ホームページのアクセス分析とは？Web集客の専門家がアクセス解析を徹底解説

記事の監修

株式会社めぐみや
代表取締役社長

大浦 理

Google Partner 認定 無料相談する

「はじめてのWebサイト運用・集客入門」著者

Web集客・マーケティングの専門家として、13年間にわたり厳格な基準と緻密な戦略をもって中小企業の成功を導く。
一時的な集客の手法に頼ることなく、中長期的な効果を持続させる本質的なWeb集客の構築に注力。
『恵ある集客を。』をスローガンに掲げてクライアント様のサービスや商品の核心的な魅力を、的確にターゲットに伝えることを重視したWebサイト運用をサポート。

ホームページのアクセス分析は、ホームページを改善する上での重要な工程です。

「ホームページを制作したのに顧客が増えない」
「ホームページでキャンペーンの告知をしたのに効果がない」
「ホームページを開設してしばらく経つのに購入に繋がっていない」

とお悩みではありませんか。

ホームページのアクセス解析でわかること、アクセス解析を行う際の注意点を抑えておくことで、アクセス解析結果からホームページを改善するための最適な方法が見えてくるでしょう。

本記事では、ホームページ改善におけるおすすめのアクセス解析ツールもご紹介します。自分自身でアクセス分析を行う必要のある方は必見です。

ホームページのアクセス解析とは

ホームページのアクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーのデータを分析することです。どんな人がホームページに訪問し、どのページを閲覧し、どれほどの時間滞在したのか、それぞれの数値を見て分析することが「アクセス解析」になります。

アクセス解析の目的と必要な理由

ホームページのアクセス解析の目的は、ホームページの課題を発見し、改善点を洗い出すことです。企業におけるホームページには、必ず達成したい目的や目標があります。アクセス解析をすることで、現状の問題点と同時に新たな施策が見えてくるため、目標達成に繋げられるのです。

また、ホームページの現状を把握することで、行っている施策の効果が検証できます。ホームページの改善点を見つけるために、アクセス解析を行うことは非常に重要なのです。

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アクセス解析でわかること

ホームページのアクセス解析は、具体的にどこまで分かるのか疑問に思っている方もいるでしょう。アクセス解析でわかることは、主に以下の6つになります。

• ホームページへの流入経路
• ユーザーの属性
• ユーザーの行動
• アクセス数（PV数）
• 検索キーワード（クエリ）
• 目標に対する成果

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ホームページへの流入経路

ホームページのアクセス分析を行うことで、ユーザーの流入経路が分かります。自社のホームページを訪問した人が、どんな経由でサイトを訪れたのか知ることは大切です。

検索エンジンから来たのか、広告から流れてきたのか、SNSまたは他サイトを経由して来たのか、ユーザーはさまざまな手段でホームページを訪問します。

集客施策やプロモーション活動を行う際は、効果があるか検証するためにアクセス分析を行うこともあるでしょう。ホームページを改善するためには、ユーザーの流入経路を明確にしておくことが、成果を出すきっかけとなります。

ユーザーの属性

ホームページのアクセス分析を行うことで、ユーザーの属性が分かります。ホームページを閲覧している年代や性別、さらに使用しているデバイスやブラウザが分かれば、より効果のある方法を見つけられるかもしれません。

20代の女性に向けたコンテンツを公開しても、実際に自社のホームページへアクセスしているユーザーが40代の男性が多ければ、あまり効果は期待できないでしょう。

訪問したユーザーの属性データを分析することで、自社のターゲットとしている顧客がホームページにアクセスしているか、今後アプローチをするターゲット層は的確か判断する材料となります。

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ユーザーの行動

ホームページにアクセスしたユーザーの行動をリアルタイムで把握することが可能です。Webサイトのどのページに何人アクセスしたか、どの地域やサイトから訪れているのかなどの詳細な情報が分かります。

ホームページ分析ツールを活用することで、Webサイトを訪問した人の総数、滞在時間、直帰率の把握も可能です。どのコンテンツがどれだけ見られているのかを明確に知ることで、見直すべきページの改善点が見えてきます。

アクセス数（PV数）

アクセス分析を行えば、ホームページのアクセス数やページビュー数（PV数）が分かります。

ページビュー数とは、ある特定のページにおける閲覧回数のことです。同じユーザーが複数回ページを見た場合、PV数は増加します。また、それぞれのページへの閲覧はカウントせず、ホームページ自体の閲覧回数を表すセッション数も分かります。

PV数やセッション数を分析することで、よく読まれている人気記事やコンテンツが簡単に把握できるのです。なぜ数値が伸びているのか仮説を立て、さらにコンバージョン率を向上させるための戦略を立てることが可能です。

検索キーワード（クエリ）

ホームページにアクセスしたユーザーが、どんなキーワードで検索したのかが分かります。検索キーワードは、ユーザーの属性によっても変化します。検索エンジンで入力したキーワードを分析することで、ターゲットの属性や悩み、求めている情報が推測できるのです。

自社のホームページが見られるきっかけとなる検索キーワードが分かれば、自社で設定しているキーワードが最適か判断できるため、SEO対策にも繋がります。

目標に対する成果

ホームページのアクセス分析をすることで、コンバージョン（成果）の件数も把握が可能です。コンバージョンとする内容は、商品購入やお問い合わせ件数、無料の資料請求やサービスのお申し込みなど、企業によって異なります。何をコンバージョンとするか事前の設定を忘れずに行うことが大切です。

アクセス数やクリック数が増加したとしても、コンバージョンに繋がっていなければ意味がありません。コンバージョンの数値を理解しておくことで、効果的な戦略が行われているか振り返りましょう。検証と改善を行い新たな施策を実施する「PDCAサイクル」を回すことが、成果の出るWebサイト制作に繋がります。

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アクセス解析の代表的なツール

ここでは、代表的なアクセス解析ツールをご紹介します。ホームページを運用する方は、無料で利用できるGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを活用することがおすすめです。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールになります。Googleアナリティクスの最大の特徴は、ユーザーがホームページにアクセスした後のデータが分析できることです。

Googleアナリティクスで分かる主な解析データは以下になります。

• ユーザー属性・・・・・年代や性別
• テクノロジー・・・・・利用しているブラウザやOS
• ページビュー数・・・・閲覧したページ数
• 直帰率・・・・・・・・1ページのみ閲覧し、すぐにWebサイトを出た確率
• 離脱率・・・・・・・・特定のページからサイトを離脱した割合
• セッション数・・・・・訪問回数
• 流入経路（チャネル）・・・どこを経由してWebサイトに訪問したか
• 滞在時間・・・・・・・どれくらい滞在したか
• ランディングページ・・最初に閲覧したページ
• コンバージョン率・・・最終的に成果に繋がった割合

ホームページでアクセス分析を行う上でのさまざまな基本データが確認できます。マーケティング施策やプロモーション戦略を考える際に、Googleアナリティクスは非常に便利な解析サービスなのです。

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Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールも、Googleが無料で提供しているデータ分析ツールになります。Googleサーチコンソールの最大の特徴は、ユーザーがホームページにアクセスする前のデータが分析できることです。また、Googleアナリティクスと異なる点として、自社サイトの掲載順位や問題点などの現状を把握するために役立つサービスとなります。

Googleサーチコンソールで分かる主な分析データは以下になります。

• 検索キーワード・・・検索エンジンでどんなワードを検索したか
• ULR検査・・・・・・インデックスの有無
• セキュリティ・・・・サイトが抱えている問題点やペナルティの状況
• 被リンク・・・・・・外部および内部リンクの状況

Googleアナリティクスを活用すれば、ホームページのパフォーマンス状況が把握できるため、SEO対策を行う上で役に立ちます。

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アクセス解析結果からホームページを改善する方法

アクセス解析ツールを利用して分かる情報が整理できたところで、具体的なホームページ改善方法をご紹介します。アクセス解析した結果から、今後の改善策を策定するヒントにしてみてください。

直帰率が高い場合

ホームページの直帰率が高い場合、ユーザーはサイト自体をよく読まずにページを離脱しているということです。つまり、Webサイトを訪問した瞬間に「情報が載ってなさそう」「自分が求めているサイトではないかも」と感じてしまったのかもしれません。

ターゲットが求めている情報は適切か、悩みが解決するコンテンツとなっているか改めて見直してみましょう。また、ホームページのデザインを変更してみるのも良いかもしれません。ユーザーにとって分かりやすいレイアウトになっているか、トップページだけでなく他のページを見直してみることも大切です。

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離脱率が高い場合

ホームページの離脱率が高い場合、ユーザーにとってそのページが使いにくいのかもしれません。ユーザーにとって有益な情報が載っていなかったり、スムーズな申し込みができないと感じてしまえば離脱する原因となります。

お問い合わせや申し込み時の入力項目を見直し、ユーザーのストレスとなっていないか確認してみてください。PCだけでなくスマートフォンからも見やすいページになっているか確認することも大切です。ユーザーにとって、ストレスなく利用しやすいWebサイトにすることが成果を出すための秘訣となります。

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閲覧数が低い場合

ホームページの閲覧数が低い場合は、検索エンジンで上位表示がされておらず、アクセス数が足りていないのが原因です。ホームページを最新情報にアップデートするだけでなく、ユーザーの役に立つコンテンツ内容となっているか見直してみましょう。

設定しているキーワードが最適か分析を行うことも大切です。ユーザーが検索窓に入力するキーワードから、顧客の求めている情報が分かります。また、キーワードの検索ボリュームが高ければ、上位表示させる難易度も高いものです。関連キーワードや複合キーワードを踏まえた検索ワードへ修正するのも良いかもしれません。

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コンバージョン測定ができていない場合

アクセス解析の結果から、コンバージョン測定ができていないと発覚するケースもあります。コンバージョンの測定には、適切にコンバージョンタグを設置する必要があります。Webサイトに貼り付けているコンバージョンタグがオフになっていないか、タグが重複していないか、間違えて別のタグを配置していないか確認してみましょう。

また、データの反映には時間がかかります。正しく設定していたとしても、情報はすぐに更新されないため、時間を置いて確認することもおすすめです。

アクセス解析を行う際の注意点

ここでは、ホームページのアクセス解析を行う際の注意点をご紹介します。自分でアクセス解析を行う方は、以下の点を意識してみてください。

目標の明確化

自社のホームページにおける目標を明確にしておきましょう。ホームページで何を達成したいのか、ゴールを定めることは必要不可欠です。売上増加を目標とするのか、採用活動の推進を目標とするのか、認知拡大を目標とするのか、最終的に達成したい目標を明確にしてください。目標を定めたら、担当者だけでなくしっかりと社内で共有することも大切です。

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過去のデータと比較

現状把握や競合分析も大切ですが、自社の過去データと比較することも忘れずに行いましょう。月単位・年単位で過去データを振り返ることで、ホームページの傾向をより詳細に把握できます。ホームページのアクセス解析データは、企業の活動やプロモーション、集客施策などイベント毎に連動しているケースが多いものです。長期的なデータを見直すことで、新たな発見が生まれるかもしれません。

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ユーザーのニーズを把握

ホームページのアクセス解析を行う上で、ユーザーのニーズを把握することが最大のポイントとなります。アクセス数に伸び悩んでいる、コンバージョンに繋がらないとお悩みであれば、ホームページ内の情報が足りていなかったり、サービス内容が上手く伝わっていないのが原因かもしれません。ユーザーの興味・関心を惹くような内容と、ユーザーが欲しい情報の提供を常に意識しましょう。

外的要因の影響も検討

ホームページでのアクセス分析結果には、外的要因も存在します。競合他社が行う集客施策や広告掲載が、自社のWebサイトに影響しているかもしれません。また、市場の変化やトレンドの動向、イベントやSNS、近年では新型コロナウイルスの影響も大いに関係している場合もあります。自社のマーケティング施策やプロモーション活動が一概に原因となっているわけではありません。

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二重計測に注意

アクセス解析を行う際は、二重計測に注意してください。二重計測とは、複数のトラッキングコード（計測コード）が設置されることで起こる現象です。ユーザーの閲覧回数が倍になったり、その影響で直帰率が低く測定され、正しいデータが表示されません。Googleアナリティクスを利用して、直近の数値の動きを把握することで、二重計測されていないか確認しましょう。

おすすめのアクセス解析ツール

自分でアクセス解析を行いたい方に向けて、おすすめのアクセス解析ツールを7つご紹介します。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール以外にも、解析ツールサービスはいくつか存在します。

Similar Web

Similar Web（シミラーウェブ）は、競合他社のサイト分析が行えるマーケティングツールです。自社のホームページと他社のWebサイトとの比較機能が利用できるのがSimilar Webの特徴です。有料機能も存在しますが、基本的な解析機能の利用は無料版でも十分にできます。

FC2アクセス解析

FC2アクセス解析は、専門知識がない初心者におすすめの解析ツールです。アクセス状況が分かりやすくシンプルに展開されているため、操作しやすいのがメリットです。人気の検索キーワード解析や、クリック解析など、SEOに関する分析に適したツールとなっています。

アクセス解析研究所

アクセス解析研究所は、より詳しくアクセス分析がしたい方におすすめのツールです。解析できるデータの種類が豊富なため、徹底的な分析を行えるのが特徴です。無料で利用でき、解析結果ファイルをGoogleドライブへ保存できるため、データの蓄積も行えます。

忍者アクセス解析

忍者アクセス解析は、すべての機能が無料で利用できるリアルタイムアクセス解析ツールです。訪問者の一人一人の行動を把握したり、相互リンクの効果測定をしたり、不正アクセスの監視をしたりなど、さまざまな用途で活用できることが特徴になります。携帯からも利用でき、アクセスログは4ヶ月分まで保存が可能です。

AIアナリスト

AIアナリストは、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールのデータと連携して利用できるツールです。AI技術を活用し、具体的な問題点や改善案を提示してくれるのが特徴になります。有料プランは月額2,500円（年額）ですが、まずは無料プランにて使用感を確認してみるのがおすすめです。

User Heat

User Heat（ユーザーヒート）は、無料利用できるヒートマップツールになります。ユーザーによく見られている部分とそうでない部分が色分けされ、直感的にデータを認識できることが特徴です。ユーザーに読まれていない部分や、クリックされていない部分を可視化することで、コンテンツの改善すべき箇所が分かりやすく把握できます。

User Local

User Local（ユーザーローカル）は、企業向けのアクセス解析ツールです。完全無料で利用でき、基本的なアクセス解析項目が簡単に把握できるのが特徴です。リアルタイムデータやブラウザ分析も確認でき、全アクセスデータの計測もできます。

まとめ

ホームページのアクセス解析の目的は、ホームページの課題を発見し、改善点を洗い出すことです。ユーザーの行動やコンバージョン率を分析することで、的確なホームページの改善策が見えてくるでしょう。

まずはGoogleが提供する無料アクセス解析ツールを利用して、ホームページの現状を把握するのがおすすめです。アクセス解析した結果から、原因を追求し仮説を立て、新たな施策を実施するPDCAサイクルの繰り返しを意識することが大切です。

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ホームページアクセス解析に関するよくあるご質問

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