記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「会社のホームページはあるが、社名以外の言葉では検索に出てこない」
「制作会社から『SEO対策済み』と聞いたが、何をしてもらったのか分からない」
「自分でどこまで直せるのか、専門家に何を頼めばよいのかを知りたい」
中小企業のWeb集客を専門とする立場から言うと、ホームページのSEO対策の出発点は、検索エンジンの仕組みの勉強でも、記事を増やすことでもありません。会社のサイトで先に見るのは、見込み客が検索する言葉と、いまページに書いてある言葉がそろっているか、です。ここがそろえば、直すページと順番が決まります。
この記事で分かることは、次の3つです。
- ホームページのSEO対策の意味と、会社のサイトで目指すこと
- 検索に出ない・問い合わせにならない原因と、ページの種類ごとに直すことと順番
- Search Console(Googleの無料ツール)での現在地の確かめ方、制作会社の「SEO対策済み」の中身の見方、自分で直す範囲と任せる範囲
- 会社のホームページが検索で見つからず、問い合わせにつながっていない方
- ホームページのSEO対策を、自分でできる範囲から始めたい方
- 制作会社やSEO業者の言う「SEO対策」の中身を、自分で確かめたい方
ホームページのSEO対策とは?会社のサイトで目指すこと

ホームページのSEO対策とは、見込み客が検索する言葉で会社のサイトが見つかり、見た人が問い合わせに進める状態に整えることです。SEOは Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略です。GoogleやYahoo!などの検索結果に、自社のページを出しやすくする取り組みを指します。会社のサイトでは、順位そのものより「誰に・どの言葉で・どのページを見つけてもらうか」が先に決まっている必要があります。
SEO対策の目的は「見込み客に見つかり、問い合わせにつながる」こと
会社のホームページでSEO対策を行う目的は、自社のサービスを探している人に見つけてもらうことです。見つけてもらった先で、問い合わせや資料請求につなげます。アクセス数そのものを増やすことは、目的になりません。たとえば「川崎 外壁塗装 見積もり」と検索する人は、すでに依頼先を探しています。この人に自社のサービスページが見つかれば、1件のアクセスが1件の問い合わせになる可能性があります。
反対に、社名で検索した人しか来ていないサイトは、すでに自社を知っている人にしか見られていません。SEO対策は、まだ自社を知らない見込み客に、検索を通じて出会うための取り組みです。
記事を増やすSEOと、会社サイトのSEOの違い
SEO対策というと、ブログ記事をたくさん書くことだと受け取られがちです。記事で集客する方法も有効ですが、会社のホームページでまず整えるのはサービスを説明するページそのものです。2つの違いを表にまとめました。
| 比べる点 | 記事を増やすSEO(コンテンツSEO) | 会社サイトのSEO(この記事の範囲) |
|---|---|---|
| 対象のページ | ブログ・コラムの記事 | トップページ、サービスページ、事例、会社概要、よくある質問 |
| 検索する人の状態 | 疑問や悩みを調べている段階 | 依頼先・購入先を探している段階 |
| ページの数 | 数を目標にせず、必要に応じて記事を追加し、既存記事の改善・更新も行う | 数ページから数十ページ。数より中身を整える |
| 最初にやること | 書くテーマと検索語を決める | いまあるページの言葉と構成を、見込み客の検索語に合わせる |
この記事は、表の「会社サイトのSEO(この記事の範囲)」の列を扱います。記事を書く手順は、記事の終わりの「目的別に読む」で案内しています。
検索エンジンの仕組み:クロール・登録・順位付けの3段階
検索エンジンの仕組みで押さえるのは、最低限この3段階です。クローラーと呼ばれるプログラムがページを見つけて読み(クロール)、内容をデータベースに登録します(インデックス)。そのうえで、検索された言葉との関連性や内容の信頼性などから並び順を決めます(ランキング)。会社のサイトで問題になりやすいのは、この3段階のどこで止まっているかを確かめずに、順位だけを気にしてしまうことです。公開したページが登録されていなければ、どれだけ内容を直しても検索結果には出ません。登録されていない場合の確かめ方は、原因の章の冒頭で案内します。
会社のホームページでSEO対策を行う4つのメリット
会社のサイトでSEO対策を行うと、次の4つが期待できます。
- 探している人に届く:自社のサービスを探している人に、探しているその場で見つけてもらえます
- 費用を積み上げない:広告は止めると表示も止まりますが、整えたページは公開している間、検索結果に出続ける余地があります
- サイトが営業資料になる:検索語に合わせて整えたサービスページは、紹介や名刺から来た人にとっても分かりやすい説明になります
- 数字で直す場所が分かる:Search ConsoleやGA4(どちらもGoogleが無料で提供する計測ツール)で、どの言葉で表示され、どのページで離れているかが見えます。次に直す場所が、数字から決まります
ただし、SEO対策はすべての会社に同じ優先度で必要なわけではありません。商品が検索されるものか、問い合わせに応えられる体制があるかで、取り組む順番は変わります。
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会社のホームページが検索に出ない・問い合わせにならない5つの原因

めぐみやがご支援の現場で見てきた中で、成果が出ていないホームページには共通点があります。「作った時のまま更新されていない」ことと、「自社の魅力が訴求できていない(会社の言いたいことだけを書いている)」ことの2つです。この2つを含め、以下ではサイトの状態に関わる4つの原因と、進め方に関わる1つの原因に分けて説明します。
「作った時のまま」は原因4、「魅力が訴求できていない」は原因1と原因3に当たります。自社のサイトがどれに当たるかを確かめてから、ページごとに見直す章へ進んでください。なお、ページを公開しているのに検索結果にまったく出ない場合は、内容より先に登録や設定の問題を確かめます。
※手順は、別の記事「ホームページが検索されるようにするには」にあります。
原因1:見込み客が検索する言葉で書かれていない
サービスページの見出しが「ソリューション」「トータルサポート」のような社内の言葉になっていると、見込み客が検索する言葉と結びつきません。見込み客は「外壁塗装 費用」「給与計算 代行 小規模」のように、具体的な悩みや依頼内容で検索します。ページの中にその言葉が無ければ、検索エンジンはそのページを候補にしにくくなります。
確かめ方は単純です。自社のサービスを頼む人が検索しそうな言葉を3つ書き出します。その言葉が、サービスページのタイトル(ブラウザのタブや検索結果に出る文)と、ページ上の見出しに入っているかを見ます。入っていなければ、まず直す場所はここです。この確かめ方は道具が無くてもできる簡易版で、実際に表示されている言葉を数字で見る方法は現在地を確かめる章で説明します。
原因2:サービスの説明が1ページにまとまっている
「事業内容」という1ページに、複数のサービスが数行ずつ並んでいるサイトは多くあります。この形だと、1つのページが複数の検索語を背負うことになり、どの言葉に対しても内容が薄くなります。検索する人から見ても、自分の依頼したい内容が書かれているかが分かりません。
サービスごとにページを分け、1ページで1つの依頼内容に応える形にすると、検索語とページが対応し、見込み客も自分に関係するページだけを読めます。
原因3:実績・事例・お客様の声が無い
依頼先を探している人は、サービスの説明を読んだあとに「この会社に頼んで大丈夫か」を確かめます。事例やお客様の声が無いサイトでは、この確認ができません。検索で見つかっても、問い合わせの前に離れてしまう原因の1つです。事例は検索の面でも効くことがあります。業種名や地域名、具体的な課題の言葉が自然に入るため、サービスページとは別の検索語で見つかる入口になります。

原因4:作った時のまま更新されていない
制作会社に作ってもらったあと、数年間そのままになっているサイトは、ご相談を受ける中で多く見る状態です。料金や対応範囲が変わっているのに、古い情報が残っている。お知らせの最新が2年前で止まっている。こうしたサイトを見た見込み客は、「この会社はいま営業しているのか」と不安になります。検索エンジンの側から見ても、更新されないサイトは新しい情報を持つページに評価の面で追い抜かれていくことがあります。
更新は、ブログを毎日書くことではありません。料金・対応範囲・事例・よくある質問を現状に合わせるだけでも、見込み客に伝わる内容は変わります。
原因5【進め方】:直してから効果が出るまでの時間を見込んでいない
ここまでの4つはサイトの状態でしたが、5つ目は進め方の問題です。SEO対策は、直してから検索結果に反映されるまでに時間がかかります。数週間で動くこともあれば、数か月かかることもあり、途中で「意味がなかった」と判断して止めてしまうケースが少なくありません。アクセスが増えたのに問い合わせが増えない、検索エンジンの更新で順位が動いた、という場面でも、同じように途中で止めてしまいがちです。
やめる前に確かめたいのは、数字です。現在地を確かめる章で説明するとおり、表示される言葉と順位の変化を見れば、直した効果が出始めているのか、別の原因があるのかを切り分けられます。
検索結果にまったく出ない場合の、登録や設定の確かめ方と対処はこちらです。
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原因の切り分けから任せたい場合は、めぐみやのWeb集客コンサルティングでご支援しています。ご契約後に最初に行うのは、市場と競合の調査と、お客様の事業についてのヒアリングです。見込み客が検索する言葉と、いまのサイトの言葉のずれは、この調査で見えてきます。

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ページごとに見直す:会社ホームページのSEO対策

会社のサイトは、ページの種類ごとに役割が違います。この章では直す候補を先に示し、次の章で実際の数字から優先順位を確かめます。めぐみやのご支援で最初に直すことになるのは、トップページとサービスページです。見込み客が検索で最初に着地し、依頼するかを判断するページだからです。
見直す順番と、各ページで直すことを表にまとめました。詳しい内容は、表の「この記事の章」のリンクから読めます。
| 優先度 | ページ | 見込み客が検索する言葉の例 | 直すこと | この記事の章 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | トップページ | 社名、「地域名+業種」 | 何の会社で、誰のためのサービスかを最初の画面で伝える。各サービスページへの入口を置く | トップページ |
| 1 | サービス・商品ページ | 「地域名+サービス名」「サービス名+費用」 | 1ページで1つの主な依頼内容(検索意図)に応え、関連する検索語の疑問にも同じページで答える。料金の目安・対応範囲・流れ・問い合わせ先を置く | サービス・商品ページ |
| 2 | 事例・お客様の声 | 「業種名+サービス名」「サービス名+事例」 | 見込み客が自分と重ねられるよう、依頼前の状況と結果を書く | 事例・お客様の声 |
| 2 | 会社概要・代表挨拶 | 「社名+評判」「社名+会社概要」 | 所在地・設立・代表者・事業内容をそろえ、信頼の裏付けを置く | 会社概要・代表挨拶 |
| 3 | よくある質問 | 「サービス名+疑問」 | 問い合わせ前に聞かれることを、質問の言葉のまま載せる | よくある質問 |
| 3 | ブログ・お知らせ | 「悩み+方法」「サービス名+選び方」 | 見込み客の疑問に答える記事を足し、サービスページへつなぐ | ブログ・お知らせ |
【優先度1】トップページ:何の会社で、誰のためのサービスかを最初の画面で伝える
トップページは、社名や「地域名+業種」で検索した人が最初に見るページです。最初の画面で「何の会社で、誰のための、どんなサービスか」が読み取れないと、見込み客は次のページへ進みません。
直すことは3つです。1つ目は、最初の画面の見出しに、業種とサービスの内容と対象のお客様を入れること。「お客様に寄り添うパートナー」のような言葉だけでは、何の会社かが伝わりません。2つ目は、各サービスページへの入口を、サービス名で並べること。3つ目は、実績・事例・お客様の声への入口を置くことです。トップページだけで説明しきろうとせず、見込み客を目的のサービスページへ送る役割に絞ります。
【優先度1】サービス・商品ページ:1ページで1つの主な検索意図に応える
サービスページは、会社のサイトで最も問い合わせに近いページです。ここで整えるのは、1ページに1つの依頼内容を置き、そのページが応える検索語を決めることです。
ページのタイトル(ブラウザのタブや検索結果に出る文)と最初の見出しに、その検索語を入れます。関連する検索語(費用・流れ・地域名など)の疑問にも、同じページの中で自然に答える構成にします。検索語の言い換え(「費用」と「料金」など)をすべて本文に入れる必要はありません。本文に置くのは、料金の目安、対応範囲、依頼から完了までの流れ、よくある質問、問い合わせ先です。料金を出せない場合も、「何で決まるか」と「目安の幅」は書けます。見込み客は、料金の手がかりが無いページからは問い合わせをためらいます。
サービスが複数ある会社では、サービスごとのページ分けが前提です。分ける理由は原因の章で触れたとおりで、分けたあとに、各ページへ前の段落の5項目(料金の目安・対応範囲・流れ・よくある質問・問い合わせ先)をそろえます。
【優先度2】事例・お客様の声:見込み客が自分と重ねられる形にする
事例は、依頼前の状況・依頼した内容・結果の3つで書きます。「満足いただけました」だけでは、見込み客は自分の状況と重ねられません。業種・規模・地域・課題を具体的に書くほど、同じ状況の人が「自分と同じだ」と感じられます。
検索の面での効き方は原因の章で触れたとおりで、ここでは書き方に絞ります。お客様の声は、掲載の了承を得たうえで、お客様の言葉のまま載せるのが基本です。言い回しを整えすぎると、作られた文に見えてしまいます。
【優先度2】会社概要・代表挨拶:信頼の裏付けを置く
会社概要には、社名、所在地、設立、代表者、事業内容、連絡先を用意します。見込み客は問い合わせの前にこのページを見て、実在する会社かを確かめます。代表挨拶や会社の考え方のページは、同じ業種の会社が並んだときに「なぜこの会社か」を伝える場所です。
法律に関わる点を2つだけ補足します。1つ目は特定商取引法で、通信販売を行う場合は、この法律に基づく表記が求められます。2つ目は個人情報保護法で、取得した個人情報の利用目的を公表または通知することが求められています。問い合わせフォームで個人情報を受け取る会社は、その置き場所としてプライバシーポリシーを用意します。会社概要のページそのものは法律で義務づけられたものではありませんが、実在する会社だと確かめてもらうために用意するページです。

【優先度3】よくある質問:問い合わせ前の疑問に答える
よくある質問のページは、問い合わせの前に聞かれることを、お客様が聞いてきた言葉のまま載せる場所です。電話やメールで繰り返し聞かれる質問を書き出し、1問ずつ答えます。検索する人も疑問の形で調べるため、質問文が検索語と重なることがあります。
サービスページの中に、そのサービスに関する質問を2〜3問置く形も有効です。見込み客が離れやすい「料金はいくらか」「どのくらいかかるか」「小さな依頼でもよいか」のような疑問に、その場で答えられます。
【優先度3】ブログ・お知らせ:見込み客の疑問に答える記事を足す
ブログに取り組むのは、サービスページを整えたあとです。書くのは、見込み客が依頼の前に調べる疑問への答えです。記事の最後に、関係するサービスページへの案内を置きます。お知らせには、料金の改定や対応範囲の変更など、お客様に関係する事実を書きます(止まった日付が不安を招くのは原因の章のとおりです)。
どのページにも共通する確認項目
どの種類のページにも共通して整える項目があります。1つずつ確かめる手順は、この表の下に案内する記事で解説しているため、ここでは項目と確かめ方だけを表にします。
| 項目 | 確かめること |
|---|---|
| タイトル(title) | ページごとに違う文になっているか。そのページの検索語と内容が入っているか |
| ディスクリプション | 検索結果に出る説明文が、ページの内容を表しているか(空のままだと、検索エンジンが本文の一部を自動で表示する) |
| 見出し | 見出しだけ読んで、ページの内容が追えるか |
| 内部リンク | サービスページから事例・よくある質問・問い合わせへ、文中から行けるか |
| スマホでの表示 | 自分のスマホで開き、文字の大きさ・ボタンの押しやすさ・表の見え方を確かめる |
| 表示速度 | 画像が重くて開くのが遅くないか。PageSpeed Insights(Googleの無料ツール)で計測できる |
| Search Consoleの登録 | Search Consoleに自社サイトを登録しているか。登録後は、各ページが検索エンジンのデータベースに入ったか(インデックス)を確かめられる |
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ここまでの見直しを進めるうえで、めぐみやでは、既存のページの文章と構成を整える作業をコンサルティングの月額の範囲でご支援しています。サービスごとにページを分けたくても、サイトの作り(テンプレートや全体の構成)を変えないと分けられないことがあります。その場合は、Webサイト制作として別のサービスです。制作の場合も、検索語とページの対応を設計してから作り始めるのが、めぐみやの進め方です。

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Search ConsoleとGA4で現在地を確かめる

直すページの候補が分かったら、次は実際の数字で優先順位を確かめます。使うのは Google Search Console(Googleの無料ツール。以下、Search Console)です。Google検索で、自社のどのページが、どの言葉で、何回表示され、何回クリックされたかが分かります。まだ登録していない場合は、別の記事「ホームページが検索されるようにするには」の手順で登録を先に済ませてください。
どの言葉で表示されているかを見る
Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開くと、検索クエリ(検索された言葉)ごとの表示回数・クリック数・平均の掲載順位が並びます。ここで見るのは2つです。
- 社名以外の言葉で表示されているか:上位がすべて社名や代表者名なら、見込み客にはまだ見つかっていない状態です
- 表示されているのに、クリックされていない言葉:2ページ目以降(11位以下)に表示されている言葉はクリックされにくく、ページの内容を検索語に合わせることで動く余地があります
期間は、たとえば直近3か月とその前の3か月のように、同じ長さの期間を「比較」の機能で並べて見ます。季節で検索の量が変わる業種なら、比べる相手は前年の同じ時期です。
表示されている言葉と、ページのタイトル・見出しを突き合わせる
次に、同じ検索パフォーマンスの画面で「ページ」のタブを選びます。ページの一覧から1つを選ぶと、そのページが表示された検索語の一覧に切り替わります。ここで、表示されている言葉と、そのページのタイトル・見出しに書いてある言葉を並べるのが、ずれを見つける手順です。
| Search Consoleで表示されている言葉(例) | ページのタイトル・見出し(例) | 直すこと |
|---|---|---|
| 「給与計算 代行 小規模」 | 「バックオフィス代行」 | 見出しに「小規模事業者向けの給与計算代行」を入れ、本文に対象の規模と料金の目安を書く |
| 「外壁塗装 費用 川崎」 | 「施工メニュー」 | 外壁塗装のページを分け、タイトルに「川崎市の外壁塗装」と費用の目安を入れる |
| 社名だけ | 「ホーム」 | トップページの最初の見出しに、業種とサービスと対象のお客様を入れる |
表の例は説明用のもので、実在の会社ではありません。見込み客が使っている言葉のほうが、社内の呼び方より検索では強い、と考えてください。ページの内容が検索語に応えているのに順位が動かない場合は、別の原因を疑います(切り分けの手順は、この章の最後に案内する記事にまとめています)。
GA4の「探索」でサービスページの閲覧数と離脱を見る
Search Consoleは Google検索での表示とクリックを見るツールで、サイトに来たあとの動きは分かりません。来たあとは GA4で見ます。めぐみやがお客様のサイトを見るとき、最初に見るのはサービスページの閲覧数です。売上に近いページが見られているかどうかが、問い合わせにつながるかの手がかりになります。サイト全体のアクセス数は、その後に見ます。
GA4で使うのは「探索」という機能です。空白のレポートを開き、行に「ページパス」、値に「表示回数」と「離脱数」を置くと、ページごとの数字が並びます。アクセスはあるのに問い合わせが無い場合、めぐみやが見るのは訪問者がどのページで離れているか(離脱ポイント)です。そのページから直していきます。Search Consoleの表示・クリックと、GA4の訪問・離脱は、同じページを軸にして並べて見ます。「見つかっているのに来ていない」のか、「来ているのに離れている」のか。この切り分けが目的です。
このとき注意したいのは、GA4で「Organic Search(自然検索)」と表示される訪問が、Google検索だけのものではないことです。Yahoo!やBingなど、広告を経由しない検索エンジンからの訪問がまとめて入ります。Google検索だけを数える Search Consoleと並べるなら、GA4側を絞ります。絞る項目は「セッションの参照元/メディア」で、値は「google / organic」(Google検索からの、広告以外の訪問)です。クリック数と訪問数は数え方が違うため、2つの数字はぴったりは一致しませんが、増減の方向を見るには十分です。
順位が上がらない原因の切り分けは、こちらの記事で確認する順番ごとに手順にしています。
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制作会社に「SEO対策済み」と言われたら確かめること

Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋)には、制作会社の「SEO対策済み」についての相談が寄せられています。内部対策なのか外部対策なのか、何をしてもらったのか分からない、という趣旨です。SEO対策の呼び分けは、自社のページの中を整える「内部対策」と、ほかのサイトからのリンクや評判を増やす「外部対策」の2つ。制作会社が制作時に行うのは、多くの場合は内部対策の範囲で、以下の表の項目もすべて内部対策に当たります。
「SEO対策済み」という言葉が指す範囲は会社によって違い、タグの設定だけを指すこともあれば、キーワードの設計からページ構成まで含むこともあります。何をしてもらったかを確かめる項目を表にしました。
| 確かめること | 制作会社への質問の例 | 自分で見る方法 |
|---|---|---|
| キーワード設計 | 「どのページが、どの検索語に応える設計ですか」 | 各ページのタイトルと最初の見出しを並べ、検索語が入っているかを見る |
| ディレクトリ(URLの区切り)設計 | 「サービスごとにページとURLは分かれていますか」 | URLが /service/外壁塗装/ のように内容ごとに分かれているか、1ページに複数のサービスが同居していないかを見る |
| タイトル・ディスクリプション | 「ページごとに別の文を設定していますか」 | ブラウザのタブの文と、検索結果の説明文がページごとに違うかを見る |
| Search Consoleの登録 | 「自社サイトを Search Consoleに登録し、サイトマップ(サイト内のページ一覧を検索エンジンに知らせるファイル)を送信していますか。自社のアカウントも所有者(設定も変えられる権限)として追加されていますか」 | 自社のGoogleアカウントで Search Consoleを開き、サイトが表示されるかを見る |
| スマホ表示 | 「スマホでの表示は確認済みですか」 | 自分のスマホで主要なページを開く |
| 更新の仕組み | 「公開後、料金や事例を自社で更新できますか」 | 管理画面にログインし、文章と画像を自分で変えられるかを試す |
キーワード設計:どのページがどの検索語に応えるか
制作会社に任せて作られたサイトをめぐみやが拝見するとき、SEOの面でよく抜けているのは、キーワード設計とディレクトリ設計の2つです。キーワード設計とは、見込み客が検索する言葉を洗い出し、どのページがどの言葉に応えるかを決めることです。これが無いと、ページはあるのに検索語と対応していない状態になります。
確かめ方は表のとおりで、サービスページから順に主なページを一覧にしていくと、検索語が入っているページと、社内の呼び方だけのページが分かれて見えます。
ディレクトリ設計:ページの分け方とURL
ディレクトリとは、URLの区切り(/service/ のようなフォルダ)のことです。ディレクトリ設計とは、ページをどう分け、どのURLに置くかの設計です。サービスごとにページとURLが分かれていれば、検索語との対応がつけやすくなります。あとから Search ConsoleやGA4で、サービスごとの数字を追える点も利点です。1ページに全サービスが同居していたり、URLが「page01」「page02」のような連番だったりすると、分析も改善もしにくい形です。
すでに公開しているサイトで分け直す場合は、転送(リダイレクト)の設定まで含めて計画します。公開後にURLを変えると、それまでの検索の評価が引き継がれないことがあるためです。次にサイトを作り直すときは、設計の段階で確かめておきたい項目です。
設定済みでも確かめたい3つ:タイトル、Search Consoleの登録、スマホ表示
この3つは、制作時に設定されていることが多い項目ですが、確かめずに済ませないほうがよいものです。
タイトルは全ページが社名だけになっていることがあります。Search Consoleの登録が制作会社のアカウントだけで、自社では見られないという状態も起きがちです。自社のGoogleアカウントを「所有者」として追加してもらいます。所有者は閲覧だけでなく設定も変えられる権限で、制作会社との契約が終わっても自社で数字を見られます。スマホ表示は、制作会社が確認していても、公開後に足した画像や表で崩れることがあるので、自分の端末での確認が確実です。
公開後に自社で更新できる仕組み
原因の章で挙げたとおり、作った時のまま更新されないサイトは多くあります。原因の1つは、更新のたびに制作会社へ依頼が必要で、費用と手間がかかることです。料金・事例・よくある質問を自社で直せる仕組み(CMS=管理画面から自分で更新できる仕組み。WordPressなど)になっているか、管理画面を触れる人が社内にいるかを確かめます。
制作会社に次を頼むときの選び方と、発注前に自社で準備することは、別の記事にまとめています。
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自分で直す範囲と、専門家に任せる範囲

ここまでに挙げた作業は、すべてを自社で行う必要はありません。作業ごとに、自分でできることと、専門家に任せたほうが進みやすいことを分けます。
| 作業 | 自分で | 専門家に任せる |
|---|---|---|
| 見込み客の検索語の洗い出し | お客様から聞かれる言葉、問い合わせの文面から書き出す | 検索の量と競合の状況を調べ、優先順位を付ける |
| サービスページの文章 | 料金・対応範囲・流れなど、自社しか書けない事実を書く | 検索語に合わせた見出しの設計、文章の整え |
| 事例・お客様の声 | お客様に了承を得て、状況と結果を集める | 見込み客が読む形への編集 |
| タイトル・ディスクリプション・内部リンク | 管理画面から1ページずつ直せる | 全ページの設計をそろえる |
| ディレクトリの分け直し・URLの変更 | — | 転送の設定を含めて計画と実施 |
| Search Console・GA4の確認 | 表示されている言葉と、サービスページの閲覧数を月に1回見る | 数字から直す場所を決め、改善を続ける |
自分でできること
自社の中にある情報は、自社で書くのが最も速く、内容も正確です。お客様から実際に聞かれる言葉、料金の決まり方、依頼から完了までの流れ、事例の状況と結果。こうした内容は、外部の人が調べて書くより、社内の人が書いたほうが見込み客に伝わります。管理画面を触れる人がいれば、タイトル・ディスクリプション・見出しの修正も自社で進められる作業です。
専門家に任せたほうがよいこと
検索語の調査と優先順位付け、全ページにまたがる設計、URLの変更を伴う分け直しは、経験の差が出やすく、やり直しの費用も大きい作業です。この部分を任せ、自社は事実を書くことに集中する分け方が、担当者が兼任の会社では進みやすい形です。
めぐみやがご支援したシンフラワー様では、タイトルとディスクリプション、ディレクトリ構成の見直し、コンテンツ改修といった内部対策を続けました。SEO対策の実施から3ヶ月で、集客数約30%増につながっています。
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めぐみやの場合、Web集客コンサルティングは月額10〜20万円で、現状分析・戦略設計・施策の実行・改善の4つの工程を行います。ページの修正作業(内部SEO対策)も月額に含まれ、月額の幅はサイトの規模と作業量で決まります。記事の制作とサイトの制作は別のサービスです。

めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
目的別に読む:SEO・コンテンツマーケティングの記事ガイド
ここまでの内容を踏まえて、目的に近い記事から読み進めてください。
自社の記事で集客する仕組みを作りたい方へ
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記事で集客する方法を順番に知りたい方へ
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自社にしか書けない記事のネタを探している方へ
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そのほかの記事は「SEO・コンテンツマーケティング」の記事一覧からご覧いただけます。
まとめ
ホームページのSEO対策は、見込み客が検索する言葉で会社のサイトが見つかり、問い合わせに進める状態に整えることです。会社のサイトでは、記事を増やす前に、トップページとサービスページの言葉と構成を見込み客の検索語に合わせます。
- 検索に出ない・問い合わせにならない原因で多いのは、更新されていないことと、会社の言いたいことだけを書いていること
- 直す順番は、トップページとサービスページから。1ページで1つの主な検索意図に応え、事例・会社概要・よくある質問で裏付ける
- Search Consoleで、検索結果に表示されている言葉とページの言葉のずれを見つける
- 制作会社の「SEO対策済み」は、どのページがどの検索語に応えるか(キーワード設計)とページの分け方(ディレクトリ設計)まで確かめる
ホームページのSEO対策に関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。
Q
ホームページのSEO対策は自分でできますか?
A
サービスページの文章、料金や事例の更新、タイトル・ディスクリプションの修正、Search Consoleでの確認は自社で進められます。検索語の調査と優先順位付け、全ページの設計、URLの変更を伴う分け直しは、専門家に任せたほうが進みやすい作業です。
Q
会社のホームページは何ページあればよいですか?
A
決まった数はありません。目安は、トップページ、サービスごとのページ、事例・お客様の声、会社概要、よくある質問、問い合わせがそろっていることです。サービスが3つあれば、サービスページも3つに分けます。数を増やすより、1ページが1つの依頼内容に応えている状態を優先します。
Q
ホームページの更新は、どのくらいの頻度で行えばよいですか?
A
頻度より、内容が現状と合っているかが先です。料金・対応範囲・事例・よくある質問は、変わった時点で直します。お知らせは、お客様に関係する事実があるときに書きます。ブログを足す場合は、見込み客の疑問に答える記事を、続けられる間隔で書きます。
Q
WixやCanvaで作ったホームページでもSEO対策はできますか?
A
ページごとにタイトルとディスクリプションを設定でき、ページを分けられるサービスなら、多くの場合できます。先に、自分の使っているサービスでこの2つができるかを確かめます。できるなら、見込み客の検索語を見出しと本文に入れること、Search Consoleへの登録も同じように進められます。
Q
会社のホームページにブログは必要ですか?
A
必要かどうかは、サービスページ・事例・会社概要・よくある質問を整えたあとに判断する順番です。始めるなら、依頼の前に見込み客が調べる疑問に1記事ずつ答え、読み終えた人をサービスページへ案内する形にします。続けられない場合は、よくある質問を充実させることでも疑問には応えられます。
Q
SEO対策の効果はいつごろ分かりますか?
A
直してから検索結果に反映されるまでには時間がかかり、数週間で動くこともあれば数か月かかることもあります。先に動くのは Search Consoleの表示回数と掲載順位で、問い合わせの変化はその後です。続けるかの判断は、比べられるだけの表示回数がたまった時点で行います。
Q
制作会社の「SEO対策済み」とは、何をしたことですか?
A
会社によって指す範囲が違う言葉です。タイトルやディスクリプションの設定、スマホ対応、Search Consoleへの登録だけを指すことがあります。一方で、どのページがどの検索語に応えるかのキーワード設計や、ページの分け方まで含む会社もあります。何をしたかは項目ごとに聞き、管理画面と Search Consoleでの自社の確認もあわせて行うのが確実です。


