expertise) | そのテーマをよく知る専門家や愛好家が書いたか | 事業の範囲のテーマを、実務の知識や資格に基づいて説明している |
| 権威性(Authoritativeness) | そのテーマの情報源として、広く認められているか | 業界団体や取引先のサイトで紹介される。社名で検索される |
| 信頼性(Trustworthiness) | 情報源や運営者が明らかで、内容を信頼できるか | 所在地・連絡先・料金の考え方・事例を、読者が確かめられる |
2022年12月に「経験」が加わった:E-A-TからE-E-A-Tへ
以前は、専門性・権威性・信頼性の3つで「E-A-T」と呼ばれていました。Googleは2022年12月15日、検索品質評価ガイドライン(評価者向けにGoogleが書いた指針。次の章で説明します)の更新で、Experience(経験)のEを加えたと公表しています(Google検索セントラル ブログ)。同じ記事では、確定申告の書き方なら会計の専門家の内容を、確定申告ソフトの評判なら実際に使った人たちの議論を見たいだろう、という例が挙げられています。そのうえで、実体験を持つ人の内容が最も高く評価される場合もある、と説明しています。古い記事で「E-A-T」と書かれているのは、この追加より前の説明です。
中心は「信頼性」:4つすべてで優れている必要はない
コンテンツ作成の文書は、4つのうち信頼性が最も重要で、ほかの3つは信頼性を支えるものだとしています。あわせて、必ずしもすべてにおいて優れている必要はない、とも書いています。優れた経験を土台に役に立つコンテンツもあれば、高い専門性で役に立つコンテンツもある、という説明です。権威性の材料になる被リンク(ほかのサイトから自社サイトに張られたリンク)や受賞歴が少ない会社でも、経験と信頼性から取り組む余地があります。
E-E-A-TはSEOにどう関わる?順位を直接決める点数ではない

E-E-A-Tそのものは、検索順位を直接決める要因でも、点数でもありません。Googleの検索の仕組みは、いくつもの要素を組み合わせて、E-E-A-Tの面で優れたコンテンツを見分けようとしています。E-E-A-Tを高める取り組みは、点数を上げる作業ではありません。その仕組みが見分けようとしている「役に立ち、信頼できる内容」に、自社のページを近づける作業です。
E-E-A-T自体は、順位を直接決める要因でも点数でもない
Googleは、コンテンツ作成の文書で「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です」と説明しています。前半は、E-E-A-Tという項目に点数が付き、その点数で順位が決まる仕組みではない、という意味です。後半は、Googleの仕組みが、E-E-A-Tの面で優れたコンテンツを見分けるために、いくつもの要素を組み合わせて使っている、という意味です。Googleの無料ツールで、検索での表示回数や順位を見られるSearch Consoleにも、E-E-A-Tの点数を表示する機能はありません。「E-E-A-Tの数値を上げます」という提案を受けたら、何の数字を指しているのかを確かめます。
検索品質評価者と評価ガイドラインの役割:評価者は順位を動かさない
E-E-A-Tの説明でよく出てくる「検索品質評価ガイドライン」は、Googleが検索品質評価者のために書いた文書です。評価者の役割は、アルゴリズム(検索結果の順位を決める計算の仕組み)の変更が正しく機能しているかを確かめることです。E-E-A-Tの判断についても訓練を受けています。Googleは、評価者はページの掲載順位を制御できず、評価者のデータが直接ランキングのアルゴリズムに使われることもない、と明記しています。評価者の評価結果は、飲食店で客が記入するアンケートのようなもの、というのがGoogleのたとえです。ガイドラインは、自社のコンテンツを自己診断する材料として読むと、使い方を誤りません。
自社のテーマがYMYLに当たるか:健康・安全・お金・社会に関わるテーマ
YMYLは「Your Money or Your Life(あなたのお金や人生)」の略で、Googleが使う言葉です。人の健康や安全、お金、社会の福利に大きく影響しうるトピックを指します。Googleは、YMYLのトピックではE-E-A-Tが優れたコンテンツを特に重視するとしています。自社のページがYMYLに当たるかどうかは、扱う内容が、読者の健康・安全・お金・社会生活に関わる判断を左右するかで見分けます。病気や治療、税金や保険・ローン、法律上の手続きの説明は、当たる側です。部品の加工技術の紹介や飲食店のメニュー紹介は、当たりにくいテーマです。ただし、当たりにくい業種のサイトでも、健康や安全、大きな費用に関わる説明(飲食店の食物アレルギーの案内など)は、当たる側になります。
当たる場合は、資格を持つ人が書いた、または確かめた(監修した)ことが分かる形にすると、内容の確かさが伝わります。コンテンツ作成の文書が求めているのは、YMYLのトピックで正確さが高く、確立された専門家の見解と一致する内容です。一方、すべてのコンテンツに専門知識が要るわけではない、とも同じ文書は書いています。当たらないテーマなら、監修者を付けなくても、自社の現場の経験を書くことで役に立つ内容にできるということです。
それでも取り組む理由:Googleの仕組みが見分けようとしているものと重なる
点数ではないなら取り組まなくてよいのか、というと、そうではありません。Googleの仕組みは、E-E-A-Tの面で優れたコンテンツを見分けるための要素を使っています。E-E-A-Tに沿ってページを見直すことは、その仕組みが評価しようとしているものに近づく作業です。また、4つの要素は、問い合わせを考える読者が会社を見るときの見方とも重なります。誰が運営し、どんな仕事をしてきたかが分からない会社には、検索で見つけても問い合わせをためらう読者もいるでしょう。ただし、取り組んだからといって、いつまでに順位がどれだけ上がるとは言えません。
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Googleが勧める「誰が・どのように・なぜ」で自社のホームページを見直す

Googleはコンテンツ作成の文書で、コンテンツを「誰が・どのように・なぜ」作ったかの3つの観点で見直すことを勧めています。3つが読者に伝わるページは、E-E-A-Tの考え方に沿っている、という説明です。会社のホームページに当てはめると、次の問いになります。
誰が:書いた人と運営する会社が分かるか
Googleは、誰がコンテンツを作ったかが明確だと、そのコンテンツのE-E-A-Tが直感的に理解されやすくなるとしています。勧めているのは、書いた人の名前(バイライン)を載せ、その人の経歴や専門が分かるページへつなぐことです。読者が「誰が書いたか」を知りたくなる内容(専門的な説明や体験談など)が対象です。会社のホームページでは、次の3つを確かめます。
- ページや記事を、どの会社の、どの立場の人が書いたかが分かるか
- 書いた人や会社の紹介ページ(会社概要・代表あいさつなど)へ、記事からたどれるか
- 紹介ページに、事業の内容と経歴(いつから、どんな仕事をしてきたか)が書かれているか
どのように:実際の仕事や、内容を確かめた手順が伝わるか
Googleは、コンテンツがどのように作られたかも、読者にとって役に立つ情報だとしています。商品レビューの例では、テストした商品の数や方法を、写真などの証拠と一緒に示すと信頼を得られる、という説明です。会社のホームページなら、事例で「何を、どう進めたか」を書くこと、記事で「自社の現場ではこう確かめている」と手順を書くことが当たります。AIなどの自動化を大きく使って作った場合は、その使い方を読者に開示することも勧められています。生成AIを記事に使うときの考え方は、「生成AIでSEO記事を作るには?Googleの見解と手順・注意点」を参照してください。
なぜ:お客様の役に立つために作っているか
コンテンツ作成の文書は、「なぜ」を「おそらく最も重要な質問」と書いています。答えが主に人の役に立つためであれば、E-E-A-Tの考え方に沿っている。答えが主に検索エンジンからのアクセスを増やすためであれば、沿っていない、という説明です。会社のホームページでは、そのページを読んだお客様が何を判断できるようになるかを、作る前に1行で書いてみます。1行が書けないページは、検索のためだけに作ろうとしていないかを見直します。
本文の質で見られる4つ:労力・独自性・スキル・正確性
コンテンツ作成の文書は、本文の質を見る観点として、労力・独自性・才能やスキル(以下、スキル)・正確性の4つを挙げています。検索品質評価者が、メインコンテンツ(ページの目的を直接果たす部分)を評価するときの観点です。評価者のための観点ですが、自社のページを自己診断する物差しとしても使えます。E-E-A-Tの4つとは別の観点なので、それぞれに近いE-E-A-Tの要素を、めぐみやが対応づけて並べました。
| 観点 | Googleの説明の要旨 | 近いE-E-A-Tの要素(めぐみやの対応づけ) | 会社のホームページで確かめる問い |
|---|---|---|---|
| 労力 | 人がどれだけ関わって作ったか。独自の分析は高く、人の確認が無い大量の自動生成は低い | 経験 | 自社で調べた・確かめた内容が入っているか |
| 独自性 | ほかのサイトでは手に入らない情報や視点がどれだけあるか | 経験 | 自社の現場でしか書けないことが入っているか |
| 才能やスキル | 読者に満足してもらうのに必要なスキルや知識が示されているか。すべての内容に専門知識が要るわけではない | 専門性 | 説明が分かりやすく、事業の知識に基づいているか |
| 正確性 | 事実に基づいて正確か。YMYLでは専門家の見解と一致しているか | 信頼性 | 数字や制度の説明に出典があり、古くなっていないか |
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会社のホームページでE-E-A-Tを高める方法:取り組む順番とページごとの見直し

会社のホームページでは、信頼の土台→経験→専門性→権威性の順に、ページごとに足りないものを補います。土台は会社概要と問い合わせのページ、経験は事例・お客様の声と記事、専門性はサービスページで示します。権威性は、その積み重ねの先にあるものです。
取り組む順番:信頼の土台→経験→専門性→権威性
ご支援の現場で、ホームページから「誰が・どんな仕事をしているか」が伝わらない会社に最初にお願いするのは、ページを足すことではありません。目的と目標を共有し、見える形にすることです。自社で進めるなら、ホームページの目的(何のためのホームページか)と目標(どうなれば成功か)を紙1枚に書きます。社長と担当者など、関わる人が同じ紙を見られる状態が目安です。この準備ができていると、どのページに何を書くかを決めやすくなります。そのうえで、次の順番でページを見直します。表の「この記事の節」の列のリンクを押すと、その説明に移ります。
| 段階 | やること | この記事の節 |
|---|---|---|
| 準備 | ホームページの目的と目標を紙1枚に書き、関わる人で共有する | この節の冒頭 |
| 段階1 信頼の土台 | 会社の実態と連絡先、個人情報の扱いを示す | 会社概要・代表あいさつ/問い合わせ・プライバシーポリシー |
| 段階2 経験 | 実際の仕事と、現場の事実を見せる | 事例・お客様の声/記事 |
| 段階3 専門性 | 事業の範囲と進め方を説明し、テーマを絞る | サービスページ |
| 段階4 権威性 | 紹介・掲載・社名での検索の広がりを確かめる | 権威性/効果を確かめる方法 |
土台から始めるのは、最初の章で見たとおり、4つの中心が信頼性だからです。経験は、小さな会社でも自社だけで用意できるので、2番目に置きました。競合との差を出すうえで、めぐみやが特に重視しているのも経験です。権威性は自社だけでは作れないため、最後に置いています。
段階1 会社概要・代表あいさつ:誰が運営しているかを示す
会社概要には、会社名・所在地・連絡先・設立年・事業内容を用意します。建設業の許可や宅地建物取引業の免許のような事業に必要な許可・登録、資格があれば、名称と番号まで載せると、読者が確かめやすくなります。代表あいさつでは、なぜこの事業をしているかと、どんなお客様のどんな悩みに応えてきたかを書きます。
名前と顔写真をどこまで出すかの判断基準は、読者が「誰に頼むか」を気にする仕事かどうかです。担当者と直接やり取りする仕事なら、代表や担当者の名前と写真があると、頼む前の不安が減ります。出せない事情があれば、会社名義で事業の内容と実績を示す形でも構いません。避けるのは、実在しない人の名前や、AIで作った顔写真を載せることです(やってはいけないことで説明します)。
段階1 問い合わせ・プライバシーポリシー:連絡先と情報の扱いを示す
問い合わせの方法(フォーム・電話・メール)と、返信までの目安を書きます。問い合わせで受け取る個人情報の扱いは、プライバシーポリシーとして用意し、フォームの近くからたどれるようにするのが基本です。ページの通信が暗号化されているか(URLが「https」で始まるか)も、確認の対象です。来店や訪問を受ける事業なら、Googleビジネスプロフィールの住所・電話番号・営業時間を、ホームページと同じにそろえます。Googleビジネスプロフィールは、Googleの検索結果や地図に出る、会社・店舗の情報です。通信販売のように特定商取引法で表示が求められる取引では、特定商取引法に基づく表記が要ります。

段階2 事例・お客様の声:実際の仕事を見せる
事例は、実際の仕事を見せられるページです。「お客様の状況→ご相談の内容→行ったこと→結果」の順に書くと、どう仕事を進める会社かが伝わります。結果に数字を書くときは、根拠を示せるものだけにします。お客様の声は、お客様の言葉を言い換えずに引用します。
めぐみやのホームページでも、2026年7月に事例の見せ方を一部変えました。各サービスのページには、事例を短くまとめたカードを並べています。改善前は、カードの「お客様の声を見る」を押さないと、お客様の言葉を読めませんでした。そこで、押さなくても見えるカードの表面に、お客様の声から1行を引用して加えました。
ご支援した押出成形加工業のエクセル東海様の事例では、カードが次のように変わりました。
改善前:カードには上から、成果の見出し、社名・業種、行った施策3つ、「お客様の声を見る」のボタンが並んでいた。施策は、Webコンテンツの整理・Webコンテンツ企画と改善・SEO内部対策の3つ。
改善後:社名・業種と施策3つのあいだに、お客様の声から引用した1行を加えた。ほかはそのまま。加えたのは「工場を見学し、独自技術まで理解してWebサイトに落とし込んでくれた。」という言葉。
改善前のカードでも、結果と行った施策は分かります。1行を加えたことで、めぐみやが工場を見学し、技術を理解したうえでWebサイトに反映した、という仕事の進め方まで、お客様の言葉で伝わる形になりました。自社の事例でも、お客様が仕事ぶりを語った言葉があれば、1行添えてみてください。置く場所は、サービスページに並べた事例、事例の一覧、事例ページの冒頭など、成果や社名と一緒に最初に目に入る位置です。
載せる前には、文面と、社名(または業種・地域)を出してよいかを、お客様に確認します。社名を出せない場合も、業種と地域が分かれば、どんな会社の仕事かは伝わります。口コミの集め方と扱い方は「口コミの信頼性を高めるWeb集客戦略とは?」で、お客様の声から自社が選ばれる理由をまとめる方法は「選ばれる理由とは?お客様の声の集め方と書き方・例文」で扱っています。
段階2 記事:現場の経験を書き、書き手と会社を示す
記事で経験を示すには、自社の現場で起きたこと(よく受ける相談・実際の進め方・やり方を変えたきっかけ)を書きます。一般論だけの記事は、ほかのサイトと同じ内容になりがちです。これまでのご支援で記事のネタになりやすかったのは、ご支援先が自社のお客様に取ったアンケートの答えと、ご支援先に届いたお問い合わせの内容です。「書くネタが無い」というご支援先には、まず、その会社がお客様からよく受ける質問を伺っています。
記事には、どの会社の誰が書いたかを示し、会社概要や代表のページへたどれるようにします。社内の一次情報の集め方は「オリジナルコンテンツとは?社内に眠る一次情報の集め方と作り方」で掘り下げています。現場のお話を伺って記事にする作業は、めぐみやのWebコンテンツ制作代行でもお受けしています。
段階3 サービスページ:対応範囲・進め方・料金の考え方を書き、テーマを事業の範囲に絞る
専門性は、サービスページで「何を、どこまで、どう進めるか」を書くことで伝わります。対応する範囲と対応しない範囲、依頼から完了までの流れ、料金の決まり方(何によって金額が変わるか)を書きます。記事のテーマも、サービスに関わる範囲に絞るのが基本です。事業と関係の薄い記事ばかりが増えると、何の専門の会社かが読者に伝わりにくくなります。

段階4 権威性:紹介・掲載・社名での検索は、続けた結果として増える
権威性は、そのテーマで、ほかの人や会社から認められているかです。業界団体や取引先のサイトでの紹介、メディアへの掲載、社名での検索(指名検索)が、その表れになります。どれも自社だけでは作れないため、段階1〜3を続けた先に広がっていくものと考えるのが現実的です。受賞や公的な認定、取材の記事があれば、会社概要や事例の近くに載せます。社名で検索される状態の作り方は「指名検索を増やす方法とは?アルゴリズムに左右されない集客基盤の作り方」で扱っています。
補足:制作会社に頼むこと(構造化データで会社と書き手の情報を伝える)
構造化データは、ページの内容を検索エンジンに伝えるための、決まった形式の記述です。会社の情報や記事の書き手を記述しておくと、検索エンジンがページと会社・書き手の関係を読み取る手がかりになります。ホームページの裏側の作業なので、制作会社や運用を任せている先に、設定されているかを確認し、無ければ設定を頼みます。なお、Googleによれば、生成AIの検索機能のために構造化データを足す必要はありません。一方で、リッチリザルト(検索結果の表示を豊かにする機能)の対象になるのに役立つため、SEOの一部として使うことは勧めています(Google検索の生成AI機能に向けた最適化のガイド)。中身のページが先で、構造化データはその補助です。
ページ別の点検表(記入例:めぐみやのホームページ)
ページごとに確かめることを表にしました。右端の列は、めぐみやのホームページで点検した結果を記入例として書いたものです(2026年10月時点)。自社のホームページでも、右端の列に掲載している内容を書き出します。書けない行が、次に手を付けるページです。
| ページ | 確かめること | 関わる要素 | 記入例(めぐみや) |
|---|---|---|---|
| 会社概要・代表あいさつ | 所在地・連絡先・設立・事業内容・資格。代表の考えと経歴 | 信頼性・専門性 | 所在地・受付時間・設立(創業2010年・法人化2019年)・法人番号・顧問の会計士と弁護士・在籍者の資格(Google Partner認定・Google アナリティクス認定)を掲載 |
| 問い合わせ・プライバシーポリシー | 問い合わせ方法・返信の目安・個人情報の扱い・https | 信頼性 | 問い合わせはフォームで受け付け、「1営業日以内でご返信」と記載(電話はご契約中のお客様のみ)。サイト全体をhttpsで表示。各ページの下部(フッター)にプライバシーポリシーへのリンクを設置 |
| 事例・お客様の声 | 状況→相談→行ったこと→結果。掲載の確認 | 経験・信頼性 | 事例ページにお客様へのインタビューを掲載。会社概要にGoogleの口コミを表示 |
| 記事 | 現場の事実。書き手と会社へのつながり | 経験・専門性 | 全記事の本文の前に「記事の監修」として代表のプロフィール(著書・SNS・Google Partner認定)を掲載。構造化データで、記事の著者を会社概要の代表と同じ人物として設定 |
| サービスページ | 対応範囲・進め方・料金の決まり方 | 専門性・信頼性 | 料金欄に、月額の幅と、現状分析から改善までの4工程、月額に含まれる作業(キーワード調査・競合調査など)を記載 |
| 権威性の表れ | 紹介・掲載・認定・社名での検索 | 権威性 | Google広告の正規代理店であることを会社概要に記載。社名での検索数はSearch Consoleで確認 |
どのページから直すかを、自社の数字と合わせて決めたい場合は、めぐみやにご相談ください。

めぐみやのWeb集客コンサルティング
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E-E-A-Tの取り組みの効果を確かめる方法

E-E-A-Tの点数は無いため、効果は「数えて確かめること」と「聞いて確かめること」に分けて見ます。数字で確かめられるのは、社名で検索された回数、見直したページの閲覧数、そのページを見た人のうち問い合わせた人の割合です。信頼につながったかどうかは数字だけでは判断できないので、お客様に聞いて確かめます。
数えて確かめる:社名での検索数、見直したページの閲覧数、問い合わせた割合
Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、社名を含む検索語で自社が検索結果に表示された回数(表示回数)と、クリック数を見ます。社名での検索が増えていれば、会社が知られてきた表れの一つです。見直したページの検索順位も、同じ画面でページごとに確かめられます。会社概要・事例・サービスページの閲覧数を見るのに使えるのが、GA4(Googleの無料のアクセス解析ツール)の「探索」という機能です。
閲覧数とあわせて、見直したページ(事例ページなど)を見た人のうち、問い合わせを完了した人の割合も見ます。前提は、問い合わせが完了した回数をGA4で数える設定(キーイベント)ができていることです。この割合を自社で調べるのが難しければ、制作会社や運用を任せている会社に出してもらいます。設定されているか分からなければ、制作会社や運用を任せている先に「問い合わせの完了をキーイベントにしているか」を確かめます。割合は、流入経路(検索・広告・SNSなど、どこから来たか)や、新規・既存の訪問者の内訳によっても変わるものです。上がったときも、内訳を確かめてから改善の効果かどうかを判断し、比べられるだけの件数がたまるまでは結論を急ぎません。
聞いて確かめる:問い合わせた方に「何を見て決めたか」を伺う
閲覧数が増えても、それが信頼につながったかまでは分かりません。問い合わせや商談の場で、自社に問い合わせてきたお客様に「ホームページのどのページを見て、問い合わせを決めたか」を聞いてみます。事例や会社概要の名前が挙がれば、見直したページが判断の材料になっていると分かります。挙がらない場合も、どのページの何が足りないかを考える手がかりです。
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E-E-A-T対策で、やらなくてよいこと・やってはいけないこと

やらなくてよいのは、外部ツールが出すサイトの点数を追うことと、自社の魅力を考えないまま更新の回数だけを増やすことです。やってはいけないのは、架空の著者、リンクの売買、根拠を示せない実績です。前の2つは時間の使い方の問題で、後ろの3つは信頼そのものを損ないます。
外部ツールのドメインの点数を追わない
SEOツールには、ドメイン(サイト)の強さを独自の数字で示すものがあります。各社が被リンクなどから推定した数字で、Googleの評価そのものではありません。ツールの数字を上げることを目標にすると、リンクを集める作業に時間を取られ、ページの中身が後回しになりがちです。見るなら、効果を確かめる方法で挙げた自社の数字です。
自社の魅力を考えないまま、更新の回数だけを増やさない
E-E-A-T対策として、「定期的に記事やページを更新しましょう」と勧められることがあります。ただ、めぐみやでは、更新の回数を増やすのは、何をその会社の魅力として伝えるかを決めてからでよいと考えています。何を魅力として伝えるかが決まっていないと、記事が増えても、どんな仕事をしている会社かが伝わりにくいためです。更新の前に、会社概要や事例(段階1〜2)で伝える自社の魅力を決め、その魅力を裏付ける記事から足します。料金や制度、担当者など、情報が古くなったページを直す更新は、信頼性に関わるので後回しにしません。
架空の著者・AI生成の顔写真を使わない
Googleは、AIで作った顔写真や架空の名前、偽りの資格を使い、人間の専門家が書いたように見せることを、欺瞞行為の一種としています。欺瞞があるページは、読者にもGoogleの自動の品質システムにも信頼されません。低品質なページのシグナル(判断の手がかり)にもなる、という説明です。書き手を出せないなら、会社名義で書き、会社概要へつなぐ形にします。

リンクを買わない・相互リンクを頼んで回らない
Googleのスパムに関するポリシーは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買や、過剰な相互リンクを「リンクスパム」としています。権威性を早く上げようとして被リンクを買うと、スパムとして扱われるおそれがあります。取引先や業界団体のサイトで、実際の取引や加盟に基づいて紹介されるリンクは、これとは別のものです。
根拠を示せない実績や数字を載せない
「業界No.1」「満足度◯%」のように、根拠を示せない数字は、かえって信頼性を下げます。根拠の無い表示は、景品表示法の不当表示にあたるおそれもあります。実績の数字は、いつ・何を数えたものかを添えて載せ、示せないものは載せません。
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めぐみやのご支援:現場の経験を集め、ホームページで伝える
めぐみやのWeb集客コンサルティングでは、ご支援先の現場の経験を集め、ホームページで伝わる形にするところまでをご支援します。ここでは、ご支援の中で行っていることと、めぐみや自身のホームページで行っていることをご紹介します。
ご支援先の既存のお客様にお話を伺い、現場の経験を言葉にする
ご支援の初期には、ご支援先の既存のお客様3名ほどに、オンラインでお話を伺う機会をお願いしています。伺うのは、なぜ選んだのかと、決める直前にどんな不安があったかです。伺った言葉は、事例やサービスページで伝える内容の材料にします。ご支援先では当たり前すぎて書いていなかったことが、そのお客様の言葉から見つかる場合もあるでしょう。
次は、合成樹脂関連の総合メーカー、南部化成様からいただいた声です。「進めるうちに、自社の強みや魅力を再確認する機会になっています。サイトへのアクセス状況などを定量的に示していただき、そのデータを基に次の施策を具体的に提案していただける点に非常に満足しています。」
記事は、分析をAIに任せ、構成案と原稿の確認は人が行う
めぐみやが記事を作るときは、市場や競合、検索語の分析をAIに任せています。構成案と原稿の確認・手直しを担うのは、必ず人です。公開の前には、記事の文脈を持たない読み手に原稿だけを渡して通して読んでもらい、意味が取れない箇所を洗い出す読者テストを行っています。Googleが勧める「どのように」を、自社の記事づくりで確かめられる形にしたものです。
めぐみや自身のホームページで行っていること
めぐみやのホームページでも、ページ別の点検表の項目を整えています。たとえば記事では、本文の前に代表のプロフィールを載せています。構造化データの設定も、記事の著者と会社概要の代表を、同じ人物として検索エンジンに伝える形です。点検表の右端の列が、その中身です。
比較検討の段階でのご相談や、無料のホームページ診断だけのご依頼もお受けしています。お問い合わせフォームからご連絡ください。

めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
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まとめ
E-E-A-Tは、Googleがコンテンツの質を見分けるときの考え方で、経験・専門性・権威性・信頼性の4つを指します。4つのうち信頼性が最も重要で、すべてで優れている必要はありません。E-E-A-T自体は、順位を直接決める要因でも点数でもありません。Googleの仕組みが見分けようとしている「役に立ち、信頼できる内容」に、ページを近づけるための見方です。
会社のホームページでは、「誰が・どのように・なぜ」が伝わるかを見直します。補う順番は、信頼の土台(会社概要・問い合わせ)→経験(事例・お客様の声・記事)→専門性(サービスページ)→権威性です。効果は、数字と、お客様に聞くことで確かめます。数字で見るのは、社名で検索された回数、見直したページの閲覧数、そのページを見た人のうち問い合わせた人の割合です。聞くのは、問い合わせた方が何を見て問い合わせを決めたかです。外部ツールの点数は追わなくてよく、更新の回数を増やすのは自社の魅力を決めてからにします。架空の著者・リンクの売買・根拠の無い実績は避けます。
「自社のホームページのどこから直せばよいか分からない」「事例や記事に書く現場の話を一緒に整理したい」という方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。
- E-E-A-TはGoogleがコンテンツの質を見分けるときの考え方で、経験・専門性・権威性・信頼性の4つ。信頼性が最も重要で、順位を直接決める点数ではない。
- 会社のホームページは「誰が・どのように・なぜ」が伝わるかで見直し、信頼の土台→経験→専門性→権威性の順に、ページごとに補う。
- 効果は数えて確かめ、お客様に聞いて確かめる。外部ツールの点数は追わず、更新は魅力を決めてから行い、架空の著者・リンクの売買・根拠の無い実績は避ける。
E-E-A-Tに関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。
Q
E-E-A-Tとは何ですか?読み方は?
A
E-E-A-T(イー・イー・エー・ティー)は、Googleがコンテンツの質を見分けるときの考え方です。経験・専門性・権威性・信頼性を表す4つの英語の頭文字です。Googleは、4つのうち信頼性を最も重要としています。中小企業のホームページでは、会社概要・事例・記事などのページで、どの会社の誰がどんな仕事をしてきたかが伝わる形にすることが、取り組みの中心になります。
Q
E-A-TとE-E-A-Tは何が違いますか?
A
E-A-Tは、専門性・権威性・信頼性の3つでした。Googleは2022年12月15日、検索品質評価ガイドラインの更新で、Experience(経験)を加えてE-E-A-Tにしたと公表しています。そのテーマを実際に体験した人の内容が、最も役に立つ場合もあるという考え方です。古い記事で「E-A-T」と書かれているのは、この追加より前の説明です。
Q
E-E-A-Tを高めれば、検索順位は上がりますか?
A
上がるとは言い切れません。Googleは、E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないと説明しています。一方で、Googleの仕組みは、E-E-A-Tの面で優れたコンテンツを見分けるための要素を組み合わせて使っています。ページを見直す意味はありますが、いつまでにどれだけ上がるかは決まりません。順位の変化は、Search Consoleで見直したページの検索語ごとに確かめます。
Q
社長や担当者の名前・顔写真を出さないと評価されませんか?
A
Googleがコンテンツ作成について公開している文書は、誰がコンテンツを作ったかを明確にすることを勧めています。書いた人や会社の詳しい情報にたどれるようにすることも、同じ文書の勧めです。顔写真の掲載は、その文書の中で求められている項目ではありません。担当者と直接やり取りする仕事なら、名前と写真があると頼む前の不安が減ります。出せない事情があれば、会社名義で書き、会社概要と事例へつなぐ形にします。架空の名前やAIで作った顔写真は、Googleが欺瞞としているので使いません。
Q
小さな会社でも権威性は高められますか?
A
権威性は、業界団体や取引先からの紹介、メディアへの掲載、社名での検索といった、ほかの人や会社から認められているかの表れです。自社だけで作れるものではないため、まず信頼性と経験から取り組みます。Googleは、4つすべてで優れている必要はないとしています。会社概要と問い合わせのページを整え、事例と記事で現場の仕事を見せることを続けた先に、紹介や社名での検索が広がっていくものです。
Q
AIで書いた記事は、E-E-A-Tで不利になりますか?
A
AIを使ったかどうかより、何のために、どう作ったかが見られます。Googleのコンテンツ作成についての文書は、検索順位を操作する目的でAIなどの自動化を使うことを、スパムに関するポリシーの違反としています。人の確認が無い大量の自動生成も、労力の低いものという扱いです。AIを大きく使った場合は、その使い方を読者に開示することも勧められています。めぐみやでは分析をAIに任せていますが、構成案と原稿の確認・手直しを担うのは必ず人です。自社にしか書けない現場の事実を人が足すことで、経験の伝わる記事になります。
Q
AI検索(AIによる概要など)のために、E-E-A-Tの対策を変える必要はありますか?
A
変える必要はないと考えています。Googleが生成AIの検索機能に向けたガイドで挙げているのは、有用で信頼性の高い、ユーザー第一の独自のコンテンツを作ることです。そのうえで、特別なファイルやページへの記述(マークアップ)を新たに作る必要はないとしています。AIによる概要(検索結果の上にAIがまとめた回答を出す機能)も同じ扱いです。独自性があり、読者の疑問に十分答える有用なコンテンツを作るというSEOの基本は変わりません。


