ホームページ改善ステップとポイントの総まとめ。改善提案から注意点まで一挙解説

記事の監修

株式会社めぐみや
代表取締役社長

大浦 理

Google Partner 認定 無料相談する

「はじめてのWebサイト運用・集客入門」著者

Web集客・マーケティングの専門家として、13年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。

ホームページを作成したけどアクセス数が上がらず、売上に直結できていないと悩んでいる方はいませんか？

ホームページはただ作成するだけでは意味がありません。日頃からホームページの更新と修正を行うことで、アクセス数を延ばし利用者を増やせます。集客効果を向上させることで、より多くの利用者にサービスを知ってもらい売上アップのきっかけになります。

本記事では、ホームページ改善におけるステップと重要なポイントをご紹介します。集客できるホームページの具体的な改善提案も解説いたしますので、ホームページを効率よく活用して集客と売上アップを目指しましょう。

ホームページ改善のステップとは

ホームページ改善には、重要なステップが存在します。無作為にホームページ改善を行っても、期待する効果は得られません。ホームページの意義や現状の課題点から一つずつ見直していくことで予想外の成果が生まれるでしょう。しっかりと手順を踏んでマーケティング戦略を行いましょう。

現状把握

ホームページを改善する上で、まずは現状の分析から行うのがポイントです。方法としては、Googleアナリティクス等のアクセス解析ツールを活用しましょう。

現状のホームページ閲覧数やユーザー数の確認、アクセス時間やユーザーの属性、全体のアクセス数の増減傾向の把握が必要です。現状を把握することで、的確な改善施策を立てるための手段にします。　

目的と目標の設定

ホームページの改善を行う目的と目標を明確にしましょう。目的と目標はなるべく具体的に設定するようにしてください。

例えば、KPI（目標の達成状況を数値化した重要な指標）の設定をして、今まで掲げてきた目的が本当に正しいのか、または変更すべきかを検討をします。目的と目標を明確化することで、企業全体が同じゴールを目指し対策を立てることが可能になります。

課題点の発見

上記で新たに見直した目的や目標について、達成するためには何が懸念点となっているか考えます。「なぜ目標が達成できていないのか」「達成するためには何が必要なのか」を意識して検討しましょう。

課題点を発見するためには「分析データ（数量）」の活用が必要です。分析データに基づいて仮説を立て、課題点を明確にすることで適切な対応方法も異なります。課題を明確化して、小さな問題点から順番に解決しましょう。

あわせて読みたい

改善案企画

現状と目標、そして課題が明確になれば、改善案を検討するのは比較的簡単です。それぞれの課題に沿った具体的な解決策を考えていきましょう。

例えば、ホームページの訪問者が100人いるのに、実際に商品を購入した人は0人だったとします。この場合、商品購入ページを改善するのが得策でしょう。カートに入れた商品が見にくくないか、最終の合計金額表示が分かりにくくないかなど、ユーザー目線で考えることが重要です。

実行と検証

改善案が出れば、あとは実行するのみです。実際に売上へ直結するであろう課題から優先的に実行していきましょう。改善案が複数ある場合は、どの改善案をいつ実施したのかきちんと記録しておくことが重要です。

実行した改善策は効果があったのか、どの数値にどれくらいの影響が出たのかをしっかりと把握し分析することで、改善した意味があったかどうか判断します。

継続

一度ホームページを改善したからといって安心してはいけません。改善策を立て、実行し、検証を進めて新たな課題発見といったプロセスを継続的に行うことで、より高い効果が期待できます。改善策を実行したらすぐに結果が出るとは限りません。新たなコンテンツを作成することも、継続していくことも相当の熱量が必要です。

もし、自身で継続していくのが難しければ、Web集客に強い専門家へ依頼することをおすすめします。

結果に基づき改善

改善施策の効果があったのかを判断するため、一定期間が立ったら数値を測定しましょう。やみくもに数多くの改善策を実施するだけでは効果がありません。数値データを確認しその結果に基づき、改善策をそのまま継続していくのか、別の方法を試してみるのかを判断しましょう。

ここまでの一連のプロセスを継続して実施することで、すぐにではありませんが徐々に効果が表れてきます。

ホームページ改善のポイントとは

ホームページを改善する際のポイントはいくつかあります。

実際にホームページの改善をしようと思っていても、まず何から取り組めばいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか。以下に具体的なポイントを10つご紹介します。

ターゲット層とニーズを意識

どのようなサービスや商品を提供したいかによって、どのようなニーズを持つターゲットを集客したいかが異なります。まずは狙いであるターゲット層を明確にし、そのターゲットのニーズを理解することから始めましょう。

ここでのポイントは「先入観や勘で推測しない」ことです。主観ではなく、客観的な事実に基づいたニーズを調査する必要があります。既存顧客に対してアンケートをとったり、ターゲット層に近い人にインタビューしたりと、利用者の生の声を調査しましょう。ターゲットが求めるニーズを客観的に理解することで、改善方法が具体的に見えてきます。

自社の強みが訴求できているか

ホームページをパッと見た際、何のサービスを提供している企業なのか、どんな特徴がある企業なのか、きちんとユーザーに伝わる仕様になっているでしょうか。人々はインターネット検索や比較サイト、口コミやSNSなどさまざまな情報を閲覧して、サービスや商品の購入を決定します。

自社が特にユーザーに伝えたいポイントがダイレクトに伝わるページでなければ、利用者はすぐに離脱するでしょう。せっかく閲覧があったのに購入に繋がらないといった問題がある場合は、トップページやホームページ全体を改善することも視野に入れる必要があります。

あわせて読みたい

競合他社と自社の比較

競合他社のホームページやウェブサイトを見て、自社のホームページとの違いを分析しましょう。他社のサービスや商品、およびターゲットにしているユーザーを推測することで、自社サイトに活かせるポイントを見つけられるかもしれません。他社の目的を理解した上で、自社との違いを総合的に分析し、対策を練ることが重要です。

SEO対策

SEO対策とはGoogleや Yahoo!などの検索エンジンでキーワード検索がされた際に、自社のホームページが上位に出るように対策することです。上位表示を狙うことでより多くのユーザーにホームページを見てもらえます。上位表示はどの企業も同様に狙っているため、結果が出るまでの難易度は高く、SEOの専門的な知識と技術が必要です。

見込み客に響くコンテンツ作成

ユーザーがホームページを見た際に、悩みが解決する情報は提供できているでしょうか。ユーザーが必要としている情報をしっかりと理解し、分かりやすく伝えることが重要です。

特に伝えたい自社の強みや情報をコンテンツとして作成することで、利用者の閲覧滞在時間を増やす狙いもあります。ユーザーにストレスを感じさせず、快適な情報収集ができるようなコンテンツ作成が必要です。

あわせて読みたい

タイトル文の見直し

利用者が思わずクリックしたくなるようなタイトルになっているのか、今一度見直してみましょう。タイトルは利用者がクリックするかしないかを判断する一番重要な材料です。ターゲットに伝えたいキーワードを先頭に置きましょう。

タイトルが長すぎても効果がなく、キーワードを重複させても意味がありません。ユーザーに分かりやすくするには、専門用語は避けて作成してください。あくまでユーザー目線でホームページ改善を行うことが大切です。

Webサイトのデザイン

使用しているデザインは、ユーザーが楽しさを感じられるでしょうか。文字のフォントやサイズなど、一見細かいことですがユーザーが受け取るイメージは大きく異なります。デザインは人によって好みがあるため、良し悪しを判断するのは難しいかもしれません。

しかし、より興味を持ってもらえるデザインにリニューアルすることでリーチが格段に上がった事例も数多くあります。現状で使用しているデザインに自信があったとしても、今一度見直してみることも大切です。

最新情報の更新

ホームページを一度改善しても、そのまま放置しては意味がありません。

GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」は、定期的に更新され新しい情報が掲載されているサイトを高く評価します。利用者は数年前の古い情報を求めていません。常に最新情報へ更新することで、ユーザーニーズに合致したホームページを作成し、検索した際の上位表示も合わせて狙いましょう。

コンバージョン率の改善

コンバージョン率（CVR）とは、WEBサイトで設定した目標が達成できた成果の割合を示します。ホームページにアクセスしたユーザーのうち、どのくらいの人がコンバージョン（成果）に繋がっているか判断できる材料になります。

例えば、アクセスしたユーザー数のうち1％しか商品購入をしていなかった場合、商品購入時の入力フォームは使いづらくないか、購入までの動線はスムーズかなど見直して改善施策を立てられます。

このコンバージョン率を改善することがホームページ改善には重要なのです。コンバージョン率を上げるために専門的な目線から分析し、必要に応じてホームページ全体のリニューアルも検討しましょう。

Web広告の改善

Web広告は、広告が表示されているだけでは費用は発生せず、ユーザーがクリックして初めて費用が発生します。Web広告の費用はクリック単価×クリック数で決定し、費用対効果が高い傾向にあります。Web広告はクリック数だけ増加しても実際のサービスや商品の購入まで繋げられなければ意味がありませんが、自社のホームページへのユーザー数を獲得する手段としては効果的です。

Web広告は動画や画像などを使用し、さまざまなウェブサイト上で表示できます。すでにWeb広告を導入している企業は、本当にユーザーがクリックしたくなるようなデザインやコンテンツになっているのかを見直しましょう。

あわせて読みたい

SNS広告の活用

今やSNS広告を活用した集客は必須です。SNS広告を利用することで、狙っているターゲットへダイレクトにアプローチができます。各SNSによって利用しているユーザー層が異なるため、自社の商品やサービスに見合ったSNSの活用を検討してみましょう。

結果に基づき改善

実際に改善施策を行っただけでは効果は継続しません。改善施策を行ったあとは、結果を一つ一つ分析する必要があります。どの施策が効果的だったのか、または効果がなかったのか、実際の数値データを確認し、結果に基づいてさらなる改善案を検討しましょう。

ホームページの集客を継続的に行うには、分析と改善を繰り返すことがポイントです。

Webマーケティングの基礎を学ぶ

ホームページの改善をする上でマーケティングの知識は非常に役立ちます。改善施策に対するユーザーの動きを客観的に判断し、目標達成に繋げるまでの新たな施策を提案できるでしょう。アクセス数やコンバージョン率といった数値を計測し、分析することで集客が上がる仕組みを作り上げることが可能です。

Webマーケティングを学ぶことは、業界を問わずさまざまな分野でマーケティング戦略が立てられるため、今後のビジネスにも活かせます。

あわせて読みたい

集客できるホームページの具体的な改善提案

ここでは、集客できるホームページの具体的な改善提案についてご紹介します。自分でホームページの改善を検討している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

自社の魅力を伝えるキャッチコピー

顧客の目を惹くキャッチコピーを検討しましょう。キャッチコピーは、ユーザーの第一印象を左右します。自社のブランドイメージに直結するだけでなく、商品やサービスへの関心を高める効果もあります。

ホームページにおけるキャッチコピーは、ユーザーと自社をつなぐ接点となります。キャッチコピーを変えただけで、コンバージョン率が高く上昇した事例も珍しくありません。顧客の目を惹き、自社の魅力を最大限に伝えられるキャッチコピーを意識してみてください。

キャッチコピーを考える上で大切なのは、伝えたいターゲットを意識してベネフィットを提示することです。商品やサービスのメリットを伝えるのではなく、その商品を購入することでターゲットのどんな悩みが解決できるか、ターゲットが叶えられる未来の姿を伝えることがポイントです。

ユーザーの導線を意識

ホームページは、ユーザーの導線を意識することが大切です。導線とは、サイトにアクセスしたユーザーが、目的のページまで辿り着くまでの道順のことを指します。ユーザーが目的地まで辿り着きやすいような導線を確保することが必要です。

導線の設計を行わないと、ユーザーがどのページを見たら良いか分からず、せっかくホームページにアクセスしたのにすぐに離脱してしまう原因となります。ユーザーの導線を確保することで、最終的に辿り着いてほしいページへ誘導し、サイトの滞在時間も伸ばせるのです。

ユーザー導線を考える上で意識してほしいポイントは「ターゲット（ペルソナ）像」です。アクセスするユーザーのターゲット（ペルソナ）像から「どんな行動をとるか」具体的に予測できるようになります。

また、ユーザーの導線を確保するための具体的な方法として「ナビゲーションシステム」を強化することも大切です。Webサイト内でのグローバルナビやサイドメニュー、パンくずリストの設置なども検討しましょう。

CTAの見直し

集客できるホームページへ改善するために、CTAを見直すことも一つの方法です。CTAとは「今すぐ無料ダウンロード」や「お問い合わせフォーム」など、ユーザーに行動を促すためのボタンのことです。CTAを見直すと、Webサイトにおける目標達成に直結するケースがほとんどです。

ユーザーにアクションを起こしてもらうために、ボタンの配置や色使い、クリックしたくなるような文言やデザインになっているか見直してみましょう。改善した効果を測定するため、事前にヒートマップツールやGoogleアナリティクスを利用し、現状を確認しておくことがおすすめです。

被リンクの設置

被リンクとは、外部サイトから自社のホームページへ飛ぶリンクのことを指します。良質な被リンクが多ければ多いほど、評価されているホームページだとGoogleから認識されるため、多くの集客が見込めるのです。

良質な被リンクを多く獲得できれば、上位表示される可能性が高まります。反対に、質の低い被リンクは検索順位を下げる原因となるため、ページの被リンクを定期的に精査するようにしてください。

良質な被リンクを獲得しているホームページは、ユーザーからの共感を得られるコンテンツを公開しています。まずはユーザーニーズのあるコンテンツ制作を行いましょう。

ユーザーに行動させるコンテンツ制作

高品質なコンテンツとは「ユーザーニーズに合致した価値のあるコンテンツ」だと言われています。では、具体的にどのようなコンテンツなのでしょうか。

ユーザーニーズのあるコンテンツとは、読者が求めている情報が書かれているコンテンツのことです。さらに読者が求めている情報に合わせて、上手く自社商品やサービスの魅力を伝えたり、読者に「役に立った」と思わせる新しい情報の提供が必要なのです。

また、ユーザーに行動させるコンテンツは高品質なコンテンツだと言えるでしょう。コンテンツを読んで「商品を買ってみよう」「購入の前にもっと情報収集しよう」と感じてもらえれば、ユーザーの滞在時間が向上しコンバージョン獲得にも繋がりやすくなります。

コンテンツマーケティングは、自社の魅力を伝えるための有効な手法です。以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい

レスポンシブデザインの導入

集客できるホームページの具体的な改善案として、レスポンシブデザインの導入をおすすめします。レスポンシブデザインとは、PC、スマホ、タブレットなど、あらゆるデバイスに対応して見やすいデザインに自動で表示する手法のことです。

PCでは問題なくWebサイトが表示されていたとしても、スマホやタブレット端末で表示した時にデザインが崩れたり、文字が大きすぎて見にくくなってはいませんか？

ユーザーは、スマホからWebサイトを訪問する方が非常に多い傾向にあります。あらゆるデバイスにも対応したWebサイトを制作することで、ユーザーの離脱率を回避しコンバージョン獲得に繋げられるのです。

デバイスごとのWebサイトを別々に制作するのも一つの方法です。しかし、レスポンシブデザインを導入することで、ホームページの更新作業が一度で済み、デバイスごとのサイトURLを用意する必要もありません。また、Webサイトのメンテナンスがしやすい面もメリットの一つです。

レスポンシブデザインは、ホームページを持つすべての人に注目されている仕様です。ユーザーの満足度向上に繋げるために、どのデバイスからでも見やすいページを制作するように心がけましょう。

お問い合わせフォームの見直し

ホームページの集客効果を向上させるためには、お問い合わせフォームの見直しも行ってください。お問い合わせフォームの改善は、費用対効果が高く即効性があります。

お問い合わせフォームまで辿り着いたユーザーが、どの地点で離脱しているか把握してみてください。フォームに着いた瞬間に離脱しているのか、入力している最中に離脱しているのか、情報を入力した後に離脱しているか、現状を調査してみましょう。

フォームに辿り着いたユーザーがすぐに離脱してしまう原因は、入力項目が多いと感じたからかもしれません。不用に個人情報の入力を促していませんか？お問い合わせフォームは顧客とのファーストコンタクトの場です。住所や勤務先情報などは入力の必要があるのか見直してみましょう。

ユーザーが入力中に離脱する割合が高い場合、情報の入力中にストレスを感じる要因があるのかもいれません。入力項目の順番は適切でしょうか？また、入力の例は表示されているでしょうか？

情報の入力後に離脱している場合は、入力エラーが原因となっている可能性もあります。エラー箇所は明確に表示されているでしょうか？また、他のページへ誘導するバナーやリンクが表示されている場合は、そちらに興味を持ってしまい離脱しているのかもしれません。

小さなポイントですが、ユーザーにストレスを与えず違和感を感じさせないお問い合わせフォームとなっているか見直してみることが大切です。

実績と事例の掲載

実績と事例の掲載は必ず行いましょう。実際にサービスを利用した時のイメージを顧客に持ってもらえれば、コンバージョンに繋がりやすいのです。

どれだけ魅力的な商品やサービスの情報を詳しく掲載していても、それだけでは顧客の信用は獲得できません。実績や実例は、ユーザーの安心感に繋がるのです。

また、実績と実例の掲載は、他社との差別化を図る重要な要素となります。自社のサービスを利用したら「自分にどのようなメリットがあるか」を的確に伝えることで、説得力が増し、利用したいと感じてもらえるのです。

MEO対策

集客できるホームページの改善策として、MEO対策もおすすめです。MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、マップ検索エンジン最適化を指します。Googleマップで検索した際に上位表示させるためのあらゆる施策を行うのがMEO対策です。

実店舗があるサービスを展開している企業に関しては、SEO対策よりもMEO対策を行うほうが集客の即効性が期待できます。MEOは、来店意思の高いユーザーに対してアピールできるだけでなく、口コミで評価されていることが確認できれば、信頼性の獲得にも繋がるのです。

MEO対策は低コストで実施できるだけでなく、比較される競合他社が少ないため、費用対効果が期待できます。また、短期的に集客獲得を目標としている企業にもおすすめです。

あわせて読みたい

Webサイトにおける改善点の見つけ方

実際にホームページの改善を行うとしても、何を改善すべきか分からないとお悩みの方も多いはずです。ここでは、具体的な改善点の見つけ方をご紹介します。

アクセス解析を行い優先順位を決める

ホームページの改善をするとなると、まずはアクセス解析を行い現状を把握する必要があります。アクセス解析を行う際は、具体的な数値を確認することで改善したいポイントが見えてくるでしょう。ここで大切なのは、優先順位を決めることです。「アクセス数を向上したい」「高い離脱率を改善したい」「コンバージョン率を向上したい」これらの目標を限られたリソースの中で無理に行うと、最大限の効果が発揮されません。一斉に対策を講じても、どの取り組みが何に影響して改善されたのか効果測定がしづらいのです。まずは優先順位を決めて、計画を立てるようにしましょう。

アクセス解析を行う際は、以下の点に着目することで改善点が見えてくるはずです。

アクセス数

サイトに訪れたユーザーの数を確認しましょう。そもそもページを見られていなければ、商品購入のきっかけさえ掴めません。まずはアクセス数を伸ばす対策を検討し、認知度向上に努めましょう。

流入経路

ユーザーがどのページから自社サイトに訪れたのか把握することで、ユーザーの属性や行動パターンが見えてきます。SNS広告から流入したユーザーは、流行りやトレンドに敏感な若い世代が中心となっているかもしれません。

キーワード

ユーザーがどんなキーワードを検索してサイトに訪れたのか確認することで、ユーザーニーズが把握できます。設定したキーワードよりも、別のワードが多く検索されていれば、ユーザーの知りたい情報が的確でない可能性があります。

コンバージョン

一般的にコンバージョン率は平均2〜3％と言われています。0の場合はさまざまな要因が考えられますが、まずは入力フォームにユーザーへのストレスがかかっていないか見直してみましょう。入力項目が多かったり、選択項目が少なかったりすると、ユーザーは負担を感じてしまいます。

滞在時間

自社の商品やサービスの魅力を深く知ってもらうためには、より長くサイトに滞在してもらい、商品の情報やサービスの詳細が書かれたページ、コラムなどを最後まで読んでもらう必要があります。自社のブランドイメージを認識してもらうためにも、より長くサイトに滞在してもらう施策を検討しましょう。

直帰率

直帰率とは、ユーザーが自社サイトを訪れたあとに、他のページを見ずそのままサイトを離脱した人の数値です。自社サイトのあらゆるページを回遊してもらえるように対策を立てましょう。

ユーザーの購入プロセスを意識

ホームページの改善点を見つけるために、ユーザーの購入プロセスを意識しましょう。例えば、あなたが商品を購入する場合の行動を考えてみてください。広告やニュースを見て興味が湧いたあなたは、クリックして情報を確認したり、検索エンジンで調べて情報収集をするでしょう。そして、似たような商品が他の企業でも取り扱っているか、実際に購入していた友人に話を聞くこともあるかもしれません。このように、一般のユーザーも商品を購入する前には、入念な比較・検討を行い、商品を購入します。

これらのプロセスごとに、どのようなアプローチが最適なのか戦略を検討することが大切です。自社に興味を持っているユーザーが多ければ、コンテンツを強化する施策が有効でしょう。アクセス数が多いのに、SEO対策ばかり注力しても、肝心な購入には繋がりません。ユーザーの購入プロセスを意識することで、それぞれのフェーズで達成できていない課題が見えてくるでしょう。

競合分析を行い市場を調査

ホームページの改善点を発見するには、競合分析を行い市場を調査することも大切です。多くの売上を上げている企業のホームページをよく見てみましょう。企業の営業方針によって狙っている市場も異なれば、アプローチの仕方も異なります。どんなに業界で大きな利益を上げている企業でも、よくよく見てみたら弱点が必ずあるものです。他社をよく知り、市場の動向を調査することで、自社の現在地も客観的に把握できるようになります。

過去の数値を比較し課題点を抽出

課題点を発見するためには、過去の数値と比較してみることがおすすめです。アクセス解析を行う際には、過去のデータを参照し比べてみると良いでしょう。変化に波があれば、その要因を細かく探ることが大切です。過去の状態と現状を比べることで、改善された点とそうでない点が特定できるため、より効果のある対策を検討することができます。

あわせて読みたい

ホームページ改善時の注意点とよくある失敗

ここでは、ホームページ改善時の注意点をよくある失敗談も交えてご紹介いたします。ホームページの改善を行うのなら、以下の3つに注意して進めましょう。

なんとなく勘で改善する

ホームページを改善する際、根本的な原因や問題点が不明なままなんとなく改善施策を行ってしまう企業は多くあります。なんとなく勘で改善しても、期待する効果は得られません。しっかりと原因を分析し、目標設定を行い、問題点に対する改善施策を検討するといった一連の手順を踏むことが大切なのです。

やみくもに改善施策を実施する

出てきた問題点に対する改善施策が複数ある場合、優先度の高いものから実施していきましょう。あれこれ一気に改善施策を実施してしまう企業は珍しくありません。しかし、同時に改善施策を実施すると、どの施策がどのくらい効果が出たのか、または全く効果が得られなかったのか判断しづらくなります。ホームページ改善はすぐに効果が出る場合もありますが、時間をかけて何度も調整を行いやっと効果が出てくる場合がほとんどなので、根気よく継続することが大切です。

自分視点で改善する

よくある失敗が、自分視点でホームページを改善してしまうことです。自分が分かりやすいコンテンツだと思っていても、アクセスするユーザーにとっては専門用語が多く分かりにくいのかもしれません。自分で利用しやすいと感じていても、初めてアクセスしたユーザーは、どこになにが掲載されているのかサイト構成が分かりづらいと感じている可能性があります。

担当者が自分の思い込みでホームページを改善しても効果は出にくいです。ホームページの改善は「ユーザー視点」で行うことが重要になります。

あわせて読みたい

集客効果が高いホームページの改善には

ホームページの改善において重要視するポイントは集客です。ただホームページのデザインを新しくしたりコンテンツを増やしたりするだけでは集客に繋がりません。「SEO対策」「アクセス分析」「コンテンツ強化」など、さまざまな施策を実施することで集客効果が表れてきます。

しかし対策をとっていく中で、ホームページ制作の知識や技術がなければ初心者では難しいと感じるかもしれません。そんな時はWeb集客の専門家に相談することも検討してみてください。

Web集客の専門家に依頼するメリットは以下の3つです。

円滑なホームページ改善

Web集客の専門家に相談することで、円滑なホームページ改善が行えます。冒頭でご紹介したとおり、ホームページの改善には重要なステップが存在します。一つずつ見直しながら手順に沿って進めていくことで効果のあるホームページ改善ができるのです。

しかし、Web知識のない担当者がホームページ改善のステップを一から行うのは、相応の時間がかかるでしょう。Web集客の専門家なら、豊富な経験と実績を踏まえて分析してくれるため、目標と現状の見直しを行った際に弊害となっている問題点がすぐに発見できます。

何が課題となっているか、何を改善するのが適切か、プロでなければ判断が難しいケースもあるのです。もしも自社でホームページ改善のステップを踏んだのにも関わらず効果が現れない場合は、豊富なWeb知識を兼ね備えた専門家に相談してみることをおすすめします。

めぐみやのWeb集客コンサルティング

Webサイトを活用して売上と利益向上を目指しませんか？
めぐみやが集客からサイト運営まで一貫してサポート致します。

高度なセキュリティ体制の構築

Web集客の専門家に相談することで、高度なセキュリティ体制の構築ができます。ホームページ改善には、セキュリティ対策もかかせません。多くの集客を獲得できたとしても、サイバー攻撃を受けてしまえば一瞬で自社の信頼が地に落ち、重大な問題に発展してしまうでしょう。

機密情報や顧客の個人情報が流出してしまったり、Webサイトを悪用されたり、データを改ざんされたりなど、ホームページを持つすべての人が同じリスクを背負っています。

特に顧客情報を取り扱う企業であれば、高度なセキュリティ体制の構築が必要不可欠です。ホームページの改善と同時に、セキュリティ体制の見直しを行いましょう。

クオリティの高いホームページ

ホームページは自社におけるブランディングの一種です。企業の顔であるホームページを作り込むことは、顧客が受ける第一印象を左右します。Web集客の専門家に依頼することで、クオリティの高いホームページ制作が可能です。自社のターゲットに応じた高度なデザインや高品質なコンテンツ制作を提案してくれるでしょう。また、競合他社との差別化を図れるオリジナルのホームページ制作が可能となるのです。

あわせて読みたい

まとめ

ホームページの改善はきちんとステップを踏んで、ポイントを理解した上で実施する必要があります。そのためにはマーケティングの知識が必要不可欠です。ターゲットのニーズを理解し、分析結果に基づいて改善施策を立てることが鍵となります。また、常に最新の情報を更新し、見直しと改善を繰り返すことで徐々に効果が表れるでしょう。

集客効果が高いホームページの改善を行うためには、本記事でご紹介したポイントを押さえて進めてみてください。くれぐれも自分の勘で改善したり、やみくもに対策を実施するのは避けましょう。

ホームページ制作の経験がない方には難しいかもしれませんが、知識を理解するだけで集客を増やす近道になるでしょう。「アクセス分析」や「SEO対策」などといったマーケティング知識は、専門家に依頼することで確実な集客に繋げられます。

専門家に依頼すると、集客面だけでなく高度なセキュリティ体制の構築やクオリティの高いホームページ制作が期待できます。多少の費用はかかりますが、作業効率と成功率は高いため、確実にホームページの改善が可能です。

ホームページ改善に関するよくあるご質問

最後によくあるご質問をいくつかご紹介致します。
みなさまのWeb集客にお役に立てば幸いです。
その他、ご不明な点がございましたら以下のリンクよりお気軽にご相談下さいませ。
無料オンライン相談はこちらからどうぞ。