記事の監修

Web集客・マーケティングの専門家として、15年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。
「ホームページを作りたいが、何を避ければよいか分からない」
「作ったのに、問い合わせが一件も来ない」
「作り直せば良くなると言われたが、本当だろうか」
Yahoo!知恵袋には、次のような経営者の相談が寄せられています(※相談文は原文のまま)。「ホームページを作ったら、お客さんは来るものなのでしょうか?作った後にどんなことをすればいいのか。」
中小企業のWeb集客をご支援している立場からお答えします。ホームページでやってはいけないことは数十項目ありますが、問い合わせを止めているのはそのうちの一部です。全部を直す必要はありません。新しい施策を足す前に、成果を止めている順に直すだけで、今のサイトのままで問い合わせが増える余地があります。
この記事で分かることは、次の3つです。
- やってはいけないことの中で、問い合わせを止めている「致命」の項目(5つにまとめて示します)と、その直し方
- すでにホームページがある会社が、今のサイトを何から確認するか(どの画面で見るか)
- 企画・構築・デザイン・コンテンツ・運用・SEO・作り直し・外注の8つの場面ごとの項目と、それぞれの優先度(まとめに一覧表)
なお、この記事では「ホームページ」と「Webサイト」を同じ意味で使います。
- これからホームページを作る、または作り直す予定で、失敗を避けたい方
- ホームページはあるが問い合わせが来ず、何から直せばよいか分からない方
- 制作会社から作り直しを勧められ、その前に自社で確認できることを知りたい方
ホームページでやってはいけないことは?成果を止める5つから直す
ホームページでやってはいけないことのうち、問い合わせを止めているのは下の表の5つです。見込み客のニーズに応えない・目的と目標数値を決めない・問い合わせまでの道順(導線)を作らない、の3つ。それに、過去の資産を確認せずに作り直す・更新と改善をしない、を加えた5つを指します。過去の資産とは、検索から人を集めていたページとそのURLのことです。後の章では、この5つを章ごとに分けて8項目にして説明します。デザインの細部やSEO(検索結果で上位に出すための対策)の小技は、この5つが直った後で効いてきます。順番を間違えると、直しても問い合わせは増えません。
ご支援の現場で多いのは2つです。1つは、過去の資産を確認せずに作り直しや削除をしてしまうこと。もう1つは、見込み客のニーズに応えず、自分の言いたいことだけを書いていることです。どちらも、サイトの見た目からは分かりません。この記事では、やってはいけないことを次の3段階に分けて説明します。
- 致命:問い合わせを止めている。最初に直す
- 要修正:見込み客の一部を逃している。致命の次に直す
- 後回し:成果への影響は小さい。余裕ができたら直す
見出しの末尾に付けた【致命】【要修正】【後回し】の印は、問い合わせへの影響の大きさだけで分けています。特定商取引法に基づく表記のように法律で表示が義務づけられている項目は、この印とは別に必ず対応します。
| 成果を止めるNG(致命) | 何が起きるか | 直し方を書いた章と項目 |
|---|---|---|
| 見込み客のニーズに応えず、自社の言いたいことだけを書く | 読まれても「自分の悩みと関係ない」と判断され、問い合わせにならない | 企画・設計(「誰にでも」向けて作る/言いたいことだけを書く) |
| 目的と目標数値を決めずに作る | うまくいっているかを判断できず、ほかの4つを直せたかどうかも分からない | 企画・設計(目的と目標数値を決めずに作る) |
| 問い合わせまでの導線が無い、スマホで進めない | 興味を持った人が、連絡の方法を探して離れる | コンテンツ(導線が分かりにくい)/構築(スマホで見られない) |
| 過去の資産を確認せずに作り直す、ページを削除する | 検索から来ていた訪問者が減り、回復に時間がかかる。元に戻らないこともある | 作り直し(過去の資産を確認せずに作り直す) |
| 公開後に更新も改善もせず、担当と予算も決めない | 情報が古くなり、問い合わせや検索からの流入に悪い影響が出る | 運用・保守(更新も改善もしない/担当と予算を決めていない) |
これから作る方は、この5つを避ける設計から入ります(「企画・設計でやってはいけないこと」の章から読み進めてください)。すでにホームページがある方は、次の章の順番で今のサイトを確認します。
すでにホームページがある会社が今すぐ確認する4つ

すでにホームページがある会社が確認するのは、スマホの導線・検索語・離脱(ページを見て出て行くこと)・更新と体制の4つです。この順に、自社のスマホ、Googleが無料で提供している2つの道具(Search Console・GA4)、社内の分担表で確かめられます。下の表に、4つの症状と確かめ方を並べました。道具の見方は、表の後の節で説明します(以下、この章を「確認の章」と呼びます)。表の左の列(症状)に当てはまるものがあれば、右の列の項目が最初に直す場所です。
| 当てはまるか確認すること | どこで見るか | 当てはまったら直す項目 |
|---|---|---|
| 1. スマホで問い合わせまで進めない | 自社のスマホでサイトを開く | コンテンツ(導線が分かりにくい)/構築(スマホで見られない・表示が遅い) |
| 2. 見込み客が使う検索語で表示されていない | Search Console の「検索パフォーマンス」 | 企画・設計(言いたいことだけを書く) |
| 3. 問い合わせの手前のページで多くの人が離れている | GA4 の「探索」で、ページごとの離脱の割合 | コンテンツ(導線が分かりにくい)/企画・設計(言いたいことだけを書く)/デザイン(見やすさよりおしゃれ) |
| 4. 1年以上更新が無い、または担当・予算・更新の手順が無い | サイトの最終更新日と、社内の分担表 | 運用・保守(更新も改善もしない/担当と予算を決めていない) |
1. スマホで自社サイトを開き、問い合わせまで進んでみる
最初の確認は、自社のスマホで自社のサイトを開くことです。トップページから、見込み客がたどる道順で問い合わせフォームか電話番号までたどり着いてみます。文字が小さい、ボタンが押しにくい、フォームがどこにあるか分からない、開くまでに数秒待つ。どれかがあれば、その場所で見込み客はサイトを離れています。
パソコンの大きな画面で制作会社と確認したサイトでも、スマホでは別の見え方です。公開後にスマホで通して見ていないサイトは、この段階で見込み客を逃しています。見込み客は検索した直後にスマホからそのまま電話やフォームに進むため、ここでつまずくと問い合わせの数に直接響きます。
2. Search Consoleで、どんな検索語で表示されているかを見る
次に、Search Console(サーチコンソール)の「検索パフォーマンス」を開きます。Googleが無料で提供している道具で、自社のページが検索結果に表示された検索語と、その回数、クリックされた回数が並びます。設定されているか分からない場合は、制作会社に「Search Consoleを見られるようにしてください」と頼むところからです。自社で設定する場合は、Googleの公式ヘルプの手順でサイトを登録できます。
見るのは、見込み客が依頼を考えるときに使う語(「地域名 業種」「サービス名 費用」など)で表示されているかです。社名や自社だけが使う言葉でしか表示されていなければ、見込み客のニーズに応える内容が無く、自社の言いたいことだけを書いている状態と考えられます。この場合に直すのは内容です。デザインを変えても、表示される検索語は変わりません。
3. GA4の「探索」で、問い合わせの手前のページの離脱を見る
3つ目は、訪問者がどのページで離れているかです。GA4(Googleアナリティクス)では「探索」という機能で、ページごとの「離脱数」を見られます。「探索」で空白のレポートを作り、行にページ(ページパス)、列に表示回数と離脱数を置くと、ページごとの表になります。操作が難しければ、制作会社に「ページ別の離脱数と表示回数の表を出してください」と頼んでも構いません。
離脱そのものはゼロにできません。訪問者は必ずどこかのページで離れるからです。問題は、料金・サービス説明・フォームなど、問い合わせの手前のページで多くの人が離れていることです。
離脱数は訪問者の多いページほど大きくなるので、見比べるときは、離脱数をそのページの表示回数で割った割合を使います。問い合わせの手前のページの割合が他のページより高ければ、説明が足りないか、次に進む案内が無いか、フォームの項目が多いかのどれかです。その1ページから直せば足ります。
4. 最終更新日と、担当・予算・更新の手順があるかを確かめる
最後に、サイトの最終更新日と社内の体制を確かめます。お知らせや実績の最後の日付が1年以上前のサイトは、訪問者に「この会社は今も動いているのか」という疑いを持たれる状態です。あわせて、「誰が」「いくらの予算で」「何を更新するか」が決まっているかを見ます。どれかが無ければ、放置はこれからも続きます。
4つの確認で当てはまるものが複数あっても、直す順は上の表の1番からです。数字を見る時間が社内で取れない場合は、めぐみやの無料ホームページ診断をご利用ください。4つのどこで止まっているかをお伝えします。詳しいご支援の内容は、次のWeb集客コンサルティングのページにあります。

めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
あわせて読みたい
企画・設計でやってはいけないこと

企画・設計の段階でやってはいけないことは4つで、そのうち3つが致命です。ここが決まっていないと、構築・デザイン・コンテンツの作業をいくら丁寧に進めても、問い合わせにつながるサイトにはなりません。すでにサイトがある会社も、作り直す前に次の4点を紙に書き出すところから始めます。目的と目標数値、見込み客、見込み客が先に知りたいこと、自社の強みの4つです。
目的と目標数値を決めずに作る【致命】
「競合が持っているから」「なんとなく必要だから」で作ったホームページは、公開後に放置されます。何のために作ったかが決まっていないので、うまくいっているかを判断する基準が無いからです。
直し方は、目的を1つに絞り、数字にすることです。「月に問い合わせを3件増やす」「採用の応募を年に10件得る」のように、いつまでに何が何件増えれば成功かを書きます。この数字があれば、公開後に何を見て何を直すかが決まります。
見込み客を決めず「誰にでも」向けて作る【致命】
できるだけ多くの人に見てもらいたいと考えて、誰に向けたサイトかを決めないまま作ると、結果として誰にも響かないページになります。見込み客は「自分の状況に当てはまるか」を数秒で判断し、当てはまらないと感じたページからは離れます。
直し方は、「誰に・何を・どうしてほしいか」を1行で言えるようにすることです。この1行が無いまま進めると、デザインも文章も制作会社の判断で決まり、自社の見込み客から外れていきます。
自社の言いたいことだけを書く【致命】
100社以上のご支援で繰り返し見てきたのが、見込み客のニーズに応えず、自社の言いたいことだけを書いているサイトです。会社の沿革、設備の一覧、代表の思いが先に並んでいます。見込み客が知りたい「自分の悩みを解決できるか」「いくらかかるか」「どう頼むか」は、後ろに追いやられています。
直し方は、見込み客が依頼を決める前に知りたいことを先に書くことです。対応できる悩み、対応の範囲、料金の目安、依頼の流れ、実績の順に並べ、会社の思いはその後に置きます。確認の章の確認2で、見込み客の検索語で表示されていなかった会社は、ここから直します。
自社の強みを整理しないまま作る【要修正】
競合と同じ言葉で同じ特徴を並べたサイトは、見込み客に選ぶ理由を与えません。「丁寧」「安心」「実績多数」だけでは、隣の会社との差が伝わらないからです。
直し方は、お客様が自社を選んだ理由を聞き、その言葉で書くことです。既存のお客様に「なぜ当社に頼んだか」を数件聞くだけで、競合が書いていない強みが見つかります。見つかった強みは、トップページの最初の一文とサービスページに置きます。
あわせて読みたい
構築でやってはいけないこと

構築でやってはいけないことは5つで、致命はスマホ対応だけです。残りは要修正と後回しです。制作会社に任せる部分が多い場面ですが、発注する側が項目を知っていれば、見積もりと納品の確認に使えます。
スマホで見られない・操作しづらい【致命】
パソコンで作ったページをそのままスマホで表示すると、文字が小さく、ボタンが指で押せず、表が画面からはみ出します。確認の章で触れたとおり、スマホからそのまま連絡しようとした見込み客を、ここで逃します。
直し方は、画面の幅に合わせて表示が変わる「レスポンシブデザイン」にすることです。すでにサイトがある会社は、自社のスマホで問い合わせまで進めるかを確かめます。進めなければ、作り直しを待たずに、フォームと電話番号の表示だけでも先に直します。
表示が遅い【要修正】
開くまでに数秒待つページは、一部の人に読まれる前に閉じられます。原因の多くは、容量の大きい画像や動画、読み込むファイルの多さ、埋め込んだ計測タグ(アクセス解析などの小さなプログラム)の多さです。
直し方は、画像を公開前に圧縮することと、使っていない機能やタグを外すことです。どのページが遅いかは、Googleが無料で提供している PageSpeed Insights に、ページのURLを入れるだけで確かめられます。
SSL化していない【要修正】
SSL化とは、サイトと訪問者の間の通信を暗号化することです。URLが「https」で始まっていれば対応しており、「http」のままなら未対応です。未対応のサイトはブラウザに「保護されていない通信」と表示され、フォームに名前や連絡先を入れる人の一部は、そこで手を止めます。
直し方は、サーバー会社の管理画面でSSLを有効にすることです。多くのサーバーで無料で設定できます。設定後は、古い「http」のURLから新しいURLへ転送(リダイレクト)する設定も要ります。自社で分からなければ、制作会社かサーバー会社のサポートに頼みます。

無料サーバーを使う・ドメインを適当に選ぶ【要修正】
サーバーはサイトのデータを置く場所、ドメインは「〇〇.co.jp」のようなサイトの住所です。無料サーバーは広告が入り、表示が遅く、障害時のサポートがありません。無料のホームページ作成サービスの名前が入ったドメインや、社名と無関係な文字列のドメインは、見込み客に「本当にこの会社のサイトか」と疑われます。
直し方は、会社の名前やサービス名が分かる独自ドメインを取り、有料のサーバーを使うことです。費用は月に数百円から数千円で済みます。すでに無料サーバーで公開している会社は、移転の際に古いURLからの転送を設定します(「作り直し」の章)。
URLの正規化とパンくずリストが無い【後回し】
URLの正規化とは、同じページに複数のURL(「www」の有無や末尾の「/」の有無)でたどり着ける状態を、1つにそろえることです。パンくずリストは、ページ上部にある「ホーム>サービス>〇〇」の表示で、訪問者が今どこにいるかを示します。
どちらも検索エンジンがサイトの構造を理解する助けになりますが、問い合わせへの影響は小さい項目です。制作会社に「正規化とパンくずリストは設定していますか」と確認し、無ければ次の改修のときに足します。
あわせて読みたい
デザインでやってはいけないこと

デザインでやってはいけないことは4つで、致命はありません。デザインの役割は、来てくれた見込み客を逃さないことです。問い合わせを増やすのは、企画とコンテンツの役割です。
見やすさよりおしゃれを優先する【要修正】
文字を小さくして余白を広く取る、薄い色の文字を使う、写真だけで説明を省く。こうしたページは見た目は整っていても、見込み客が知りたいことを読めません。白い背景に黄色い文字、緑の背景に青い文字のような組み合わせも、読む前に離脱の原因になります。
直し方は、「読める」を「おしゃれ」より先に置くことです。本文の文字は小さくしすぎず、背景と文字の色の差をはっきりつけ、説明が要る場所には写真だけでなく文章を添えます。
見込み客に合わない色や雰囲気にする【要修正】
サイト全体の色・文字・写真の雰囲気が見込み客と合っていないと、内容を読む前に「自分向きではない」と判断されます。法人向けの機械部品のサイトが、個人向けの雑貨店のような色合いになっている例がこれにあたります。
直し方は、企画・設計の章で決めた見込み客を基準に、色と写真の雰囲気を決めることです。デザインの好みは社内で分かれますが、判断の基準は「見込み客が安心するか」の1つに置きます。
ナビゲーションが複雑で、ボタンがボタンに見えない【要修正】
問い合わせのボタンが無い・見つからない問題はコンテンツの章の致命で、ここで扱うのは、メニューとボタンが見た目で分かりにくい場合です。メニュー(ナビゲーション)の項目が多すぎる、階層が深い、重要なページへのリンクが目に入らない。こうしたサイトでは、訪問者は欲しい情報にたどり着く前に離れます。問い合わせのボタンが背景と同じ色で、押せることに気づかれない例も多くあります。
直し方は、メニューを見込み客が探す順に絞り、問い合わせのボタンは色を変えて全ページの同じ位置に置くことです。「最小限のクリック数で問い合わせまで届く」構造を目指します。
アニメーションを使いすぎる【後回し】
スクロールのたびに要素が動く、トップページの大きな動画が自動で再生される。こうした演出は目を引きますが、多用すると読んでほしい部分に視線が集まらず、表示も遅くなります。
直し方は、動きを「見てほしい1か所」に絞ることです。演出を減らしても問い合わせは減りません。次の改修のときに見直せば足ります。
あわせて読みたい
コンテンツでやってはいけないこと

コンテンツ(ページの中身)でやってはいけないことは6つで、致命は「問い合わせまでの導線が分かりにくい」です。見込み客に読まれる場面なので、見た目より中身の順番と正確さが問われます。
問い合わせまでの導線が分かりにくい【致命】
ホームページの最終的な目的は、問い合わせや資料請求などの行動です。ところが、フォームへのボタンがどこにあるか分からないサイトが多くあります。電話番号がトップページの下の方にしか無い、入力項目が10を超える、といった例も同じです。興味を持った見込み客は、連絡の方法を探すうちに離れます。
直し方は、全ページの上部と下部に問い合わせの導線を置き、フォームの項目を「名前・連絡先・相談内容」程度まで減らすことです。サービスの説明が終わった直後にも、「このサービスについて相談する」の導線を置きます。確認の章の確認1で、スマホで問い合わせまでたどり着けなかった会社は、ここから直します。
運営者情報・プライバシーポリシーを載せていない【要修正】
誰が運営しているか分からないサイトは、見込み客に不安を与えます。企業のサイトでは、会社名・所在地・連絡先・代表者名が分かる会社概要のページを用意します。フォームで名前やメールアドレスを受け取るなら、取得した個人情報の扱いを書いたプライバシーポリシー(個人情報保護方針)も載せます。なお、見出しの【要修正】は、問い合わせへの影響の大きさで付けた印です。法律で表示が義務づけられている項目は、この印に関係なく必ず載せます。
通信販売を行う場合は、特定商取引法に基づく表記の掲載が法律で義務づけられています。業種によっては広告の表現にも規制があるので(医療・美容・金融など)、自社の業種のルールを公開前に確かめておくと安全です。
拾った画像や他サイトの文章を使う【要修正】
インターネットで見つけた画像をそのまま使う、他社のサイトの文章をコピーして載せる。どちらも著作権の侵害になり、損害賠償や公開停止のリスクがあります。コピーした文章は検索エンジンからも独自性が無いと判断され、検索結果に出にくくなります。
直し方は、画像は自社で撮影するか、利用規約を確かめたうえで素材サイトのものを使うことです。文章は、参考にした情報があっても自社の言葉で書き直します。他社の文章を引用する場合は、引用の範囲にとどめ、出典のURLを示します。

根拠のない情報や、確認していないAIの文章をそのまま載せる【要修正】
真偽を確かめていない数値や、出典の無い「業界No.1」のような表現は、見込み客の信頼を失う原因です。誤った情報で読者に損害が出れば、掲載した会社の責任が問われることもあります。健康・法律・お金に関わる分野は、専門家の確認や公的機関のデータが特に必要な領域です。
AIで作った文章をそのまま公開するのも、同じ理由で避けます。避けるのは内容を確かめないまま公開することで、AIを使うこと自体に問題はありません。自社の実際の仕事の進め方、お客様からよく受ける相談、断っている依頼とその理由を自社の言葉で足せば、AIには書けない内容になります。
代替テキストの無い画像を使う【後回し】
画像には、内容を1文で説明する「代替テキスト(alt属性)」を入れます。音声で読み上げる人にも内容が伝わり、検索エンジンにも画像の内容が伝わります。
直し方は、新しく載せる画像から代替テキストを入れる習慣にし、既存の画像は改修のときにまとめて直すことです。代替テキストの問い合わせへの影響は小さいため、対応は後回しで構いません。
文章だけで図や写真が無い【後回し】
文章だけが続くページは、スマホの画面では文字の壁に見え、読み進められません。利用規約のようなページは文章だけで構いませんが、サービスの説明や事例のページには、工程の写真、料金の表、流れの図を入れます。
直し方は、1つの見出しの中に1つは図・写真・表のどれかを置くことです。写真はプロが撮ったものでなくても、自社の現場や担当者が写っているものの方が、素材サイトの写真より見込み客の信頼につながります。
あわせて読みたい
運用・保守でやってはいけないこと

運用・保守でやってはいけないことは4つで、「更新も改善もしない」「担当と予算を決めていない」の2つが致命です。問い合わせの数は、公開した後の運用で大きく変わります。
更新も改善もしない【致命】
公開したまま更新を止めたサイトは、確認の章で触れた「今も動いているのか」という不安を訪問者に与えます。情報が古いままでは、料金や対応範囲が変わっていても見込み客に伝わりません。なお、記事の日付だけを新しくするのは更新に入りません。中身が変わっていないことは訪問者にも検索エンジンにも伝わり、かえって信用を落とします。
「更新」が新しい情報を載せることなら、「改善」はサイトの中身を数字を見て直すことです。どのページで訪問者が離れているかを見ずに運用するのは、目隠しをして運転している状態と変わりません。直し方は、月に1回、更新と数字の確認の日を決めることです。実績の追加と、確認の章の4つの確認を同じ日に行えば、1回1〜2時間で回せます。
担当と予算を決めていない【致命】
担当者と予算が決まっていないことが、運用が止まる入口です。「誰かがやるだろう」の体制では更新は滞り、サーバーの障害や問い合わせフォームの不具合にも気づけません。保守や改修の予算が無ければ、直すべき場所が分かっても手を付けられません。
直し方は、専任でなくてよいので、担当者を1人決め、年間の予算を事業計画に入れることです。社内に担当を置けない場合は、外部に任せる選択もあります。外部に任せても、料金・規約・実績といった自社の情報を渡す作業は社内に残ります。自社の情報を渡す準備にかかる時間は、1時間程度です。
ドメイン・サーバーの契約更新と、管理システム(CMS)の更新を忘れる【要修正】
ドメインとサーバーの契約は、更新を忘れるとサイトが表示されなくなります。失効するまでは問い合わせを止めないため【要修正】にしていますが、失効したら即日対応する項目です。担当者の退職やメールアドレスの変更で、更新案内の通知を見逃す例が多くあります。ドメインは一度失効して第三者に取得されると、同じURLは二度と使えません。積み上げた検索の評価もそこで途切れます。直し方は、契約を自動更新にし、通知先を会社の代表アドレスにすることです。
WordPressなどの管理システム(CMS)やプラグインは、古いバージョンのまま使い続けると、知られている弱点から攻撃を受けます。直し方は、CMSやプラグインの更新を月1回の確認日にまとめて行うことです。ただし、セキュリティに関わる更新は通知が来た時点で、バックアップを取ってから当てます。
セキュリティ対策をしない【要修正】
企業のサイトは世界中から常にアクセスされており、改ざんや個人情報の流出は「自社には関係ない」と言える話ではありません。被害が出れば、賠償だけでなく長年の信用を失います。
直し方は、SSL化、推測されにくいパスワード、CMSの更新、そして定期的なバックアップの4つです。バックアップがあれば、改ざんや操作ミスがあっても元に戻せます。サーバー会社の自動バックアップ機能が付いているかは、契約時に確かめる項目の1つです。
更新と確認の時間が社内で取れない場合は、めぐみやのWeb集客コンサルティングで、数字の確認から改善までをまとめてご支援しています。

めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
あわせて読みたい
SEO対策でやってはいけないこと

SEO対策でやってはいけないことは4つで、どれも検索順位を上げるどころか下げる行為です。いずれもGoogleのガイドラインで、評価を下げる行為とされています。
実際にご相談をいただく中で、「前に依頼した先はテクニックの話ばかりで、集客は増えたのに売上に繋がらなかった」という声を聞くことがあります。順位が上がっても、企画と中身が無ければ問い合わせにはなりません。SEOの小技は、企画・設計とコンテンツが整った後に効くものです。
検索する人の意図を見ずにキーワードを詰め込む【要修正】
狙うキーワードを本文に何度も繰り返す、見出しのすべてに同じ語を入れる。こうした文章は読みにくく、検索エンジンからも不自然と判断されます。直し方は、そのキーワードで検索する人が何を知りたいかを先に考え、その疑問に答える順で書くことです。キーワードは自然に使う範囲で足ります。
被リンクを買う・隠しテキストを入れる【要修正】
他サイトからのリンク(被リンク)を購入する、背景と同じ色の文字でキーワードを埋め込む。どちらもGoogleのスパムポリシーに反する行為で、ペナルティを受けると検索結果から外されることがあります。過去に依頼した業者が被リンクを買っていないかは、Search Consoleの「リンク」で不自然なリンクが増えていないかを見て確かめます。ただし、見覚えの無いリンクがあるだけでは問題とは判断できません。過去にSEO業者へ被リンクの施策を頼んでいた場合は、契約内容と実施内容をあわせて確かめます。
内容がほぼ同じページを量産する【要修正】
地域名だけを入れ替えた同じ内容のページを数十作る、同じサービスの説明を複数のURLで公開する。似た内容のページが増えると、検索エンジンが代表のページを選び、意図したページが検索結果に出にくくなることがあります。直し方は、内容の重なるページを1つに統合し、残したページへ転送を設定することです。
文字数を稼いだ薄い記事を増やす【要修正】
「文字数が多いほど有利」という情報を信じて、同じ内容を言い換えて長くした記事や、どこにでも書いてある一般論だけの記事を増やしても、順位は上がりません。検索エンジンが評価するのは、検索した人の疑問に答えているかどうかです。直し方は、本数と長さより、自社だけが書ける内容(実際の相談・現場の判断・断っている依頼とその理由)を1本ずつ入れることです。
あわせて読みたい
作り直し(リニューアル)でやってはいけないこと

作り直しでやってはいけないことは3つで、致命は「過去の資産を確認せずに作り直す・ページを削除する」です。作り直しは費用も期間も大きく、やり直しがききません。制作会社の提案を受けたときほど、この3つを先に確かめます。
過去の資産を確認せずに作り直す・ページを削除する【致命】
リニューアルに関するご相談で、めぐみやが繰り返し見てきたのが、過去の資産を確認せずに作り直しや削除をしてしまったケースです。過去の資産とは、検索から訪問者を集めていたページ、そのURL、積み上がった検索エンジンの評価のことです。これを確認せずにURLを変え、古いページを削除すると、公開後に検索からの訪問者が減ることがあります。
リニューアル後に集客が減った原因の大半は、URLやコンテンツの変更に伴う準備不足です。直し方は、作り直す前に Search Console の「検索パフォーマンス」をページ別に表示することです。どのページがどの検索語で訪問者を集めているかを、一覧にします。そのページとURLは、原則そのまま新しいサイトに引き継ぎます。やむを得ずURLを変えるページには、古いURLから新しいURLへの転送(301リダイレクト)を設定します。実例として、めぐみやがご支援したエクセル東海様は、集客していたページ(過去の資産)を拾い直す施策を最初に行いました。あわせて構造とコンテンツを見直し、作り直しの後に落ち込んだ集客を取り戻しています。
デザインだけを変えて、中身と導線を変えない【要修正】
見た目を新しくすれば問い合わせが増える、という期待で作り直したサイトは、公開後に数字が変わらないことが多くあります。問い合わせを止めていたのが、見込み客に合わない内容や、分かりにくい導線だったからです。
直し方は、作り直しの要件に「誰に・何を・どうしてほしいか」「問い合わせまでの導線」「見込み客が先に知りたいことの順番」を入れることです。デザインはその要件を実現する手段として、最後に決めます。
直せるページがあるのに、作り直しから始める【要修正】
問い合わせが来ない原因が、料金ページの説明不足やフォームの項目の多さなら、そのページを直せば足ります。サイト全体を作り直すのは、スマホに対応していない、管理システムが古くて更新できない、といった土台の問題があるときです。
直し方は、確認の章の4つの確認を先に行い、当てはまった項目を直してから作り直しを判断することです。それでも作り直すと決めたら、前のサイトの資産を引き継ぐ準備から始めます。めぐみやのWebサイト制作では、集客していたページとURLの引き継ぎを設計に含めています。

めぐみやのWebサイト制作
効果的なWebサイトを作りたいけれどどうすれば良いかお悩みではありませんか?
集客と運用の実績を活かし御社ビジネスの成果に直結するWebサイトを構築致します。
あわせて読みたい
外注・制作会社選びでやってはいけないこと

外注でやってはいけないことは、1社だけに見積もりを取る・契約の条件を確かめない・丸投げする、の3つです。ほとんどの会社は制作会社に依頼します。制作会社選びを誤ると、前の章までの「やってはいけない」がまとめて起きます。この章の3つは制作会社との付き合い方の話なので、見出しの【致命】などの3段階の印を付けていません。
見積もりを1社だけ取る・安さだけで決める
1社の見積もりだけでは、金額と内容が妥当かを判断できません。逆に、金額だけで最も安い会社を選ぶと、企画・設計の工程が省かれ、テンプレートに文章を流し込んだだけのサイトになりがちです。
直し方は、2〜3社に同じ条件で見積もりを依頼し、「企画・設計に何をするか」「公開後の運用をどう支援するか」の項目で比べることです。金額の差は、この2つの有無で生まれます。
途中で解約できない契約・自社で更新できない作りにする
数年単位のリース契約で途中解約ができない、サイトの所有権が制作会社にある、文章の修正1件ごとに費用がかかる。こうした契約は、公開後の更新と改善を止める原因になります。
直し方は、契約前に次の4点を確かめることです。契約期間と解約の条件、ドメインとサーバーの名義は自社か、自社で文章と画像を更新できるか、解約時にサイトのデータは引き渡されるか。1つでも不利な条件なら、条件を変えてもらうか別の会社を検討します。
丸投げして、公開後の数字を見ない
企画から運用まですべてを制作会社に任せ、公開後の数字を自社で見ない会社は、何がうまくいっていないかを知る機会がありません。制作会社も、依頼主が数字を見ていなければ改善の提案を出しにくくなります。
直し方は、「自社が決めること」と「任せること」を分けることです。見込み客・目的・目標数値・自社の強みは自社が決め、設計・制作・計測の設定は任せます。公開後は月に1回、Search Console と GA4 の数字を一緒に見る場を作ります。
あわせて読みたい
まとめ
ホームページでやってはいけないことは数十項目ありますが、全部を直す必要はありません。問い合わせを止めている致命の5つから直します。見込み客のニーズ、目的と目標数値、問い合わせの導線、過去の資産の引き継ぎ、更新と改善の5つです。
すでにサイトがある会社は、4つの確認から始めます。スマホで問い合わせまで進む、表示されている検索語、問い合わせの手前のページの離脱、更新日と担当・予算の順です。当てはまった項目が、最初に直す場所です。作り直しは、直せるページを直してから最後に判断します。
下の表は、8つの場面ごとに項目と優先度を並べたものです。優先度「致命」の項目は8つあり、冒頭で挙げた5つを章ごとに分けたものです。ニーズは企画・設計の2項目、導線はコンテンツと構築の2項目、更新と改善は運用の2項目にあたります。
| 場面 | 致命 | 要修正 | 後回し |
|---|---|---|---|
| 企画・設計 | 目的と目標数値が無い/「誰にでも」向けて作る/言いたいことだけを書く | 強みを整理しない | — |
| 構築 | スマホで見られない | 表示が遅い/SSL化していない/無料サーバー・適当なドメイン | URLの正規化とパンくずリスト |
| デザイン | — | 見やすさよりおしゃれ/見込み客に合わない雰囲気/ナビとボタンが分かりにくい | アニメーションの使いすぎ |
| コンテンツ | 導線が分かりにくい | 運営者情報・ポリシーが無い/拾った画像・コピペ/根拠のない情報・未確認のAI文章 | 代替テキストが無い/文章だけ |
| 運用・保守 | 更新も改善もしない/担当と予算が無い | 契約更新と管理システムの更新忘れ/セキュリティ対策をしない | — |
| SEO対策 | — | キーワードの詰め込み/被リンク購入・隠しテキスト/同じ内容の量産/薄い記事 | — |
| 作り直し | 過去の資産を確認せずに作り直す | デザインだけ変える/直せるのに作り直しから | — |
| 外注 | 印なし(見積もり1社・安さだけ/解約できない契約・自社で更新できない作り/丸投げ) | ||
社内だけで進めるのが難しい場合は、めぐみやの「Web集客コンサルティング」をご検討ください。4つの確認から直す順番の整理、改善の実行までをまとめてご支援しています。無料ホームページ診断では、今のサイトがどこで止まっているかをお伝えしています。
- やってはいけないことは「致命・要修正・後回し」に分け、問い合わせを止めている致命の5つから直す
- 作った後の会社は、スマホで問い合わせまで進む→検索語→離脱→更新日と体制の順に確認する
- 作り直しは最後。作り直すなら、集客していたページとURLを引き継ぐ準備から始める

めぐみやのWeb集客コンサルティング
Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか?
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。
ホームページ活用の基本をまとめて知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。
あわせて読みたい
ホームページでやってはいけないことに関するよくあるご質問
最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。
Q
ホームページでやってはいけないことは、まず何から直せばいいですか?
A
問い合わせを止めている5つから直します。見込み客のニーズ、目的と目標数値、問い合わせまでの導線、過去の資産の引き継ぎ、更新と改善の5つです。デザインの細部やSEOの小技は、この後で見直します。
Q
作ってから何年も更新していません。何から手を付ければいいですか?
A
自社のスマホでサイトを開き、問い合わせまで進めるかを確かめることからです。次に、Search Consoleでどんな検索語で表示されているかを見ます。そのうえで、担当者と年間の予算を決め、月に1回の更新と数字の確認の日を作ります。作り直しは、この確認を終えてから判断します。
Q
ホームページを作り直せば問い合わせは増えますか?
A
見た目だけを新しくしても、問い合わせを止めていた原因(見込み客に合わない内容・分かりにくい導線)が残れば増えません。作り直すときは、集客していたページとURLを引き継ぎ、古いURLから転送を設定します。過去の資産を確認せずに作り直すと、検索からの訪問者が減ることがあります。
Q
自分で作ったホームページでも問題ありませんか?
A
自作でも問題ありません。見込み客を決め、知りたいことを先に書き、問い合わせまでの導線をはっきりさせていれば、問い合わせは来ます。注意するのは、無料サーバーや無料の作成サービス名が入ったドメインを使わないこと、スマホで見られる形にすること、SSL化することの3つです。
Q
制作会社に任せきりにしていますが、問題ありますか?
A
設計・制作・計測の設定を任せるのは問題ありません。問題になるのは、見込み客・目的・目標数値・自社の強みまで任せることと、公開後の数字を自社で見ないことです。月に1回、Search ConsoleとGA4の数字を制作会社と一緒に見る場を作ると、改善の提案も出やすくなります。
Q
SEO対策でやってはいけないことは何ですか?
A
キーワードの詰め込み、被リンクの購入と隠しテキスト、内容がほぼ同じページの量産、文字数を稼いだ薄い記事の4つです。いずれもGoogleのガイドラインで評価を下げる行為とされています。検索する人の疑問に答える内容を、自社の言葉で書くことが対策の基本です。
Q
スマホ対応していないホームページは、すぐ直すべきですか?
A
はい。スマホで見られない、ボタンが押せない状態は、スマホからそのまま連絡しようとした見込み客を逃すため、致命の項目です。サイト全体の作り直しを待たずに、問い合わせフォームと電話番号の表示だけでも先に直します。


